見出し画像

苦しみを軽くする方法。

人生には厄介なことが色々と起きますね。

自業自得でやってしまったことや、突然降りかかってきたことや、ボタンの掛け違いで起きてしまったことや、状況は様々でしょうが、「なんでこんなことに・・・。」っていう苦しい出来事というのは起きてしまうものです。

そして、人はその起きてしまったことに関して強い苦しみ・悲しみを抱くわけですが、何をどうしても、その出来事をなかったことには出来ません。

なので、毎日毎日、その苦しみ・悲しみに心と体を蝕まれながら、涙を流して耐えるような日々が続く。


苦しみ・悲しみを癒してくれる薬に「時間」というものがありますね。

どれだけ苦しくて悲しいことでも、1ヶ月、1年、10年という年月が経てば、最初の苦しみが同じ形で存在し続けるということは稀です。

ただ、当たり前ですが、「時間」という薬には、膨大な時間が必要です。

即効性はない。

「時間」というもの以外に、苦しみ・悲しみを癒やす方法があるとしたら、それは、「誰かにわかってもらうこと」であると思うんですね。

人はね、苦しみ・悲しみの最中にいる時に、起きた出来事に対する苦しみを感じるのと共に、どこかで「私だけがこんなにつらい・・・。」っていう苦しみも同時に抱えています。

それはね、「誰かにわかってもらうこと」で相当に軽減します。

悩みが解決しなくても、問題が消滅しなくても、「誰かにわかってもらう」「わかってくれる誰かがいる」ってことを確かに感じられた時に、その苦しみや悲しみは軽減する。

でもね、多くの場合、特に日本人はそういう特性が強いのかもしれませんが、「誰かに迷惑をかけたくない」っていう思いが強く働いて、誰かに相談したり、泣き言を言ったり、愚痴を聞いてもらったりすることを遠慮してしまいがち。

また、話を聞く方も、「わかってあげる為に聞く」っていう姿勢ではなく、「何か良いアドバイスしよう。」「何か良い話をしよう。」「一気に気持ちを変えさせよう。」っていうことをしてしまいがちなところもあります。

特に男は。


なので、「自分の苦しみ・悲しみをわかってくれる人」を探すのは簡単ではなかったりしますが、「同じような痛み・同じような悲しみ」をかつて感じたことがある人ならば、聞いてくれてわかってくれる可能性が高い。

「なんでもかんでもとにかく答える」ってことではなく、「会話に無言の間をもたせられる人」も話をしっかりと聴いてくれる可能性が高い。

あなたのことを心配してくれる人も、ちゃんと話を聴いてくれる可能性が高い。

特に、ある程度、年を食っている大人ならば、「困った時はお互い様だよ。」ってことを、その長い経験から知っているので、話を聴いてくれる人は多いと思うんですね。

「苦しみ・悲しみを出し、それを他人に受け入れてもらうことでそれらは軽減される」ってことを信じて、ちょっとでも誰かに話してみたらどうでしょうか?

サポートありがとうございます!! 頂いた応援でエビスビールと芋焼酎とラーメンを頂いて、本を買います!