見出し画像

「カジサックチャンネル」100万人突破について。

「キングコングの梶原」についての最初の記憶は、「岡村隆史の劣化バージョン」ってことでしたね。

「はねるのとびら」の人気が上がってるってことで、ちょっと見てみましたが、全く面白くなく、この騒いでいるチビは「岡村さんの下位互換でしょ」以外の感想を持つことはなく、それ以降、その番組を見ることは全くなくなりましたし、キングコングを追うことも全くありませんでした。

最初の印象が、「全然面白くない」というものだったので、その後も、「興味がない」としか言いようがない状態が続き、完全放置された感じでしたかね。

そんな状態でしたし、「Youtuberになって100万人登録いかなかったら芸人引退する」って言っていた時も、そういえば、こいつは、前にM-1の時も、「優勝できなかったら離婚する」とかっていうクソ面白くもないことを言っていたし、相方もすでに芸人やめているし、ホント、ずっとしょうもねえよなあ、っていう感想しか持ちませんでした。

なので、カジサックチャンネルというものも、当然、最初の回をチラッと見ただけでスルーしていました。

やっぱ、面白くねえな、と。

でも、その波がちょっと変わったのが、南海キャンディーズの山ちゃんとの対談動画を見てから。

その対談が物凄く面白かったんですね。

私は昔から対談動画が好きなので、よく見てました。

徹子の部屋とかいいともみたいに、ホストにそれほどの魅力を感じていない、ってものは別として、「さんまのまんま」とか、「ボクらの時代」とかは大好きでよく見てましたし、その他にもスポーツ選手なんかへのロングインタビューみたいなのも好きでよく見てましたが、梶原さんはね、思ったよりずっと話を引き出すのが上手いんですね。

昔のニュースステーションの久米宏みたいに、自分の言いたいこと聞きたいことばかりを聞いて、自分が喋りまくって、不快感が残るみたいなことがありません。ホントね、滅多にテレビに出ない中田英寿がやってきた時にどうでもいいことばかりを聞いていて、小宮悦子がまともな質問をしようとするのに、それも邪魔していて、「ふざけんな、このボケ!」って記憶しかありません。

でも、梶原さんは、「僕が聞きたかったんです!」って言いながら、視聴者が聞きたいこと、知りたいことをきっちりと聞いてくれて、で、適度に笑いも取れる。

ホントね、昔は全く面白いと思えなかったんですが、動画で見ると、その笑いが自然に面白い。

それは、彼も言っている通り、「昔は芸人としての腕がまったくなかった」ってところもあるのでしょうが、「自分がホストになって、小ボケをはさみながら盛り上げていくというスタイルで進めていくYoutubeチャンネル」の仕様がはまっているんでしょうね。

そして、全く認識していなかったんですが、物凄く礼儀正しくて、丁寧で、芸人をリスペクトし、相手を尊重していることも伝わってくる。

それが嘘ではないだろうことがわかったのはね、自分の子供たちとの動画での、声掛けや言動を見て、子供たちの梶原さんの反応を見て、素直に「尊敬され、好かれている親父なんだな。」ってことがわかったからです。

私は、子育てはしたことはないですが、若い頃、多くの「子供たち」と接し、多くの「子供と接する大人」と接してきたので、自分の言動と相手の反応で、その人がどういう人なのかは大体はわかるつもりです。

少なくても、「対こども」ってことにおいてはね。

ってことまで含めると、動画を見る限り、子供たちと大変良い関係を作れているオヤジである、ってことは、誰にでもわかるレベルで明白なわけです。

ホント、あれは誰にでも出来ることじゃないよ。

もちろんね、芸人とのコネクションがある、嫁がキレイ、子供たちがかわいい、ていうアドバンテージはあるものの、芸人との関係は、自分で作り上げたものだし、美人な嫁をつかまえたのも自分の力だし、子供がかわいいのと、特に下の子2人が天才的に面白いのは運の要素がでかいですが、それも「自分の家族」なわけで、別にどうこう言われる筋合いのものでもない。


ま、何が言いたいかと言いますとね、「カジサックチャンネルは面白い!」ってことです。

私がチャンネル登録しているのは、海外のキャンプ系の動画とサッカー系の動画と料理系の動画が10本くらいあるだけで、毎日見ているのは「カジサックの部屋」だけです。

そんくらい面白いと思いますよ。

今のところ。

特に、「堤下の実家に行って、ボケをかましながら料理をして、みんなで楽しく御飯を食べる動画」とかおもろすぎて、楽しすぎて、幸せすぎて、何度見ても良い気分になれます。


日本には、Youtubeの登録者数が100万人を超えている人は、150人しかいないそうですが、芸人で唯一そこに入ってきたわけですね。

私は、当然、Youtuberの全部をチェックしているわけでは全然ないですが、やはりね、「喋りとかボケの面白さは、芸人にはかなわねえな・・・。」ってことをシミジミ感じます。

悪いけど、◯じめしゃちょーとかの動画、何が面白いのか、私には全くわかりません。

企画力とか行動力とかは凄いのだろうけれど、私が求めているのは、「コンテンツの意味の重要度」であるので、やはり、喋りが上手くて笑いをとれる人にはそうそう勝てるものではなく、あと、1年、2年経てば、Youtubeの上位には芸能人が当たり前にいることになっているのかもしれません。

というわけでね、公約通り100万人行ったことは凄いですが、それより、「全っっっっく面白いと思っていなかった芸人のYoutube動画」に、こんなにはまっている自分がいることが驚きだったぜ!!というお話でした。

サポートありがとうございます!! 頂いた応援でエビスビールと芋焼酎とラーメンを頂いて、本を買います!