マイナス感情を出していくこと。
つい先日、マイナスなアレコレは出さない方がいい、ってことを書いたんですが。
もちろんね、「この前、言ったことは全部ウソでした~♪」とかってことを言うつもりはありません。
正確に言えば、「マイナスなアレコレ」と分類するのが正しいことを言っていこう、ってことではなくてね、「好き嫌いを普通に伝えよう」ってことですね。
人間関係が上手くいかない結果になる、もっとも重いベースになるところって、「わかってくれない・わからない」ってことだと思うんですね。
わかってくれない。
理解してくれない。
認めてくれない。
同意してくれない。
承認してくれない。
許可してくれない。
色々と言い換えてみましたが、結局どれも、「相手が、自分のことをわかってくれない」っていう不満の発生が、大きくなってしまったものだと思うんですね。
それを、ずっと許容出来る人もいれば、途中でギブアップしてしまって関係を終えてしまう人もいるでしょう。
それは、様々なプロセスと結果によるのでしょうが、ここで大事なことは、自分がマイナスだと感じていることを、相手に伝えているのか?っていう方法論です。
よくね、男女の関係性なんかのお話、恋バナなんかになると、「どこからが浮気か?」ってことが話題になったりしますね。
「キスじゃない?」
「いや、私はハグもイヤだ。」
「え~、ハグぐらいなら全然オッケーだけどね~。」
とかって感じで。
先日、聞いて笑ったのは、「直接、性器を触ったらアウト」というものでしたが、それもね、人によるわけじゃないですか?
「直接性器タッチ」がデッドラインの人と、「手を繋ぐ」ことがデッドラインの人ではね、相手の対応は当然変わります。
例えばね、私の例で言えば、女子とは普通~~~~~~~にハグします。
握手するよりハグします。
3度の飯よりハグします。
そういうタイプの人間である私に、「手を繋ぐことすら浮気」なんていう概念はないため、そういう考えを持つ彼女と付き合ったらば、一瞬で関係は破綻しますね。
もしくは、彼女がそれを見る度に、嫉妬を重ね、ストレスを貯め、私を殺害する計画を練り始めることになるかもしれません。
そういうのを防ぐにはどうしたらいいか?って言えば、伝えることです。
「あなたは、何の余計な気持ちも持たずに挨拶としてハグしているだけかもしれないけれど、私はそれがとてもイヤなんです。」
って。
言わなきゃわからないんですよ。
そして、言っていいんです。
これが悪口とか愚痴とかと全く違うのは、「私はそれがイヤなんです。」っていう自己開示と、気持ちの表明なだけなので、相手を意図的に傷つけようとか、ダメージを負わせようとかっていう負の感情は全くない。
食べ物の好き嫌いを言うのと同じこと。
でもね、それを言うことすら躊躇してしまっている人って、結構いるんですね。
「言ったら、イヤな思いをさせてしまう・・・。」って考えて。
たださあ、そのやさしさはわかるんですが、あなたはそれを我慢しているんでしょ?
我慢し続けているんでしょ?
それ、一生、続けるの?
一生、我慢できる程度のことならば、我慢してもいいけれど、それが無理そうだったら早めに言ったほうがいいと思うんですね。
そして、「我慢しようと思っていたけれど、やっぱり我慢出来ない」ってなるとね、どこかでプチンと堪忍袋の尾がキレた時点で、色んなものもキレますよ。
そこで、「自分がずっと我慢してきた」っていう思いが怒りに変わる可能性も高い。
なのでね、自分の好き嫌いを、当たり前に、普通に、サラッと言っていくことをオススメします。
それこそ、「パクチーが苦手なんだよね。」「セロリがダメなんだよね。」ってことを言う感じで。
それを伝えておけば、相手が、3日連続でタイ料理に連れて行くようなことはしないでしょう。
普通は避けてくれますよ。
それなりの対処をしてくれる。
言ってくれれば。
伝えてくれればね。
あ、大事なことを言い忘れました。
これを言う時は、「怒りを込めずに」言って下さいね。
怒りを込めると悪口になります。
相手を責める言葉になります。
実際に怒りの感情があったとしても、とりあえず、最初は、怒りを込めずに言って下さい。
相手が、そのことを全く知らず、そのことに気づかず、全く悪気もなくやっている可能性だっていくらでもありますから。
そこで、怒りを込めて注意や説教的なものになると、まあ、こじれます。
なので、食べ物の好き嫌いをサラッと言うように、自分の人生のアレコレの好き嫌いも、サラッと伝える。
「多分、この人とは2度と会わない。」って人ならばね、「飯を食う時にクチャクチャ音を立てんなよ。」ってことはいう必要はないでしょう。
2度と会わないんだから。
でも、この先、長く付き合っていくだろう人、長く付き合って行きたい人であれば、言っておいた方が良いことはたくさんあります。
もちろん、相手にもよりますので、全然、仲が良いわけでもない夫の実家で、「お義父さん、加齢臭がきついのでこの家には来たくありません。」とかってことは言わないほうが良いと思われます。
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