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自転車旅 第11話 『ニートが京都に行ける訳ないだろ』


6月4日。

旅をして9日目。

先日、諸事情によってnoteを更新出来なかったので、本日からまたやっていくのでよろしくお願いします。





「ニートが京都に行けるわけないだろ」


そんな声が何処かから聞こえた。







・大津



・7時


少し遅めの起床。

朝の田舎は最大級に気持ちがいい。

快活CLUBにまたお世話になってしまったため、朝ご飯は快活CLUBの朝飯。

快活CLUBは朝ごはん(パンとポテト)が食べ放題なのが本当にありがたい。

ご飯の値段考えてあの綺麗さならめちゃくちゃコスパ良い。

快活CLUBさん、オファー待ってます。




本日の目標は京都。

京都は第1章のゴールというか、丁度東京と山口の間にあるのでそこをセーブポイントにしている。


偶然にも母上が京都で仕事をしているため、寝る場所の心配をする必要がないのもデカい。




7時30分頃に出発。




滋賀といえば琵琶湖があるのでそこを通って行きたいなーと思いながらチャリを漕ぐ。


途中、激しい腹痛と相棒の甲子園の話で盛り上がってしまい、しっかりと琵琶湖のすぐ横を通るルートを逃す。


ルート変えて行くのもめんどくさいし、僕の琵琶湖への愛はその程度なのでそのまま大津に直行することに。


・10時


だいぶ走ったところでイオンがあったので軽食を買っておく。
意外にもスーパーが全くないためイオンで買うしかないのだ。

イオン意外と高いんだよなあ。(どこがだよ)



フークレエを手に持ち、神妙な面持ちをする相棒。

初めに恋をしたけど、ハードル(値段)が高くて手を離してしまった僕とは違い、相棒は見つけると必ず彼女を離さない。

この三角関係は思っていたより簡単にケリが着いた。
相棒、これからも大切にしてくれ。。




相棒とフークレエがイチャイチャしてるのを横目に僕はよくわからないおにぎりとコーラ風飲み物を買う。

これで150円は高いよなあ。(どこがだよ!!)


天気もいいので琵琶湖付近で食べたくなり、そこらの小学生よりもワクワクしながらチャリを漕ぐ。






綺麗な景色。


なぜか工場のようなとこに迷い込んでしまったりしながらも11時過ぎに大津の橋を渡る。


デカい橋。風邪が最高に気持ちいい!



・11時30分


大津付近到着。
橋を渡ってすぐの膳所城公園で休憩。



先程渡った橋をみながらおにぎりを食べる。美味い。


休憩中の相棒。


あまりにも気持ちよかったので充電がてら1時間ほど寝てしまった。



・13時

出発。たまにスーパーでデカデカと○○30円!とか書いてあって期待するのに右の方に小さい字で(100gあたり)って書いてあるの、上げて落とす感じで嫌だよね。





標識。大津にきた感があってたまらない。


写真の歪みはよくわからない。蜃気楼なのか?



大津から山をひとつ抜けて京都に向かう。

ここを乗り切れば、、とおもいチャリを漕ぐも、

逆にもう着くからと力が入らない!

終盤勝てると思って気抜いて逆転負けするタイプの人間!


なんとか山を超える。






・都入り






・14時

京都入り。

ついに着いた!!!


母上の家はもっと奥の方なのでまだ遠いが、「京都府」という標識が予想以上に重く、そして僕の心に「達成感」を与える。


高速道路との境目がわからなく、めちゃくちゃ迷いながらも確実に進む。

途中のコンビニで少し休憩してまた出発。


さあもうすぐだ。

京都は盆地なので、めちゃくちゃムシムシしてるし、坂が多い。

坂嫌いで有名な相棒は嫌いらしいが、僕は京都がとても好き。なんか落ち着く。


そうこうしてる間に市街地に到着。



・16時



実は僕には弟がいて、弟も京都の大学に通っているので弟
に会いに行く。

弟と会うのはそこまで日が空いてた訳じゃないが、会った時は雰囲気が変わっていた。

会った瞬間に「うわ、黒っ」と若干引き気味に言われたはショックだった。
ていうかチャリで来たことを信じてくれない。


そんな弟と1枚。


草間彌生のTシャツ着る弟なんて他に存在するんか!


ん?


なんか、ドリブルデザイナー岡部さんに似てないか?





なんか、雰囲気だけか?似てる気がする。


ていうか僕、こんな顔だったか?




・18時


弟と話したり、小学校からの付き合いの友達がいたので話したりしてるうちに夕方になったので、母上の家へ。


母上とは久しぶりに会ったが、なんか疲れてそうだった。

弟と同様に会った瞬間に「うわ、黒っ」と言われ、
しまいには「汗臭い」、「ホームレスみたい」とコンボ技を連発されてしまった。



ご飯は特に用意していなかったらしく、ご飯を食べに行くことに。



坦々麺を食べに行った。

行ったのは「煌力」。
坦々麺専門店だ。


おお。
久しぶりに生きたラーメンに対面する。


僕らのラーメンといえばインスタントのラーメン。


生きたラーメンは挑発的だから面白い。かかってこいよと言わんばかりにコチラを見てる。


上等だ!と生きたラーメンにぶつかっていく。



美味い。手強い敵だ。



辛さも丁度よく、食べやすい。また黄身が良い味を出してる。

単品で唐揚げを頼んだが、そっちも美味しい。少し飽きてしまったが、ボリューム満点で美味し。



ご飯も追加で頼む。
母上には申し訳ないけど、自分のお金じゃないってなった瞬間に僕の腹は卍解してしまった。


またスープがご飯とマッチする。


完食。
美味しかった。


相棒もぺろり。替え玉も頼んでた。
言ってなかったけど、相棒がこんなに飯を食えるのマジで凄い成長。

旅に行く前は、家系ラーメンの並を半分しか食えなかっただぞ。

今やラーメン3杯はいける勢い。

人はここまで変わるのかと驚きを隠せない。


母上も途中参加の弟も満足。ご馳走様でした。


マップ載せておくので良ければ。


煌力
〒604-8273 京都府京都市中京区姉西洞院町545 ホワイトプラザ1F
075-241-7724
https://maps.app.goo.gl/4sN7AFroAZwuTPoZA


・21時。


母上の家に帰り、お風呂を入りゆっくりする。
久しぶりの家。

あれ、家ってこんな落ち着くっけ。


いつ寝ても良い。なにか襲われることもなければ、時間に追われることもない。

改めて家がある素晴らしさを実感。


僕らは野生の生き物と化してるので、朝日が昇れば目が覚めるし、暗くなれば眠くなる。


だから9時×寝床はもう罪。眠気に瞬殺された。






人生は休憩と行動の繰り返しだ。

映画『ベスト・キッド』でもジェイデン・スミスが
ウージービーファン(中国語でやりすぎはよくないの意)」と言っていたように、時には立ち止まって、自分を見つめ直すのも大切である。

少し疲れたら休めばいいし、動きたいなら動けばいい。
人生は自由だ。
だから僕はここで休むし、また動く。



そんなことで、次回から京都編が始まる。

先に言っとくけど、これからはもう今までの非常識が常識になってしまう。
旅から一時的にも開放された僕らを堪能してくれ。

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