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43六君子湯

人参4、白朮4、茯苓4、半夏4、陳皮2、大棗2、甘草1、生姜0.5
四君子湯+陳皮+半夏

機能性ディスペプシアなど機能は問題ないが胃の調子が悪い

「胃腸を動かして、身体の上半身の余分な虚熱を取る処方で、身体の芯を温めるとよく効く処方。」

熱を取ろうとすると潤いが不足するので注意

半夏と陳皮が入っているので水はけを良くする
水はけが悪い事で起こる気持ち悪さを改善する

四君子湯だと吐き気しないけど六君子湯だと吐き気する人がいる
胃の潤い不足で起こる吐き気 (胃陰虚の人)
潤いを飛ばしたくない時は敢えて四君子湯を使う事もある
潤いを入れたい時は麦門冬湯を使う事もある
胃の潤いをは胃の保護をする役割

啓脾湯 潤い(山芋)を入れながら整えるので陰虚がある場合選ぶ
漢方薬局なら潤いを足す生薬を足した「参苓白朮散」を使う場合も多い
イスクラなら健脾散顆粒

六君子湯は派生が多い
香砂六君子湯≠六君子湯+香蘇散
気の巡りを良くする 水はけも強力になるので注意

柴胡と芍薬を加えた柴芍六君子湯
肝血を補い気を巡らせる 

脾は乾燥していないと上手く働かない
胃は潤いが無いと守れない
脾と胃のバランスを見ながら薬を選ぶ

補気剤として六君子湯を使う事が多いが
余計な物が入っない方が良い場合もある
補気することで熱が悪化する事がある

平胃散が良い例水だけさばく
水はけを良くするだけで調子が良くなったり
水はけが良くなるので花粉症が楽になったり


大腸の通りが悪い 加味平胃散 麦芽 山査子 春菊を足した物
晶三仙+平胃散

六君子湯+晶三仙などもある

六君子湯を飲んで逆に気持ち悪くなる場合は四君子湯への変更提案
舌を見て苔が多くべっとりしているなら痰湿が多いので向いている

舌を診て潤いが無い乾燥している⇒四君子湯⇒啓脾湯⇒麦門冬湯
上半身にむくみがありそうな人は上げそうなものは使いたくない

下に落ちている場合は補中益気湯 胃下垂など
筋肉を付ける事も大事なので足をしっかり上げて歩く
肛門括約筋のトレーニングなど合わせてやる

安中散 冷えが強い人 自己消化 胃酸を抑える牡蛎
入ってない場合もありエキス剤でなく散剤がお勧め
剤生堂や一元が良い 一元は手に入りやすい

録音↓
https://twitter.com/genki_souzou/status/1502840167874588674?s=20&t=djlk1sTD8kIHLRoS3LJehg

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