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釣藤散


ストレスがあって血圧が高い傾向にある方で、目の周りがピクピクしたり、頭痛やめまいがある方に良い

現代的には、高血圧を伴った頭痛やめまいによく使われる処方

「若干細めの人で、ストレスが高く、胸元が熱く、頭がブルブル震えて眩暈、頭痛等を起こすもの。」

「ご年配の方で、顔を真っ赤にしてワナワナと震えながら、すぐに怒る人。」に使うと良い 認知症の人の興奮にも釣藤散が合う

「肝気が詰まり、熱を発生して肝風が起き、それが原因による頭のめまいを治し、頭や目の余分な熱を取る」

釣藤散は、その様な状態を冷まして治す

高血圧だと七物降下湯との使い分け
認知症だと抑肝散との使い分け
目眩だと半夏白朮天麻湯の使い分け

抑肝散だとリラックス 巡らせる
発散ができないからイライラする人

釣藤散は、肺陰虚に伴う肺熱があり、胸を触ると熱い、顔全体も赤い等の熱症状があります。

また、使われる傾向も、抑肝散(加陳皮半夏)は痩せたストレス過多の女性に合う事が多いのに対して、釣藤散は年配の方の高血圧、認知症状に伴う精神不安、易怒等に合います。

より脳の質の問題であれば七物降下湯
四物湯が入っているので胃に負担かかる
他の漢方と合わせて使うと良い
認知症だと抑肝散が使われるが七物降下湯が有効

釣藤散の場合 暴走するにしても熱など外寒邪が原因
石膏 麦門冬 など潤いを与える

麦門冬と石膏は、肺陰を補う事で肺熱を和らげて気を下降させます。
菊花は辛涼解表 

肝風 不安感などでも起きる 揺れを感じる
熱というのは何もしないと上に上がり、それと共に風邪が発生します(肝風と言います)
ストレスだけでなく暖かくなって目眩など釣藤散が有効

防風が風邪に有効
胃腸をケアする人参も入って潤いもいれつつ負担にならないように
内風 釣藤鈎が潤いを軸に効く
痒みやピクピクする場合に良い 

まず釣藤散で効かせて七物降下湯や抑肝散に変えて行く

大音量系の耳鳴りに良い一気に冷やす
腎虚に耳鳴りは小さい静かな時なので別
慢性化してきたなら血虚があるので七物降下湯へ


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