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自分史上最高を目指して

noteを始めることにした。

プロサッカー選手になって、2年目のシーズンも終盤を迎えている。
僕が現在所属するアスルクラロ沼津はJ3リーグ暫定4位。(2018年11月1日現在)
先日、Jリーグライセンス判定結果が出て、来季もJ3ライセンスとなった。
J1、J2ライセンスを獲得する為に、選手としてはひとつでも上の順位でシーズンを終えること。
静岡県東部地域及び行政の機運を高められるよう結果を残すのみだ。
先日も選手間で今一度クラブの為に言動を考えようという話を共有した。
ピッチ内外問わずに選手が自発的に出来ることはあるし、地元出身(御殿場市出身)として僕自身が出来ることは数多くあるからこそ、自身の現状は不甲斐ない。

これまで名古屋グランパス、松本山雅FC、アスルクラロ沼津と3クラブでプレーをさせて頂いたが、出場した公式戦はJ3リーグ1試合と天皇杯2試合。
大学を卒業してプロサッカー選手になった時、直ぐに試合に出場して、チームの勝利に貢献する・できると思っていた。
プロ2年目で3クラブを経験するなんて思わなかったし、記事ではある意味"異例のルーキー"なんて言われたこともあった。
プロ入り前に思い描いていたキャリアとはかけ離れているが、全ては今の僕の実力。
ただその都度、自分が決断したことは確かだ。
その中でも未熟な僕を必要として頂ける環境があったことに感謝の気持ちで一杯だし、好きなことを仕事に出来ることへの幸せを日々噛み締めている。
僕の2年弱のプロサッカー人生なんて大したことないが、その中でも感じたのは「自分を知る」ということが最も難しく最も重要だと言うことだ。

先日読んだジャパネットたかた高田社長の記事中の世阿弥の言葉にヒントがあった。
https://newspicks.com/news/3192512

時分の花をまことの花と知る心が、真実の花になほ遠ざかる心なり。ただ、人ごとに、この時分の花に迷て、やがて花の失するをも知らず

一時的な花を、まことの花であるかのように思い込むと、真実の花になる道から遠ざかる。にもかかわらず、誰も彼もが、この一時的な花を本物と混同してしまう、という意味です。
キーワードとなるのは「時分の花」「まことの花」です。
「時分」とは、適当な時機、好機を指します。人や動物の子供がかわいらしかったり、若い男女がはつらつとしてまぶしく見えたりするのは、はた目にそう見える年齢の時期だから。
少年・青年期に脚光を浴び、ベテランの役者より高い評価を得ることになっても、それは若さによる一時的な花の珍しさで勝っているだけ。
一方、「まことの花」とは生まれ持った才能に加え、努力によって高められた能力のこと。
まことの花なら時が去っても決してしおれることなく、より長く花を咲かせ続けることができます。
時分の花をまことの花と錯覚して、消えていく若者がいかに多いことか。そう勘違いしてしまうのは、自分を高めようという意欲に欠けるからでしょう。今の自分を完成形だと思ったとき、成長は止まります。
時分の花とまことの花の違いをしっかり分かっている人は、どんどん成長していきます。
こういう人は商品が売れたときでも慢心せずに、「もっと売り上げを伸ばすためにはどうしたらいいか」「この部分の語りが足りなかった。どんな言葉で伝えればよかったのか」と研究を惜しまない。
常にそんなふうに努力を続けている人は、次も必ずすごい実績を残します。(記事から引用)

幸いなことにこれまで3クラブでプレーしたことでチームメイトとしてプレーをした選手の多さでは大卒の同年代では僕が群を抜いていると思う。
それに掛け替えのない出会いが多かった。
尊敬出来る方々が数多くいらっしゃった。
正しく世阿弥が言う「まことの花」だった。
反対にプロサッカー選手は「時分の花」になる可能性も少なくない。
物心がついた時からサッカーを始めて、過去に評価されたからこそ今サッカーを仕事に出来ている。
サッカーに関しては周囲を取り巻く環境が大きくは変わっていない。
ただ自分が好きなことをやっているだけなのに多くの人に応援してもらっている。
簡単に言うと世間知らずだ。
僕自身がその典型だ。
(まだ時分の花にさえなっていないが、、)
過去を振り返ると、大学で主将になって組織をマネジメントした気でいたこと、全日本大学選抜に選ばれたこと、複数のJクラブからオファーを頂いたこと、多くのサポーターの方々に応援して頂いていること。
知らず知らずのうちに「自分は凄い」という錯覚に陥り、いわゆる「井の中の蛙大海を知らず」状態になっていた。
何も成し遂げてないのに勘違いも甚だしい。

僕の大学最後のブログ
http://keio-soccer.com/official-blog/29932.html

当時サポーターの方々には多くの反響を頂いて、僕のブログを読んで応援したいと思ったと言って頂いたこともあった。
だが今振り返ると、慢心が滲み出ている。
プロサッカー選手として今も自信はある。
日の丸を背負って、世界を相手に闘えるプロサッカー選手になるという目標も変わらずある。
だが同時にそこは目指すものではなく、選ばれるものだとも思う。
ただ夢や目標を公言することは自分にとって大きなモチベーションになるし、必要なことだ。
人生は今の積み重ねで、未来も過去も今にある。
過去を悔やんでも戻らないし、未来を憂うのは時間の無駄。
シンプルだけど、案外出来なかったりする。
時間は有限だ。
人生100年時代なんて言われたりもするが、いつ何が起きるか分からない。
自分が出来ることは今この瞬間を大切にすること。自分に打ち克つこと。
「こんなの書いてる暇あったら試合に出る努力しろ」と言われるだろう。ご尤もだ。
プロサッカー選手として競技力は最重要事項だし、僕にはするべきことは山程ある。
今シーズン、アスルクラロ沼津で残された試合ひとつひとつでピッチでチームの勝利に貢献出来るようにクラブの力になれるように全力を尽くす所存だ。

自分史上最高を更新し続ける。
これは僕の人生のテーマだ。
その為には絶えず成長の種を逃してはならない。
その土台となる「自分」を知る手段は大きく2つあると思う。
1つは自分は何をするのか・したいのかということを明確にすること。心の声を聴くこと。
もう1つは傾聴すること。
自分が人のことを観察しているように、人も同じように自分を観察している。
もしかすると自分よりも自分のことが見えてるかもしれないし、新たな自分を知るチャンスになるかもしれない。
Jリーグの新人研修の際に村井満チェアマンにこれでもかというくらいご講義頂いたこともこの「傾聴力」だった。
これだけ言っておきながら僕の数ある課題の内のひとつなのだが、、。
今身にしみてその重要性を実感している。
先ずは傾聴を常に意識して精進したい。
もがいていきたい。
他人ではなく先ず自分。
プロサッカー選手としてもひとりの人間としても変化を恐れず世間を小さくせず挑戦していこう。

自分史上最高を目指して。



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Genki Miyachi 宮地 元貴

Professional Soccer Player.

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