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【競輪】2024年4月西武園記念~ゴールド・ウイング賞~【GⅢ】注目選手をパワプロ風に紹介してみた

どうもゲンコツでございます

私事ですが、前回の高知記念の予想記事が
「今、このnoterが面白い」で取り上げられ驚いております

今回取り上げられたのは競輪に対する認知度が絶望的に低いことによるもので、
展開ボードを使って予想するのは競輪番組や配信では当たり前のことで、
競輪を知らない人には驚かれたのかもしれませんし、noteではこんな形で予想する方は多分いないはずです

ただ、私が展開ボードを自作までして、noteで公開するようなダメな大人になるとは思いませんでしたが(笑)


今後も複雑に入り組んでなかなか近寄りづらい競輪を、私なりに競輪の魅力発信していきたいと思いますので、
今回もよろしくお願いいたします


高知記念はSS4人全員決勝戦に進出したものの、決して強い内容で勝ち上がれたものではありませんでした
目標の日本選手権競輪に向けて調整中だろうなとわかる清水選手はともかく、
今年ずっと調子が悪い東北ラインの二人は勝ち上がれたものの、準決勝で阿部選手に3番手からの捲り追込を決められ、
先行で押し切れない新山響平選手、ブロックできない佐藤慎太郎選手、決勝戦ではかなり厳しいと思いました

そして決勝戦では東北ラインのまさかの動きに驚きました

スタートで誘導の後を取ったのが中四国ラインは予想通りでしたが、
その後を阿部選手の好スタートで九州ラインが取ったことで、
ツッパリ先行が得意の新山選手は後から叩きに行かなければいけませんが、
新山選手は勝つ競走をするとコメントしてましたので、後方から一気のカマシ逃げを狙っていると思っていました

しかし、ジャンの時点で犬伏選手より前に出ようとしたものの、犬伏選手は新山選手を前に出させません
勝つためには後方に引かざるを得えないのですが、当然単騎の2人も中四国ラインと九州ラインに切り替えますので、
新山選手がカマすには余計に厳しい状況になりました

残り1周を過ぎても東北ラインが巻き返すこともなくそのまま惨敗し、
3角から深谷選手が捲り追込で迫りますが、犬伏選手の番手清水選手が発進し、
そのまま押し切るかと思ったところをその後にいた阿部選手が差し切りました

私は犬伏選手がツッパらないと思ったのは、SS二人いる東北ラインが中四国ラインの後にいるからと思っていました

ただし新山選手より格下の九州ラインがその後にいたら話は別です
犬伏選手はツッパっても番手の清水選手が車間を開けてブロックすれば、
阿部選手ならなんとかなると思っていても不思議ではありません

しかし今開催の阿部選手のデキは非常に良かったので、3番手でも全く問題なく差し切りました

3着は深谷選手の後を走っていた坂井洋選手ですが、
もし車番の良かった深谷選手が最初から中四国ラインの後を選んでいれば、
2~3着は堅かったでしょうに展開を読み間違えたようです

東北ラインですが調子が悪いのもありますが、あまりにも展開を読むのが下手くそで、戦略性が非常に足りていないと思います

記念決勝戦という豪華なメンバーで後方になってしまったのなら、脇本選手みたいに誘導を残した状態で捲るしか選択肢はありませんが、
いまの新山選手は6車を捲り切るのはかなりしんどいですので、どっちみちあの隊列ではどうすることもできなかったでしょう

日本選手権競輪はいわき平競輪場で行われますが、先週同様地元優遇でもかなり厳しいデキであるようです


荒れた高知記念決勝戦の予想は一応2車単は的中しましたが、〇ょんべん2車単ですので、あまり自慢できるものではありません

しかし、競輪は平均配当が高いので、少しでも穴目が来れば、2車単100円でもプラスに持ち込めるのが、競馬にはない魅力です

民間投票サイトのノルマチャレンジや、予想配信で競輪=3連単というイメージが付いていますのが、
余程うまく買わないと、貰ったポイントを大きく上回る負け額になります

うまく2車単を組み込むことで楽しく競輪ができることは間違いないです

そんなことを書いている私がうまくいってるかというと...
それ以上は触れないでください(泣)


4/20(土)~4/23(火)まで西武園競輪場で西武園記念~ゴールド・ウイング賞~GⅢが行われます

今回出走メンバーを確認すると、SS選手はウィナーズカップを制覇した脇本雄太選手(福井)を筆頭に、
関東の度重なるケガで苦戦中のシン総大将眞杉匠選手(栃木)、静岡の誇り深谷知広選手(静岡)山口拳矢選手(岐阜)が参加します

※ここからパワプロ風で選手紹介していきますが、
あくまで私個人の判断であり、選手の調子や成長にも左右されますので、
結果等に責任は負えませんのでご了承ください

むしろコメント欄等で教えていただけると、今後の勉強となりますので、
よろしくお願いいたします

競輪グランプリ前のパラメータですので、今はちょっと脚が落ちてます
競輪グランプリ前のパラメータですので、
度重なるケガで脚は落ちています
静岡記念以降調子が落ち気味です
最近は得意の位置取りも悪くなってる気がします

そして地元埼玉ということで、平原康多選手(埼玉)、宿口陽一選手(埼玉)の元SS選手が登場し、
優しい顔をしているのに競輪界一の暴れん坊森田優弥選手(埼玉)も登場します

あと個人的に推しています絶好調の伊藤颯馬選手(沖縄)も登場し、
九州の重鎮荒井崇博選手(長崎)、園田匠選手(福岡)を決勝まで導くことはできるのでしょうか

今回はメンバーが揃った面白い開催となりそうです


☆平原康多選手(埼玉)

人気はするものの、全盛期には程遠いデキの平原選手
得意な地元開催で何割増になるのでしょうか

やっと競輪界のレジェンドを取り上げることできました
2002年デビューから6年、2008年に創設されたS級S班に選出され(当時は18名でした!)、
2009年には高松宮記念杯で当時関東総大将の武田豊樹選手の番手からGⅠ初制覇を飾り、
さらにオールスター競輪、寛仁親王牌は関東ラインの先頭を任され、番手の武田豊樹選手の優勝に貢献し、
競輪祭は高松宮記念杯に続きGⅠ2勝目を飾り、一気に競輪界トップクラスに名乗り出ます

翌年2010年高松宮記念杯を連覇し、2013年全日本選抜競輪で久しぶりのGⅠ制覇を飾り、
それ以降は特別競輪に出場はもちろん、準決勝まで勝ち上がるもの当たり前、
競輪グランプリのメンバーに選ばれるのも当たり前という重圧を感じながらも、
2022年まで10年連続競輪グランプリ出場、そしてSS班の座を守りました
これまで通算獲得賞金15億円を突破、今年ついに通算500勝を達成し、
まさしく競輪界のレジェンドです

それほど凄い選手にも関わらず、今年から記念や特別競輪のプレビュー記事を書き始めてから4カ月過ぎての登場になった理由は、
大台の40代になったことによる加齢の影響と、2023年から度重なる落車ので劇的に衰えを感じるような状態で、
特別競輪や記念競走での活躍できるか疑わしいと思ったからです

ちなみに私はこの記事で紹介する選手は、現在活躍している、しそうな若手選手を取り上げることが多く、
長く応援しがいもありますし、車券にも貢献するのではないか
と思っております

前年にSSから降格した選手はそれ以降復帰するのはそう簡単ではありませんが、
ここまで圧倒的な実績がある平原選手なら、翌年復帰した(する予定の)清水選手、郡司選手のようなケースも考えられるのですが、
今年の平原選手は8開催出場していますが、記念優勝どころか、F1開催さえ優勝できておらず、
レース内容も先行選手について行けなかったり、追走一杯で他のラインをブロックもできないという、
SS班の頃では考えられないようなレースが目立っています

その代表例が玉野記念の決勝戦です

松山記念のプレビュー記事で玉野記念決勝戦の振り返りでも触れましたので、ここでは多くは語りませんが、
平原選手のコメントを知って、かなり驚かれた方も多かったでしょう
ラインの先頭眞杉選手と番手の平原選手、どちらが悪いということではありませんが、
競輪ファンの立場としては眞杉選手かわいそうだなという印象を持ちました

そんな眞杉選手と一緒に出場する地元記念、正直優勝するには程遠いパラメータですが、
得意な地元開催で平原選手の復活優勝はあるのでしょうか


☆宿口陽一選手(埼玉)

先輩からも後輩からもファンからも、
そして神様からも愛される宿口陽一選手


平原選手と同じ高校の自転車部で2歳下の後輩である宿口選手

当然競輪選手になってからも平原選手と一緒にずっと練習を行うほど、平原選手にただひたすら追いかけてきました

デビューして7年後にGⅠを初制覇して以降、競輪界のトップクラスに長年君臨してきた平原選手に対し、
宿口選手は2006年にデビューしてから12年経った2018年に、特別競輪(ウィナーズC)に初出場した苦労人です

いや若い頃はあまり真面目に競輪に打ち込んでいなかったようで、
30代から選手として人として成長したと本人は語っています


特別競輪に出走するようになってからも、なかなか練習精度が上がらず成績も上がらない宿口選手
2019年の寛仁親王牌最終日に平原選手とラインを組む際、前を任せられないと言われてしまい、
競輪選手生活で一番落ち込んだそうです
宿口選手は消極的な仕掛けが多く、レースに参加できないことも少なくありませんので、
そのレースっぷりに平原選手は納得できなかったのでしょう

しかし2020年のコロナ禍で宿口選手に転機が訪れます

レースが開催できなかった2カ月間、平原選手を始め地元選手たちとの長期の合同練習で、
宿口選手は平原選手に認められるよう、これまで以上に様々な練習、自転車のセッティングを試し、
競輪生活史上一番過酷なトレーニングに臨みました


この期間を経て宿口選手はとんでもないことを成し遂げます

2021年の高松宮記念杯でGⅠ決勝戦に初進出し、なんと初優勝するという快挙
苦労しながらも神様に異常に愛される程の幸運を持っている選手です

宿口選手が優勝した時、平原選手はケガでレースに出走できなかったのですが、
愛すべき後輩の優勝に自分が優勝した時以上に喜んだそうです

翌年からSS班に昇格したものの、やはり幸運で優勝できたという周囲の予想通り、目立った活躍もできず1年でSS班から降格し、
しかも特別競輪で3度も落車するという運まで見放されました

ただ弱い弱いと言われながらも、これまで勝てなかったGⅢ記念を3勝し、昨年は小田原記念決勝戦で、今では日本一の先行選手と呼ばれている北井選手の逃げを中団から捲り切り、
3連単が30万越えの超高配当となり、やはりこの選手は大穴の立役者として今もなお健在のようです

これまでひたすら平原選手を追いかけてきた宿口選手ですが、
現在は後輩たちと一緒に練習メニューを考えて一緒に練習に付き合う面倒見のいい、愛くるしいキャラとして、
先輩選手だけでなく、後輩選手やファン、そして神様まで愛される宿口選手、
ここまでいろんな方に愛される競輪選手ってなかなかいないのではないでしょうか

ただ私は宿口選手のことを信用していないせいか、車券の相性は最悪です(苦笑)


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