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第169回天皇賞・春追切チェック

どうも、ゲンコツでございます

先週の福島牝馬Sで落馬した吉田隼人騎手と木幡初也騎手ですが、
吉田隼人騎手はクモ膜下出血、木幡初也騎手は右腕の骨折と発表されました

吉田隼人騎手は意識はあったのでホッとしたものの、まさかこの症状になっているとは思いませんでした

どれだけキャリアを積んでも上手い騎手でも避けられない事故があることが本当に騎手という職業が過酷だと思われます

復帰に向けてかなり大変だと思われますが、お二人の早い回復を願っております

それでは天皇賞・春の追切チェックを行いますので、今回もよろしくお願いします


追切チェックの評価マーク

高評価☆ 危険★ 急上昇☆彡 一か八か☆★


【人気馬】

☆ドゥレッツァ

菊花賞をとんでもない勝ち方をした後、どのレースを使うのか楽しみしてたら、
国内で金鯱賞から始動と聞いて拍子抜けしたのは私だけでしょうか

そしてその金鯱賞もプログノーシスに拍子抜けするような負け方でガッカリしましたが、
まだ体質が強くないですし、休み明け初戦ですので追切も併せ馬を行っていませんでしたので、
まずは結果に関係なく一叩きだったのでしょう

今回は関東馬ながら栗東で調整を行い、1週前は栗東Cウッドで併せ馬をやってきました
併走馬と直線ではしっかり追われ、なんとか併入に持ち込みましたが、
それでも上がり3ハロンのラップタイムは13.8-11.5-11.2ですので、本番に向けてしっかりタイムを叩き出しています

そして今週は栗東Cウッドで単走で、直線でちょっと追われて全体タイム81.9秒、上がり3ハロン37.3秒、1ハロン11.7秒なら、
菊花賞のタイムには及びませんが、後で他馬と比較すればわかりますが、充分合格点でしょう


★テーオーロイヤル

阪神大賞典での追切チェックでも触れましたが、骨折して1年ほど休養したにもかかわらず、
休養後の方が強くなったと感じるようになったのは、復帰前よりも栗東Cウッドで追われる本数が明らかに増えたからです

阪神大賞典から中5週ですので、2週前にも速い追切を行ってもいいと思うのですが、
速い追切は1週前に栗東Cウッドで全体タイム80.3秒、上がり3ハロン36.4秒という好タイムを単走で出したのみです

今週は栗東Cウッドで併せ馬を行いましたが、全体タイム86.4秒、上がり3ハロン39.1秒はあまりにも遅く、しかも併走遅れだったのは、
馬なりで折り合い重視の追切だったとはいえ、こんな内容の追切をしたことのないこの馬、
阪神大賞典の反動があってもおかしくありません‼
                                                      


☆★タスティエーラ

4歳の初戦はぶっつけで大阪杯に挑みましたが、
長期休養明けで2週前の美浦Dウッドで重賞馬3頭併せで実戦さながらに一杯に追われ、急ピッチに仕上げすぎたせいか、
それ以降美浦Dウッド馬なり単走のみと堀厩舎にしては珍しい調整法で不安でしたが、
不安は的中し大阪杯は全くいいとこがありませんでした

叩き2走目のココで巻き返したいところですが、1週前の美浦Dウッドでの併せ馬で、
併走馬が激しく追われる傍ら、馬なりにも関わらず上がり3ハロン35.8秒、1ハロン11.0秒ととんでもないタイムを叩き出し、
これぞ堀厩舎らしい調教で、この馬の復活もあるわと思ったのですが、
今週はなんと美浦坂路での併せ馬ということで一気に不安になりました

今回も併走馬が激しく追われる傍ら、若干頭は高いですが馬なりで先着し、動き自体問題はないようです

あとは堀厩舎が最終追切で美浦坂路で仕上げて結果を出したことがあるのかが気になり調べてみると、
ヒシイグアスが3~5歳の頃、たまに最終追切が美浦坂路で、5歳時の中山金杯で勝利し、
サクラトゥジュールが昨年メイSで勝っていますので、決して不安になる必要はありませんでした

あとは相手関係や枠次第ですが、モレイラ騎手への乗り替わりでバッチリ折り合えば非常に不気味です


☆彡ブローザホーン

前走阪神大賞典から吉岡厩舎に転厩になり、馬体の小さな馬で、昨年の京都大賞典で心房細動のせいで競争中止にもなっていますので、
前走は明らかに手探りで無理をさせない調整でしたが、レースでは折り合いに苦労しながらもしぶとく3着に好走するのですから、
この馬はGⅠでも通用する力はあります

今回も1週前は栗東芝、今週は栗東坂路での追切は非常に軽く、折り合い重視で無理をさせませんでしたが、
実は阪神大賞典から中5週で3本栗東Cウッドで乗り込まれ、
2カ月以上間隔が開いた前走阪神大賞典時よりも1本多く乗り込まれているのです

しかもただ乗り込まれているのではなく、様々なシチュエーションでの併せ馬、
いろいろな馬具を試して折り合い力を高める追切をやっているとのこと

昨年このレースでブレークアップが4着と非常に惜しいレースをしましたが、
この馬も吉岡厩舎で転厩して2戦目の馬でした
昨年のリベンジはこの馬でやり返してほしいものです


☆彡ワープスピード

この馬はOPに上がってから芝3000m以上では崩れておりません
それはテーオーロイヤルとステイヤーズS、ダイヤモンドS、阪神大賞典で3度対戦して全て先着されているとはいえ、
0.3秒、0.2秒、2着で0.8秒差と、ほとんど差がありません

これまで通り2週連続美浦Dウッドで併せ馬を行い、
1週前は一杯に追われ、今週は強めに追われどちらも併走馬に併入したのですが、
驚いたのが、どちらも同じぐらいの全体タイムで、しかも残り4ハロンのラップが約1秒ずつ縮めており、
テーオーロイヤルと比べて、非常に中身の濃い追切をやってきたなという印象を受けました‼

この馬は京都芝3000mの古都Sで後に万葉Sを勝ったメイショウブレゲ相手に勝っており、
間違いなく重馬場の阪神コースよりもパンパンの良馬場の京都コースの方が向きますので、
デキ落ち気味のテーオーロイヤル相手ならココで逆転する可能性まであります‼


【1週前追切注目馬の今週の動き】

☆サリエラ

1週前追切注目馬の記事はコチラをご覧ください

関東馬ながら4/13から栗東で乗り込まれ、
1週前栗東Cウッドで、この馬にしては珍しい併走馬に先着するやる気に満ち溢れた動きを見せて、
今週も栗東Cウッドで併せ馬を行いましたが、今回はいつも通り?併走馬に遅れてしまいました

ただ元々遅れることが多い馬ですし、折り合い重視だと思われますので、
特に気にする必要はないと思われます

あとは牝馬が牡馬相手に通用するかどうかなのと、ルメール騎手から武豊騎手への乗り替わりがどうなるのでしょうか


【ゲンコツの個人的に気になる馬】

☆サヴォーナ

この馬はいつも追切でいい動きをしますが、なかなか勝ちには繋がりません

しかし、2週連続栗東Cウッドでの追切は初めてとはいえ、先週も今週も併走馬を圧倒する動きを見せ、
雄大な馬体を全身大きく動かし、昨年菊花賞以上に折り合いもバッチリでした!

前走阪神大賞典は出遅れなかったものの、トビが大きいことで苦手そうな雨で時計が掛かる馬場、
雄大な馬体が阪神小回りコースに合わなかったのか6着に惨敗しましたが、
ゆったり回れる京都外回りコースの方が向いているのは間違いなく、
当日パンパンの良馬場が理想で、あとはどれだけレースで折り合いをガマンできるかでしょう


☆プリュムドール

前走阪神大賞典でも追切の動きタイムが素晴らしく、かなり馬券を買いましたが惜しくも4着に敗れて悔しい思いをしました

初騎乗だった和田騎手も非常にうまく乗りましたが、
2着ワープスピードの道中に位置を押し上げた川田騎手の好騎乗に馬券圏内を阻まれたと言っていいでしょう

今回も栗東Cウッドでの1週前追切は、直線で素晴らしい動きとタイムをみせ、
今週の追切は大きく離れた併走馬をコーナーで一気に詰めてリードし、
直線最後まで抜かせませんでしたので、まさか本番でもこの戦法をやってくるのでしょうか?

とにかく前走から反動やデキ落ちは一切なさそうですので、
後は馬場と乗り方次第でどこまでガンバレるかでしょう


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今回も読んでいただき、ありがとうございました

また次回もよろしくお願いします


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