いじめられっ子から高校デビューへ

ゲンキーは中3の時いじめられていた。

後輩先輩は仲良いし応援団長、野球部部長もしてたがなぜか中3の途中あたりで同級生からいじめられていた。
当時から自分が良くないと思ったことは良くないってすぐ言っちゃうところが思春期のイキリグループに合わなかったのだと思う。

そんな時に進路決める高校説明会で一際目立つ学校があった。
それが岐阜高専という高校と大学を足した感じの学校で5年間通う所だ。
高1から私服登校ピアス髪染めバイトなんでもあり

ただ、高専は偏差値が高く高校なのに倍率が3倍位あるから簡単には入れない。
しかも、おれの学力だと足りないから面白そうだな
位に思ってた。

おれの学校はド田舎で進学の98パーセント位は地元にある高校に進学する。
だから地元じゃない高校に入るのは3年に1人位。

話を戻す。
おれはいじめられていた。
だから地元の高校に進学していじめてたやつの近くに居るのが怖かった。
その理由も半分くらいあり、岐阜高専に進学しようとして人生で初めて勉強をした。
今まではほぼノー勉でも中学のテスト400点位は取れた。

ただ、400点じゃ受からないから人生変えるにはここだと思ってめちゃくちゃ勉強した。
過去問3年間暗記するレベル。

こんなに勉強しても不安だったが無事合格した。

よし。高校デビューするぞ。
と思った入学前に集まる入学説明会。

なんとクラスで携帯持ってないのおれだけという緊急事態。

高校生活終わった.....

しかも、ガリ勉のオタクしかいないと思ってたからおれは黙々と5年間勉強していい会社に務めるんだ。
と意識を入れ替えた。

入学初日。

いろいろな中学から集まるからみんなよそよそしくてクラスの雰囲気は地獄。

そんな中1年生全学科200人が集まる集会があった。
そこで、カチこんでしまった、、、

司会の方が
料理出来る人いますか?

と質問。

おれは今後の高校生活全てをかけて勢いよく手を挙げた。

「カップラーメンなら作れます!!!!」

沈黙が3秒続いた。

この時高校生活だけじゃなく人生も終わったなと確信した。


つづく。

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