10月15日土曜日、どこかそわそわした空気が、そして不思議と静かな興奮がゲンロンカフェを覆っていました。浦沢直樹さん、来たる。そう、『20世紀少年』『YAWARA!』『MASTERキートン』など、数々の名作で知られるマンガ家の浦沢直樹さんがゲンロンカフェにやってきたのです！

「戦後日本とマンガ的想像力──万博、五輪、テロ」と題して行われた本イベント。3回の延長を経て、7時間におよんだイベントは、SNSでもたくさんの反響をいただきました。この記事ではマンガが好きな人はもちろん、全クリエイターも必見との声も多数のこのイベントを、皆さんのツイートや、当日の写真などとともに振り返ります！

お寄せいただいたツイートをまとめたTogetterはこちら！

まずはダイジェストで……というかたはこちら！（10/25 追記）

この日、浦沢さんにはご自身のアコースティックギターを持参いただきました。まずは音楽の話からはじまった冒頭。東からの初歩的な質問にも丁寧にお答えいただきました。

さらにアルバム『漫音』収録の「僕の姉さんUFOにさらわれて」を生演奏で披露いただきました（著作権の関係で、シラスのアーカイブでは無音になっておりますので、ぜひYouTubeでお楽しみください）。

弾き語りを終えたところで、YouTubeのサイマル放送は終了。シラスでは引き続き、語る浦沢さんにお話を伺っていきます。

開始から2時間ほどで一度休憩をはさみます。ゲンロンカフェの壁には浦沢さんのサインとともに、ともだちが！！

後半のスタートはヒット作『YAWARA!』のお話から。

この日は11月9日にもゲンロンカフェにご登壇いただくイラストレーター・中村佑介さんがシラスのコメント欄に登場したり、さまざまな方にご覧いただきました。

さらに番組中では連載中の『あさドラ！』の生原稿をもとにした解説！

「1972年」をめぐる議論や、本イベントのきかっけの一つともなった『BILLY BAT』の話、

さらに第25回文化庁メディア芸術祭でエンターテインメント部門 大賞を受賞した「浦沢直樹の漫勉」、あるいは手塚治虫、マンガ家がインディペンデントであることについてのお話を伺っているあたりで日付が変わります……！（が、まだまだ続きます！）

会場からの質問にもお答えいただきながらのトークは、日付を越えて、深夜2時まで続き、最後は『20世紀少年』の作中歌「ボブレノン」を披露いただきました（こちらも著作権の関係で放送はミュートしております。会場にお越しいただいたみなさまが本当にうらやましい！）

あっという間の7時間、すでにシラスには多くの方からレビューが寄せらえているほか、SNSにもたくさんの反響をいただきました。

しかし、実際にどんな話が語られたのかはぜひシラスのアーカイブでお楽しみください！そのほかの番組をふくめ、月6,600円でゲンロン完全中継チャンネルで公開中のさまざまな番組が見放題の月額会員もとってもお得です！！

また、このような充実したイベントを開催できるのも、ゲンロン友の会の皆さまのご支援のたまものです。ゲンロンではただいま今年10月から来年9月までの「第13期ゲンロン友の会」の会員も募集しています。さまざまな特典がありますので、この機会に入会もご検討ください。

と、いったところで最後は宣伝になってしまいましたが、伝説となったこのイベント。今からでも間に合います、ぜひぜひご視聴ください！そして感想のツイートやレビューの投稿もおまちしております！

お届けしたのは当日家のパソコンの前で釘付けになって腰痛が悪化したゲンロンスタッフの野口でした。