今5時半。じわりじわりと夕闇が迫っている。西の空には夕焼けがうっすらと見える。
今朝、東のほうに出かけようと思い、それにしても準備不十分だったので、天神のバスセンターまでバスの便だったり、帰りの便だったりを調べに出かけてみた。

途中、浜勝でカキフライとヒレカツの昼食をとり、都合4時間ほどで家路についた。帰ってきたのは3時少し過ぎだったと思う。
目的としていた福間の街は、何にも見るものもないと分かった。それでも明日は出かけてみようと思う。第一、バスに乗るのが目的だ。バスから見る景色が何とも言えない。運転手さんの横あたりの1段高くなった座席に座ってみると、意外に良い景色が広がってくる。

それにバスを利用する人たちの顔ぶれだ。
あまり若い人は乗っていない。どちらかと言うと年寄りだらけだ。
だけど、皆それなりにオシャレをして乗り込んできているのが分かる。
それもある意味、風景だ。そんなことを楽しみにして、明日バスに乗る。

で、翌朝（つまり今朝）バスに乗って、いってきたぞ〜、福岡の東部・福津市まで。

福津が気になっているのは、宮地嶽神社だった。
そこに「光の道」としての観光ポイントがあるからだった。
その他にも、いろんな思いはあったが、一番の理由はそれだった。

「光の道」といえば、数年も前になるけど、あの嵐のCMで有名になった観光スポットだ。
宮地嶽神社から一直線で伸びる参道に、夕陽が沈んでいく幻想的なシーンだ。
以来、テレビでも何度となく放送され、すっかり人気スポットになってしまった。

お彼岸の時期にしか見られない光の道は、今が最盛期なのだ。
時間の関係で、今回は見送ったが、今日も夕陽が輝いていたのだろうか？

それにしても、整然と立ち並ぶサーフィンハウスは圧巻だった。
歩き回れば、いろいろと探り当てられたと思う。
こんなことなら、初めっから１泊するつもりで出向けば良かったと後悔した小旅行だった。