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MaienfeldからFrankfurt am Mainへ デーテは大胆すぎ

2019年夏にアルプスの少女ハイジの舞台 スイスのマイエンフェルトへ行ったときは、それからフランクフルトで仕事して飛行機で帰国しました。

マイエンフェルトを散歩して、荷物を預けたWalenstadsのホテルで荷物をピックアップして昼過ぎの電車に乗りました。このときは12:45頃にローカル線REでZurich チューリッヒまで行ってそれからはICE 一本でフランクフルトまで。ルートを見てたら、あーこれってまさしくハイジがデーテおばさんとフランクフルトへ行ったルートなんだろうなあと想像しながら時刻表をチェック。

マイエンフェルトの駅

どれくらいかかるのかと思ったら、フランクフルトまで1回乗り換えで5時間位で到着しました。 しかし、これは現在のICEとか高速列車があるからできるコト。しらべてみると、ハイジが出版されたのは1880年で作者のシュピリは自分が子供の頃を想定したらしいので、物語の時代は1850年から1860年頃と思います。それって日本の明治維新が1867年なので、ハイジって江戸末期から明治初期頃のおはなしのようです。

RE ローカル線の車窓から見えたバート ラガーツ駅
当時から温泉保養地でシュピリへここへ来て
ハイジの着想を得たのだとか

距離調べたらフランクフルトまでは400km位あります。
それって東京から名古屋越えて大垣?関ケ原?あたりのイメージ。
1880年頃は日本では東京ー神戸が20時間以上掛かったと資料にあるので、
スイスは高低差があって、カーブも多いので当時の日本以上に時間が掛かっただろうと想像します。 ってことは、フランクフルトまでは1泊か2泊がかりの行程。
それをおみやげ買って、今日中に帰るからとハイジを連れ出したデーテ。
それって大胆が過ぎません?

マイエンフェルト近くのライン川
ここですでに大きな川ですが、バーゼルでドイツに入って
延々と北上する欧州有数の大河

マイエンフェルトで夕方には帰るよとデーテおばさんに連れ出されたハイジですが、この距離と時間は身に染みて感じてた、判ってたんでしょうね。
そりゃあフランクフルトの教会に登ってお山が見えないと絶望するよなあ。
大人になってこうした時代背景や状況を知ると本だけじゃなくて、アニメで見たおはなしへも興味がわいてきます。

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