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妊娠編:産後に向けて、産前に読んでおいた良かった本たち


はじめに

妊娠がわかってから、産後に向けて何冊か出産や育児に関する本を手に取ってみましたが、ぜひ読んでほしい!と思った2冊について私なりの感想をまとめます。(こういうのってだいたい3冊なんだけど…(笑))。

産後の身体を守る ペリネのエクササイズ&サポート

ヨガ講師の友人から紹介してもらった一冊。フランスでは産後の母体回復も立派な医療行為として考えられていて、国がそれをサポートしているとのこと。この本はそんなフランスでの産後ママへの指導エクササイズ等が紹介されています。
一般書ではなく専門書ということもあり、全部を理解するのは難しいのが正直な感想です。でも、産後の母体は交通事故を経験したくらいのダメージを受けているという事実から、どうやって早く母体を回復するか&骨盤や姿勢の矯正に関心をもっていた私にはためになりました。実際に産後、姿勢を意識し、エクササイズをやってみましたが、(この本のお陰かはっきり分かりませんが)会陰切開傷の痛みや腰痛などの産後直後によくある体の不調は概ね1週間で治り、3週間同じ建物に籠りっぱなし(かつ貧血)の私も退院後はスムーズに日常生活へ復帰できました。

フランスの子供は夜泣きをしないーパリ発「子育て」の秘密ー

フランスで子育てするアメリカ人のエッセイ。睡眠が超大事な私は、タイトルに惹かれて読み始めました。けど寝るに限らず、子どもにも自分のリズムがあるように、ママにもリズムがある。大人だけが赤ちゃんに合わせるのではなく、赤ちゃんも徐々にママ(や周囲)とのリズムにも合わせていくというフランス人がもつ価値観が大変興味深く、ためになりました。
私の周りの子育て中ワーママの多くは、子どもが大好きなあまり、忙しい毎日における自分への優先順位が低くなっているようなので、この本のフランス人ママのライフスタイルや考えは新鮮かつ魅力的で、初産の私としては産前の良い予習教本になりました。

まとめ

これらの本を手に取ったのは偶然ですが、私はフランス人のような考え方で子育てに向き合いたいと考えていたようです。とはいえ地方出身×ワーママ×初産の私には、フランスの考え方があっていたと結論付けたい訳では当然ありません。
子育てに対する価値観は人それぞれですし、お国柄・地域柄もあれば時代によっても異なります。とはいえ初産ママにとって子育てに対する不安や心配は尽きません。なので色々ネットで調べ、ネットにあふれる情報に一喜一憂、いや、どちらかというと必要以上に憂うことの方が多いかもしれません。

今回私はたまたま海外の産後ケアや子育てに関する本を読む中で、同じ行動や事柄ひとつとっても国により考え方が違い、改めて子育てには色んな正解があることを痛感しました。そう思うとネットにある日本で一般的とされている情報だけに(海外の情報ソースまで調べている人は例外ですが)一喜一憂するのはナンセンスなのかもしれません。特に情報誌の記事は当然嘘ではないと思いますが、購買行動に繋がるような内容になっているということも念頭に置いた方がいいと思います。

そこで今回の結論としては、初産ママには「日本での一般的な考え」、「親世代が唱える考え」、「(情報誌を含む)周りでよく言われている考え」にとらわれすぎず、色んな産後ライフスタイルを知るということをおススメしたいです。出産・子育て専用の本や情報誌に限らず、エッセイ、映画、SNSなどやり方は何でも良いと思います。
今回私はたまたまフランスの価値観がフィットしたと発見できたように、皆さんそれぞれが素敵だな♪こんな風に産後やってみたいな♪とわくわくできるライフスタイルが見つかるかもしれません(とはいえ産まれてくる子がどんな子か分からないので、思い通りにはいかないんですけどね(笑))。この記事が、自分なりの価値観に沿って前向きに産後の生活を捉えるきっかけになれば幸いです。


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