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【育休インタビュー】マネージャー兼パパが取った育休の形

はじめに

こんにちは。株式会社GA technologies、AI Strategy Center(AISC)の嶺井です。

今回の記事では、AISCでマネージャー職を務める福中さんへの育児休暇インタビューに焦点を当てます。

当社GAは、社員一人ひとりのニーズに合わせ、柔軟で働きやすい環境を整えています。特に育児に関する制度においては、労務チームが中心となり、社員への情報提供や制度の周知に注力しています。新しく親になる社員との直接対話を通じて、育休に必要な情報や手続きについて、丁寧なガイダンスを提供し、社員がスムーズに育児休暇や関連する制度を活用できるようサポートしています。

福中さんは当初、育休を取得する予定がなかったそうです。では、具体的にどのような出来事が、彼の育休取得のきっかけとなったのでしょうか?

それでは、早速インタビューの様子をご紹介いたします。


自己紹介

嶺井:GAでのお仕事を教えてください。

福中:AISCという部署で部長、Chief Data Scientistとして働いています(詳しい自己紹介はAISC WEBサイトのプロフィールをご覧ください)。

AISCのData Scienceチームのメンバーが行っている研究のマネジメントが主な仕事で、弊社の営業とお客様の最適なマッチングに関する研究や物件の最適な仕入れ業務に関係する研究の支援を行ったりしています。また、産学連携として、対外的な活動もしており、主に大学との共同研究の実施に向けた取り組みもしています。直近の例だと筑波大学の尾崎 幸謙先生と共同研究を遂行しており、内容に関してはまだ言えませんが、2024年度の人工知能学会でメンバーのが研究成果について報告する予定があります。

多様な育休の形で社員をサポート

嶺井:育休を取得するタイミングと期間を教えてください。

福中:2023年の11月~12月までの2か月間でした。生まれてから生後8週を育休にあてました。ちなみにこれが第一子になります。

育休の期間は労務の方にお勧めされた期間にしました。それぞれの赤ちゃんによると思いますが、生後二ヶ月をすぎた頃から夜間の授乳がひと段落することが多いと聞いたので、その期間に合わせて育休を取得しました。

嶺井:育休を取得した際、部署のメンバーの反応はどのように受け取りましたか?

福中:比較的好意的に受け入れられたと思っていますが、本当のところはどうなんでしょう笑?メンバーの皆さんに本当のところをヒアリングしてみてください。

メンバーからの言葉

"まず、育休制度で子育てに専念できることはとてもいいことだと思います。
それから、業務において育休前と後でのギャップは最小限だったと思います。育休中も福中さんは働かれると事前に知っていたので、完全にいなくなるのとは違い、不安もありませんでした。"

同じチームで働く三田さんより

福中:皆さん祝ってくれて、おむつケーキをプレゼントしていただき、僕もそうですが、奥さんも喜んでいました。

オムツケーキを受け取るお子さん

また社長の樋口さんに育休を取ることを言った際も「そうですか。おめでとうございます!それではパワーアップして戻ってきていただいてバリバリ仕事に復帰してください!」と快く送り出していただきました。

嶺井
:マネージャー職の責務を果たしつつ、育休を取得することは難しいことだと思います。福中さんが育休中の際、職場からはどのようなサポートがありましたか?

福中:僕の場合は事前に労務の方と相談して、育休を取りつつも週8時間は勤務していたので比較的両立しやすかったと思います。ただ、そうはいってもマネジャー業務のうち新卒や中途の面接などは、室長の稲本さん橋本さんにお願いすることになっていたので大変感謝しています。逆に言うと、マネジャー業務の大半を両人にサポートいただき、主に研究面に焦点を当てた仕事のみに限定したので週8時間の勤務で育児と両立できたのだと思います。

嶺井:GAでは社員の働き方に合わせて多様な育休の形が取れるのですね。育児休暇中にも働けるなんて、初めて知りました。

福中:僕も労務に相談するまで知りませんでした。もし育休中に働くことが難しい状況だったら、正直に言えば、育休を取得する決断を下せなかったと思います。そういう面でも、労務の方との面談にはめちゃくちゃ感謝しています。

育休からの復帰

嶺井:育休からの職場復帰で、不安などはありましたか?

福中:先ほども述べましたが、週8時間の勤務はしていて、毎週メンバーと接することができていたので、大きな不安はありませんでした。ただ、部署内の仕事に関しては不安は少なかったのですが、GAグループ全体の動きについてはキャッチアップできていなかったので、その点は不安でしたね。特に12月はGreatest Awards(*)があり、会社の今後に関する大きな発表がある時期だったので、復帰してからのそれらのキャッチアップにはけっこう気を使いました。

(*) Greatest Awards:一年に一度、活躍した社員やプロジェクトを表彰する全社イベント

育休を通して変化した価値観

嶺井:育休を通して、キャリアや働き方に対して、価値観の変化はありましたか?

福中:これは明確にありましたね。僕はもともと育休を取るつもりはありませんでした。「仕事人間」というつもりはありませんが、研究をライフワークとして生きてきた人間です。なので、男女どうこうという以前に、個人として育休を取る予定がありませんでした。

それを上長との1on1の際に稲本さんに言ったのですが、そのとき「会社との関係性は永久に続かないけれど、家族は死ぬまで縁が続きますよ。だから家族は大切にした方がよいと私は思います。」と言っていただき、育休を取ることを推奨してくれました。そして実際に育休を取得し、家族との絆の大切さや子どもと接することの喜びを改めて実感できたと感じています。

嶺井:子育てと仕事を両立させる働き方を実現する上で、大切にしていることは?

福中:どちらも「楽しむ」ことでしょうか。まず前提として、僕は家庭に仕事のことは持ち込みませんし、その逆もそうです。どんなに仕事が忙しくても、子どもの沐浴をしたりおむつを取り替えたりといったことは必ずやりますし、食器を洗ったり洗濯をしたり掃除をしたりといった家事もやります。また逆に子育てに疲れたことを理由に仕事に手を抜くといったことも絶対にやるつもりはありません。

「バランスを取る」とは家庭50%仕事50%ということではなく、あくまで家庭100%仕事100%として考えて、両者で最大限にがんばり、同時に楽しむことだと思っています。子育ても仕事も、どちらも「作業」としてとらえると100%ずつがんばることは不可能ですが、「楽しい」と感じることができるからこそ可能だと思います。

嶺井:育休取得について悩んでいる方に一言お願いします。

福中:子どもが生まれてからの最初の3か月間は、自分の人生において非常に貴重な時間になると思います。ありえないくらい1日1日の密度が高く、赤ちゃんは信じられない速度で成長していきます。初めて自分の声に反応してくれたときの喜び。うつぶせにした際に最初はまったく首が持ち上がらなかったのに、数週間後の首の高さに夫婦で感動したこと。沐浴した際に泣かれたこと。初めてベビーカーに乗って散歩に出かけたときのこと。初めて親の顔を見て笑ってくれた時のうれしさ。そのすべてが感動の記憶となって自分の中に残ります。その1日1日を見逃さないためにも、ぜひ育休はとった方が良いと思いました。

もちろん、繁忙期など業務との兼ね合いがあって取得するのが難しい人もいると思います。しかし、GAの労務は本当にその人にあった最適解を一緒になって考えてくれるので、まずは素直に会社に相談してみることをお勧めします。

うちの子、可愛い瞬間👶

嶺井:最後に、お子さんが一番可愛いと思える瞬間を教えてください。

福中:うちの子は基本いつでも可愛い!

おわりに

今回のインタビューをお読みいただき、ありがとうございました。福中さんの育休取得という個々の体験を通じて、GAでの働き方や育休の制度について知っていただく機会となることを願っています。

引き続き、AISCでの働き方や活動についての情報をお届けしていきますので、是非お楽しみにしてください。

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