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東京遠征編 はじまり

リクエストいただいたので、地方プロとしての東京遠征に関する日記のようなものをnoteで書いてみようと思う。
あたたかい目でゆるーく読んでもらえたら嬉しい。

自己紹介

日本プロ麻雀連盟九州本部所属・38期生の天野ヨシアキ(39歳)です。
麻雀歴はおよそ20年ぐらい….
18歳の頃に初代・麻雀格闘倶楽部のアーケード版から始まり、大学の友人とのセットやたまにフリー雀荘などで遊ぶ程度だった。
コロナ禍で少し仕事も落ち着いてきたこともあり、長く趣味としていた麻雀に対して本気で向き合ってみようと思い、2年前にプロテストを受験し無事に合格、麻雀プロとしての活動を開始する。
今年からプロ歴3年目に突入し、現在は毎月鳳凰戦リーグにも参戦し、現在はE1リーグ所属、九州ではA・B・C1・C2の4階層のリーグの内Bリーグまで昇級できた。

東京遠征のきっかけ

さて、ここからが本題。
いよいよ第41期鳳凰戦プロリーグ開幕
もちろん今期も九州から毎月参戦しますが、第1節は年度初めの仕事の都合によりおやすみ...
そこで、来月の第2節までは東京遠征のきっかけやこれまでの遠征のことを記憶を辿りながら書いてみたいと思う。

まず始めに、麻雀プロになったのが2022年4月。
初めて鳳凰戦に参戦したのが2022年9月の39期後期のE2リーグから。
なので、鳳凰戦のリーグ戦に出ようと思ったのが2022年8月頃かなぁ。
当時を思い返すと、遠征しようと思った理由は結構ある...

もっと連盟公式ルールの試合がしたい
この頃はプロになって最初の九州リーグで思うような結果がでず(C1リーグ残留)、やる気が溢れており戦いの場所を求めていたと思う。
九州には大分リーグ(現在の帝豊戦)、海峡リーグ(現在の帝峡戦)もあり、どのリーグ戦に参加しようか迷っていた。

浜上文吾プロの第39期十段戦の決勝
めちゃくちゃカッコ良かった。
実はその前の年、プロ試験受験前の頃に38期十段戦で浜上文吾プロがベスト8で戦っている放送も観ていた。
日本プロ麻雀連盟の最高峰のプロの中で、九州の大先輩が闘う姿。
畏れ多いですが、その姿に自分を重ねて応援してました。

東京のプロの九州リーグでの活躍
九州リーグの最高峰であるAリーグ、その頃は東京で活躍されている和久津晶プロと藤井祟勝プロが参戦していた(和久津プロは現在も参戦中)。
和久津プロはもちろんだが、当時連盟チャンネルで放送している皇帝位戦Aリーグセレクト配信で衝撃を受けた藤井プロの1局。

2022年 第23期皇帝位戦第3節

フリテンリーチで高目三色のツモ!
これ、下家が3巡目に役牌の北を鳴いているのですが、序盤から七萬を鳴かせない手組みを組んでフリテンリーチをツモった1局。
機会がある人にはぜひ連盟チャンネルの過去の動画を観てほしい。

九州のプロの価値を高めたい
九州本部に所属して思ったこと。
九州本部の先輩達は強い。

ここからはひとりの麻雀ファンの個人的な気持ちです。
強い先輩達をもっと全国の麻雀ファンに知ってもらいたい。
そのために、多くの先輩たちにもっといろんなタイトル戦に出てほしい。もっと活躍してほしい。
九州本部の後輩として、積極的にいろんなことに取り組めばもっと九州本部が盛り上がるんじゃないか。九州本部全体の活動の幅が広がるんじゃないか。
というなんともまぁ偉そうな想いを持っています(すみません・・・)

いろいろと理由を並べてはいますが、もともと麻雀プロになろうと思った理由は、麻雀格闘倶楽部が好きで日本プロ麻雀連盟のプロが大好きです。
そんな方々と真剣勝負の試合をすることが目的だったわけで、そんな自分もプロになっていろいろ経験するうちに気持ちの変化も始まりました。
せっかくプロになったのなら、いつ終わりが来ても後悔の無いようにやれることをとことんやってみよう。
という思いから、鳳凰戦への遠征を決意し、浜上さんへ相談して毎月の東京遠征がスタートするわけです。

遠征費の話

ここからは近頃話題の遠征費の話
福岡から東京への遠征手段は自分の中で大きく2パターンある。

①弾丸日帰り
②前泊・後泊の2泊3日ツアー

まず、福岡から東京のリーグ戦会場までの移動。
当時のE2リーグ会場は巣鴨道場で開始時刻は11時。
当日入りするには始発の7時ちょうど発の飛行機に乗って9時ぐらいに羽田空港着、そこから巣鴨への移動となる。
LCCの安価な飛行機は成田空港着しか無いので、当日入りや当日に帰ることは時間的に難しい。
必然的にANAやJALになるのだか、飛行機代は前もって予約する安くても片道15,000円、タイミングを逃すと片道30,000円以上に跳ね上がる。
セールなどを利用して、運良く座席が空いていれば最安値だと往復20,000円の破格の料金も。
それ以外にリーグ戦費用や宿泊代、電車賃など諸々費用は発生する。

ざっくりまとめるとこんな感じ

さて、東京遠征は決めたものの、この費用をどう捻出するかが大きな課題
・フリー雀荘に行く回数を自粛
 →それまでは月に100半荘以上遊んでいたが遠征費捻出のために大幅に減らした。
・空いた時間で仕事を増やす
 →幸い自分の仕事のスタイルや周りの環境にも恵まれ、仕事を自ら取りに行くことで収入増をすることができた。
さらには東京出張の案件もいただくことができ、タイミングが合えばうまくリーグ戦の参戦日程と合わせることもできた。
これはこれまでの社会人生活で培った経験や周りのサポートに感謝している。

東京遠征の目標

鳳凰戦に参戦する以上、夢は大きく鳳凰位を目指します!
地方プロが鳳凰戦のAリーグで活躍できる日が来たら、カッコいいですよね?!
まずは、タイトル戦やリーグ戦で夏目坂で対局することを目標に頑張っていきます!
もちろんお金も時間もかかるし、いつまで続けていけるかわからない世界。今は自分にできることを精一杯続けていこうと思う。

というわけで今回はこのあたりで。
東京遠征編ということなので、いつかこういうnoteの記事が収益化して、地方プロが遠征するための費用に充てる事例ができたらという目標は持っておきたい。
まずは今期いっぱいは無料で書いてみて、応援していただく方々の反応見ながら考えたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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