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それでも、生きていく

またまた病気が増えてしまった。
もう充分だよ、たくさんだよ、神さまはなぜそんなにわたしに病気をお与えになるんですか? ぷんぷん。
神さまなんてちっとも信じていないからバチが当たっているかもしれないけれど、年末からの腰痛の正体が確定した。

椎間板ヘルニアと脊柱官狭窄症。
痛み止めでしばらく様子をみて、良くならなければ手術を考えましょうと、医師は簡単に言うけれど、もう手術なんて絶対にイヤだ。
2回目の人工股関節手術からだってまだ1年半。脳梗塞からだって、まだ4カ月弱だ。
そんなに頻繁に入院なんてしたくない。というか、正直なところ医療費が限界ざます。

1型糖尿病のインスリンやらデバイスやらの費用は、2カ月で1万5千円超。20日にも定期検診があったけれど、デバイス代のところで計算間違いがあって、いきなり2万5千円も請求され、ビックリしてしまった。
見直してもらって、ことなきを得たけど、それでも1万8千円。痛いよ、これは。

医療費がいちばんかかっているのは1型糖尿病だが、ほかにも整形外科、眼科、脳神経内科など、気がつけばいろんな科にお世話になっている。

他科でレントゲンやCTなどを撮る場合、1型で必要なリブレ(持続型グルコース測定器)は外さねばならず、急遽検査になった場合、2週間の使用期間を待たずに外してまた付け替えることになるので、処方されたセンサーだけでは足りなくなるし、その分、医療費がはねあがる。
そこで、他科の検査に備えて、指先を刺して血液で血糖値を測る従来の測定器も併用して使うことになった。

さらには、リブレが誤作動を起こして数値がおかしいなんてことも、昨夏はやけに多かった。
血糖値が実際よりも低く出て、余計に捕食してしまい高血糖になっていたり、逆に数値が高く出て、余分にインスリンを打っちゃったなんてことになると命の危機だ。

そこで、数値がおかしいときは、指先パッチンの血糖測定器でも確認できるように、リブレと血糖測定器のセンサーが両方出るようになったが、2~3千円、医療費が上がった。
そこへもってきて、脳梗塞の診察と薬代、さらには腰の痛み止めときた。
腰痛の確定診断のために撮りにいったMRIだって8千円くらいかかった。

去年は緊急入院もしちゃって医療費が嵩んだが、これからもさほど変わらない状況が生涯、続くことになる。
書いてみて、ちょっとゾッとした。冗談じゃないわ~、ほんと。

こんなんで生きていけるかなぁ。でも、きっとギリギリで何とかなるのさなどというのんきさがわたしの取り柄かもしれない。

それでも、生きていく。
このタイトルで、重い、でも、大好きなドラマがあったなぁ。養女殺人事件をめぐる加害者家族と被害者家族を描いた問題作だった。

瑛太と満島ひかりの「それでも、生きていく」ためのせつない恋、大竹しのぶと風吹じゅんの母親対決、演技対決が胸をかきむしる。風間俊介のサイコパスぶりも圧巻だった。

あのドラマに比べたら、医療費が高いなんてブーたれていてはダメよ。とはいえ、あちらはドラマ、こちらは現実。そしてわたしは、それでも生きていく。

おあとがよろしいようで。

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