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魔猫族1 hecto


ランドシップ、バーグストランド州。
高低差が2000m程もある
ペレスの町並みが広がる

住宅街の中一台の車が自宅に到着した様です。

ドアを開け荷物を運ぶ。

玄関まで来ると、向かいの家から
小学生がドアを開ける。

バントスは、離れのランドシップ。
貿易の盛んな国‥遠方だ。
空路が必須。

「シイナ」の担任の先生が、
シイナの家に車がない事に気付く。

 先生「両親は何処かへお出かけなのですか?」
シイナ「あ、先生、おかえりなさい!」

シイナの話では、両親は仕事で
バントスに出張に出て
今日から留守番だという。

10歳の子供を置いて出張などあり得ない。
きっと代わりの保護者が来る予定なのだろう
程度に先生は受け流した。

シイナの表情が一瞬曇ったが、
いつもの笑顔になる。

ケロッとした仕草でシイナは
自宅へ戻って行った。

よく考えたら、掃除終わって
バケツの水を自分の部屋に
置いたままだったからだ。

料理はあまり得意ではない。

小麦粉をコンロで使って
火柱が上がり前髪が少し焦げた
くらい。

バケツの水は並々雑巾が浮いている。
モップを得意に持ち、
片付けを始めようとした。

車が自宅前に止まる音。
インターホンが鳴った。
慌てて窓から下を見ようとしたら
バケツに足が当たりこぼす
ところをうっかり両手で掴み上げ
中の水を窓から‥‥

雑巾ごとぶん投げた。
下で悲鳴が上がる。
/(^o^)\

頭の上の雑巾が落ちる。
フードをゆっくりめくり上げる。
((((;゚Д゚)))))))

突然のトラブルにオジさん夫妻が訪問して来た。
事情により保護者としてママの妹が訪れやって来た
との事でした。
シイナは全く知らなかったと言う。

凍りつくシイナ。

突然の訪問。

まさかの叔母登場。

どっかのアニメ⁈


シイナはむくれふて腐れた。



2匹に続く‥。

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