不思議な体験④
私の、数少ない不思議体験は5つあって、ちょっと順番が入れ替わってしまったけれど、①、②、⑤、③、ときて、この④でコンプリートとなる。
今回は海外編。
ロンドンに暮らしていた時の不思議体験をいくつかまとめてお話する。
妖精?
イギリスって、妖精いるって話、聞いたことあります?
なんか、いかにも合成でしょっていう写真ー小さな女の子の背中に羽があるものーとか、見たことないですか?😅
私はそういうのを何か、雑誌だったか、テレビのUMA特集みたいので見た記憶があるのだけど。
そういう噂もあるくらいだから、日本よりは妖精いるのかもしれない。
ロンドン市内は、石で出来た家や、古い木造に漆喰のチェダー様式の家だとかがどころ狭しと並んでいる都市部だけれど、ちょっと郊外に行くと、結構緑が多くあったりする。
イギリスには「ナショナルトラスト」と言って、古く歴史的な建造物や、美しい自然など、そのままの形で残そうという運動があって、そういう手つかずっぽく、ちょこっとだけ整備したほぼ自然がたくさん残っている。
私は「プチハイクの会」に入って、週末に郊外の森林をハイキングして、そういう建造物(教会だったり、誰かのマナーハウスだったり)を見物して回った。
プチとか言ってるけれど、長い時には10キロ以上歩いて、万歩計も20,000歩とか超えることもあり、家につく頃には、足がガクガクしていたものだ。
そんなある日、場所はどこだったかなぁ…。
いつものように週末に、電車で一旦郊外に出て、そこから森に入って、地図を見ながら歩きだすのだけれど、その入り口に向かって歩いていたら、何かに足を取られて、思わずコケそうになった。💦
私はリュックをしょって、片手にCOSTAのホットコーヒーを持っていたので、危うくもう片方の手を道路につきそうになったけれど、なんとかしのいだ。
何?と思って振り返っても、何も、ない。
草などが足に引っかかったのかもとも思ったけれど、そこには何もない、普通の歩道だった。
でも、別に怖いと感じなくて、誰かのいたずらみたいに感じたので、
(これって、もしやこの森にいる妖精の歓迎かしらん。)
と、その時は思った。
その後は森の中の道、そうまるでトトロの世界のように草木に囲まれた道なので、こっちは本当に草に足を取られたとしてもおかしくはないのだけど、何度も引っ張られた。
足もそうだし、来ている服も。
一体なんなんだろう。
見えはしないけれど、ちょっとじゃなくて、かなり強く引っ張る。
行くなってこと?でもなさそう。。
良くはわからないけれど、その日のハイクの時だけ、ちょこちょこ引っ張られる、という不思議現象が起きた。
カワイく、妖精のいたずらってことにしておこう。笑
エンジェル?
次は、バイト先でのこと。
日本食レストランで、夕方からお店が終わるまでの時間、ウェイトレスとして働いていた。
時給もちょっとづつ上げてくれたし、何より仕事終わりに頂けるまかないが嬉しいし、有難かった。
貧乏学生たちの為に、量をたくさんくれるので、あまったごはんはラップにくるんで持って帰って、次の日のごはんにしたりして、本当に助かった。
ある時、バイトの人数が足りないのに、そういう日に限ってお客様が多くてとても忙しかったりするもので。
終了した時にはへとへとになっていた。
だって、よくよく考えたら、午前中から学校で勉強して、夕方からバイトでしょう。
しかも、周りの留学生はみんな20代かせいぜいアラサー。
私だけアラフォーなのだもの。
そりゃぁ、疲れも人一倍。😂
地下にバーと席があって、みんな地下でまかないを食べる。
グランドフロアーから下りる時に、お客様のお膳を下げるのに両手でお盆を持って階段を下りていたのだけれど、もう疲れていたから、最後の5段目くらいで、足を踏み外してしまった。
あっと思ったけれど、もう疲れ果てて踏ん張る気力もわかず、落ちながら、(怪我しちゃうかなぁ。。このグラスも割れちゃうかなぁ。。)
と、半ば投げやりな気持ちでいたのだけど、ふと我に返ると、なんと直立していた。
え?え?
私今、落ちたよね。😳
不思議なことに、器械体操の選手の鉄棒の着陸のように、すくっと立ってた。
ちゃんとお盆も持って。
誰も見てなかったので、なにごともなかったように、そのまま地下フロアーに入って、みんなと一緒にまかないを食べた。
でも食べながら、(誰が助けてくれたんだろう。)と考えた。
私の守護霊なのか、それともイギリスだからエンジェルなのか。
とにかく、ありがとう。
誰?
ロンドンでは、引っ越しを4回した。
つまり5カ所に住んだことになる。
1回目は学校斡旋のインド系のお家にホームステイさせて頂いた。
これが、学校(中心地)から遠くて遠くて。(ZONE4)
通学に片道2時間もかかった。💦
それで、ひと月経ってから、もう少し近い家へ引っ越しした。
同じクラスの子の家で、1人引っ越す(出る)というので、そこへ私が入ることになったのだ。(ZONE3)
と、一軒一軒紹介すると長くなるので、この話はまたいつか機会があったらにする。
ちなみに、ZONEは区域で、中心地がZONE1,そこから2,3となるほど遠くなってゆく仕組み。
最後の不思議体験は、5カ所目に住んだフラットで起こったお話。
最近は日本でも「シェアハウス」って言葉聞くでしょう?
普通の家族のように他人同士が、各部屋を自分の部屋として住んで、リビングやキッチン、お風呂、トイレなどを共有して安く住む形式。
イギリスではそれを「フラットシェア」と呼ぶ。
最後に住んでいた家は、教会の真向いにあった建物で、〇〇ロード7番地の、ルーム7に私は住んでいた。
アイルランド人のオーナー(大家さん)が近くに住んでいて、日本人とポーランド人の女の子しか住まわせなかった。
理由を聞いたら、「きれい好きだから」とのこと。
その様に思ってくれていて嬉しいけれど、全員が全員ではないよ。🤭
でも、イギリス人がそうじゃないので、比べたら、大家さんの言う通り。
私の部屋は2階の角部屋で、窓からは隣の家の広い庭が良く見えて、そこから良く飛行機雲が見えていた。
その窓際にベッドがあって、夜寝る前にスタンドの明かりをつけて、壁にもたれて本を読むのが習慣だった。
ロンドンで、苦学生には日本語の本はそうそう手に入らない。
日本語の本を置いている古本屋さんあるんだけれど、これが高くて。
元値を知っているだけに、なかなか手が出せなかったんだよね。
それで、バイトしているレストランには、そういう学生たちが寄付して帰国する時に置いて行った本が色々あるので、そこから借りて読んでたりしたの。
だから、自分で選んで読む本ではなく、そこにあるものを読むから、自分では選ばないような本を読んだりして、逆に面白い出会いもあった。
あれは、季節はそんなに寒くなかったと思うから夏だったのかな。
景山民夫さんの本を読んでいた時のことだった。
(初めて読んだ。直木賞作家さんだよね。)
夢中になって読んでいたら、突然左耳後ろ側から、男の人の声で「行け!」って言われたの。
思わず振り返って、「えっ?どこに?」って聞いてしまってから、
(はっ。ここ2階だった。)
と思って、急に心臓がドキドキした。
どう考えても、そんなところから声がするはずもないし、外人で「GO!」ならまだしも日本語で…。??
「行け!」って、どういう意味だったんだろう…。
未だにわからない。
日本語だったので、エンジェルではなくて、きっと私の守護霊?笑
と、3つの不思議 in イギリス。
どれも良くわからないことだったけど、1番目と2番目については、私の体に起こったこと。
3番目については、声が聞こえたと思っただけで、脳内に響いただけかもしれない。
でも、誰かが私に何かを言いたかったのだろう。
未だに良くわからないけれど。
ただ、今までの不思議体験から、”私はなんらかに守られている”というのは、良く感じる。
ご先祖様ありがとう。😌
ここまで読んで下さったみなさまも、ありがとうございます。😊
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