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「調べる」ときの時間の使い方〜仕事編

自分は今、とある企業で18年くらいIT技術者として仕事をしている。
その仕事の一つに新人教育というのがある。
社会人としての新人教育ではなく、自部門で扱っているシステムについての技術教育で、だいたい2〜3週間くらいかける。
その間、IT全般について付加的な知識を身につけたければ、各々インターネットを使って調べてもいいことになっている。
そこで、この10年、新人に伝えてきた
「調べものをするときの時間の使い方」
ということについて書いてみようと思う。

新人のうちは、何をどう調べればいいのかわからないだろうし、時間もかかるだろう。
それでも、「調べる」という作業をすることには意味がある。
自分で調べたことは知識になり、仕事に反映できる。

ただし、どんな仕事でも「期限」というのが必ずある。
答えを探すことに際限なく時間を費やすことはできない。

なので新人には、仕事に関連して調べたいことがある場合、
「インターネットを使って調べてもいい。ただし、15分。
 15分、調べても答えが見つからなかったら、人に聞け」

と伝えるようにしている。

この「15分」というのは、根拠がある。
人間の集中力は大人なら50分くらいは継続できるそうだが、実際には波があり、集中力を高く保てる周期は15分単位なのだそう。
こども向けのテレビ番組でCMが入るのが15分ごとくらいになっているのは、一応理にかなった仕組みなのだそう。

新人のうちは一つのことにどのくらいの時間をかけることが効率的なのかわからない。いつまでも調べ物ばかりをしていれば、側から見れば「ずっとネットしている」と映るかもしれない。せっかく意欲的に取り組んでいても、時間ばかりがすぎていくなら逆効果である。

まとめとして。
・15分、調べてもすぐに解決しそうにないなら、誰かに聞く。
 →誰かが答えを持っているかもしれない。ヒントをくれるかもしれない。
・もしくは、一旦置いて、他の仕事に切り替える。
 →明日の自分なら別の角度から調べる糸口を見つけるかもしれない。

4月からの新入社員の方がもしこの記事を読んでいたら、参考にしてもらえると嬉しい。


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