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来日公演 初日 ダリル・ホール/トッド・ラングレン すみだトリフォニーホール 2023年11月19日(日)

2023年11月19日(日)、待ちに待った人生初、生のトッド・ラングレンとダリル・ホールのライブ。東京スカイツリーがすぐ近くに見える、錦糸町駅すぐそばの、すみだトリフォニーホールでの公演です。
17時OPENのため、16:50頃到着するとすでに入場待ちの長い列。「4列でお並びください」と言われ並ぶと、思いのほかすぐに入場できました。
ステージは背景が一面Daryl’s Houseの写真で、ステージ右側のピアノ近くにはおしゃれなインテリア風のライトがあったりと、Live From Daryl’s Houseを感じさせてくれるセットでした。

最高にかっこいい男 トッド・ラングレン

はじめ1時間はトッドのステージ。1曲目はReal Man
グルグルの渦巻きみたいな柄のTシャツでステージに出てきたかと思うと、
声が出ている、キレがある、マイク片手にステージを左右に動き回る、跳ね回る、ジェスチャーがいちいちかっこいい。
のっけから超テンション上がりました。
その後は「Love of the common man」「It Wouldn't Have Made Any Difference」「We Gotta Get You a Woman」と名曲が続き、5曲目からが、私の中では最高の流れでした。
5曲目「Bufalo Grass」、6曲目「I Saw the Light」7曲目「Black Maria」
生の「Bufalo Grass」はこんなにも熱があってかっこいいロックなのか!と感動しました。

最近発売されていた某誌に掲載されていた2012年のトッドのインタビューで、「いつでもコンパクトな賞ができるようにしている」「いたずら心を抑えたお客を退屈させないショウもできる」といった趣旨の発言をしていたトッドですが、まさにそれが再現されていたショウだったと思います。

会場の反応からして、おそらくオーディエンスの大半はダリル、いや
Hall &Oatesが好きな人たち。その中でも1時間にわたり会場をトッドの
ワールドで満たしてくれました。
私は3階席でしたが、トッド目当ての人は下の階に多くいた模様。

やっぱり凄いダリル・ホール

さすが売れに売れた男だなと。トッドが終わり20分の休憩の後、出てきた瞬間から会場のボルテージは2~3段上がりました。
1曲目のDream timeはノリがいいし、何度聞いても日本人受けの良いメロディーラインだなと。
わたしはダリルについてはあまり詳しくないのですが、印象に残ったのは「僕の90年代のお気に入りのアルバム、”Soul Alone” から。」と話し、歌いだした「I’m In a Philly Mood」。渋くて良かったです。

ただ、ステージを通してダリルのボーカルだけ少しハウリングが多かった。
Youtubeで見る最近のLive From Daryl’s Houseと比べても高音域を出しづらそうにしていた様子からも、やや調子が悪くマイクの音を上げていたのかなと。
低音域の時はダリルの力強い声がいつも通り出ていて、そこでハウってしまっていた印象。
少なくとも5回はハウったのにダリルが何も言わない様子からも、マイクの音上げはダリルのリクエストかな、などいろいろ考えながら見ました。

にしても、ロックにギターで盛り上げたと思えば「Every time You Go Away」ではピアノを奏でたりと、様々な面を見せてくれるダリルも本当にかっこよく、なんだか「すごいものを見ている」という感覚を憶えました。

アンコール

両者とも好きですが、どちらかといえばトッド目当てで行った私は、とある曲を楽しみにしていました。それが「Can We Still Be Friends」
なんとアンコール2曲目でやってくれました。しかもダリルとデュオで。
歌いだしはダリル。ちょっとウィスパーな優しい歌い口が印象的でした。ここでハウリングが出たのが惜しかったですが、その後はトッドはもちろん、バックのコーラスも最高で、とても沁みました。

ファーストアンコールで3曲やって、一度袖に戻った二人。

その後、ダブルアンコールに応え、最後はダリルによる、ホール&オーツの「Private Eyes」。クラップで会場との一体感をマックスにして幕を閉じました。

3階席まで超満員。このライブ、できることなら全公演行きたい。

Daryl,Todd,Thank You for coming to Japan !We're looking forward to see you two again! 


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