「場所」と「時間」の2軸をずらせば新しいものが作れる 仮説(4)

人間にとって「新しい」ということは2つの軸によって規定されている。1つは「時間」で、もう1つが「場所」だ。
例えば、新しいスタイルの音楽が流行ったとして、それが何故新しいかと言うと、日本(場所)今までに無かった(時間)からだ。
このことから、場所と時間のうちいずれかをいじくれば、それが既に存在したものでも新しく見せられるのではないか。

場所を変える
→海外の流行りものを日本に輸入する。逆に、日本でマンネリ化したものを海外に輸出する。
例えば今話題の「とにかく明るい安村」。彼の芸は日本ではマンネリ化したものだ。だが、海外に場所を変えれば目新しい芸に生まれ変わった。

時間を変える
→過去(かなり前、何十年も前のもの)を現代に甦らせる。それを知らない若い世代には、それが目新たらしいものとして映り、逆に大人の世代にはそれが懐かしいものとして受け入れられる。
例えば、若い世代を中心に巻き起こったレトロブーム。昭和では当たり前だった「メロンソーダ」などが若者に受けている。これも、昔既に存在したものを今再現することにより、目新しさがあり受けている。


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