見出し画像

Midjourney:パラメーター講座01・02

パラメーター講座01・02では、5つパラメーター(--relax、--fast、--turbo、--ar、--stop)を学習します。各パラメーターを試せるように、プロンプト(指示文)を記載しています。ぜひお試しください。

参考:「プロンプトの基本:後編」


パラメーター講座01

--relax、--fast、--turbo、は、描画スピードに関するパラメーターです。遅い方から、--relax (低速 / リラックスモード)、--fast(高速 / 高速モード)、--turbo(超高速 / ターボモード)の3種類があります。このパラメーターを使用したプロンプトのみに働きます。この作画だけは、どうしても早く済ませたいな、というときに使えるパラメーターです。

リラックスモードの描画時間は、0 ~ 10 分の範囲。高速モードは、その2 倍程度のスピードが出ます。ターボモードは、さらにその2 倍程度高速に生成されますが、サブスクリプション GPU時間を 2 倍消費します。(ターボモードは、Midjourneyモデルバージョン5系、6のみの対応) これらのパラメータは、作画には影響しません。

Turbo engine, 3d, --relax

Turbo engine, 3d, --fast

Turbo engine, 3d, --turbo

01-1.描画スピードについて

アスペクト比(--ar)の初期値である1:1以外の比率、品質パラメーター(--q)の1以上を指定すると、描画に時間が掛かります。逆に停止パラメーター(--stop)を低く抑えると、短時間で描画できます。

01-2.個別のプロンプトではなく、すべての速度モードを変える

個別のプロンプトではなく、初期設定で速度モードを変えるには、Discordでは設定コマンドを使いモードを変更してください。

コマンド/settingsで、下記の初期設定を表示させ、モードを切り替えれます。コマンド/relax、/fast、/turboでも切り替えれます。

Discord / 設定画面




パラメーター講座02

この講座では、アスペクト比(縦横比)を設定する--ar(--aspect)と停止--stopの2つのパラメーターについて学びます。

さまざまなアスペクト比 / MJ公式ドキュメントから

02-1.アスペクト比を決めるパラメーター--ar(--aspect)

アスペクト比は、パラメーター--ar(--aspect)に続いて、横:(コロン)縦で値を整数で指定します。1.39:1 の代わりに 139:100 を使用します。アスペクト比は、生成される画像の形状と構成に影響を与えます。
※バージョン4では、1:2から2:1までの制限あり
※arは、Aspect Ratio(アスペクト比)から

Turbo engine, 3d, --ar 16:9

02-2.停止パラメーター--stopは描画の途中で、描画を止める

画像生成系AIは、2014年に発表された「GAN(Generative Adversarial Network・敵対的生成モデル)」に遡ります。MJも例外ではなく、イメージ描画時にその生成過程が表示されています。この過程を途中で止めることができるのが、停止パラメーター--stopです。値は、10 ~ 100の値を入力します。

Turbo engine, 3d, --stop 50

50%で描画を停止

パラメーター講座01・02では、5つの基本パラメーター、--relax、--fast、--turbo、--ar(--aspect)、--stopについて解説しました。残り13個です。


--ar、--c、--fast、--iw、--no、--q、--style random、--relax、--r、--seed、--stop、--style、--s、--tile、--turbo、 --w、--niji、--v


参考文献:Midjourney Documentation


記事公開後に、加筆修正、あるいは記事そのものを削除することもよくあります。あらかじめご了承ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?