千と千尋 おにぎりのシーン



今回注目するのは千と千尋の神隠しおにぎりのシーンです。

物語の説明や世界観を見せる前半部分と話が加速していく中後半との間にある今浮いたシーン
私が1番好きなシーンです。

味方であり優しく接してくれたハクの二面性に落ち込み、これからどうなっていくのかと不安の中に落ちていく千尋
そんな中優しかったハクともう一度出会い、おにぎりを貰い忘れかけていた自分の名前を思い出す。
あの環境で気合を入れこれからやっていかなくてはいけないと奮い立たせます。

社会で理不尽の中働いている人が多い今の時代、
さとり世代に代表されるよう今の仕組みに限界を感じ不安の中どうしようもなくただ生きてる方もいると思います。
僕もその1人です。

ハクがくれたのはそんな方への安心と本当の自分への手がかりです。


だからこのシーンは刺ささります。

自分を勇気づけているハクは名前を無くして
ただ後半でハクが本当の自分を取戻すきっかけをくれたのは千尋です。

自分の大切な味方は自分以上の苦しい立場にいるかもしれないけど、お腹は減りおにぎりは美味しい。

生きるって生々しい、

こんな時にハクの様に自分を押し殺し千尋を助けれる様な人間になりたいと強く思いました。

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