本日のプレイリスト02 〜ピート・シェリーの初月忌に思いを寄せて〜愛すべきUKロックのオルタナティブ精神、 日本のシューゲイザーやビジュアル系にまで影響を与えた〜

バズコックスのピートシェリーが亡くなって1ヶ月たった。バズコックスは本当に英国らしいバンドだった。

バズコックスのピート・シェリーが63歳で死去

英ロックは尊い。ビートルズ、ローリングストーズ、レッドツェッペリン、クイーン...誰でも知ってるバンドもあるが、基本、米国で生まれたロックを面白して世界に発信するのが英国だった。"普通じゃない" のというのが英ロックの条件だったのだ。

そういった理由から、Oasisが英ロックの代表のように語られるのは個人的に好きではない。彼らの曲から英国のDNAが感じられない。普通すぎるのだ。そんなことを考えながらSpotifyを徘徊していると、懐かしくなり英ロックのオルタナティブ精神を独断と偏見で、プレイリストにまとめた。

余談だがそういう意味で、マークロンソンは英国のDNAを受け継ぐ英国らしいプロデューサーだ。間違いなくオルタナを通った人だ。



本日のプレイリスト / 個人アカウント


Ever Fallen in Love / Buzzcocks
I Don't Mind / Buzzcocks
追悼ピート・シェリー。本当に英国らしいバンド、パンクというカテゴラズから抜け出し、メロコア、パワーポップの源流になる。


Everybody's Gonna Be Happy  / The Kinks
さらに遡って。The Whoと人気を二分した英国中の英国なバンド、キンクスのご機嫌なナンバー。You Really Got Meが有名だが隠れた名曲。


New Rose / The Damned
ピストルズやクラッシュだけじゃない。普通じゃない英パンクバンドの雄。あのガンズもカバーしてるのだ。


Why Can't I Be You?  / The Cure
時代はニューウェーブ。きっと日本のビジュアル系のメイクをずっと辿っていくと彼らやカルチャークラブ等に行き着くのではないか。現在のビジュアル系の音楽性そのものはだいぶ横道それたのだが...
初期のBOOWYは本格的なニューウェーブサウンドだった。布袋さんがロンドンに住まれライブ活動を続けてられているのも納得します。


Molly's Lips / The Vaselines
スコットランドのデュオ。この演奏レベルでデビューしてしまうところを見習え。カートコベインが愛した曲。センスさえあればいいのだ。


Gangsters / The Specials
UKのロックバンドはスカをとりいれ進化した。2トーンスカでありながらニューウェイブの象徴的な存在でもあった。スカコアやメロコアに多大な影響を与えた。


Before Today / Everything But The Girl
フォーキーなギターデュオだった二人組は、シーケンスをとりいれて、ネオアコブームを形成する。重要な点は彼らがシンセではなくギターユニットという点。この辺がUKっぽい。わかります?


Wake up Boo!  / The Boo Radleys
略してブーラド。彼らはオルタナではなかったのだけど、ギターバンドにアレンジの面白さを付け加え、ネオアコ好きからも多大な人気を得た。
世代的に何度聴いてもあがります。


Slash 'n' Burn / Manic Street Preachers
ここからは超リアルタイム。HR/HM全盛期にイギリスにもそういうバンドはたくさんいたけれど、彼らのようにヘビーなサウンドで伝統的UKロックをやる人もいた。今聞くとおもしろい。


Just / Radiohead
この頃、OASISとBlurが人気を二分していて、フェスの帰りに両ファンが殴りあう事件とか、今振り返ると、なんかズレてる?エピソードがたくさんあった。僕も当時メタル野郎と口も聞かなかったし、一緒に歩くのすら嫌だった(今は全く気にしません)ダウンタウン松本人志が神と崇められ、ガロのアングラ漫画がリバイバルされ、ボアダムズがワールドツアーをしていた...時代、一番UKらしいロックバンドはRadioheadでした。アメリカのグランジロックのフレイバーとUKのDNAが絶妙にブレンドされていた。僕らの仲間はみんなこれが好きだった。なので素行はバッドボーイズなのに教科書通りのOasisの曲は?でした。

Chowdown / Corduroy
彼らの音楽はAcid Jazzと呼ばれた。インストも歌物もある。彼らがUKバンドたる所以はここにファズギター鳴らしつつ、スタイリッシュに決める。
英国のマナーで黒人音楽を消化した素晴らしいバンドだ。


Stronger Than Me / Amy Winehouse

これらの歴史がエイミーワインハウスや、マークロンソンを生み出したのだ。ジャンルはR&Bでも英ロックのDNAが染み出ている。


Wonderland / The Mummers
おまけ。無名すぎて悲しいですが僕の好きな英バンド。どんだけ音を豪華にしてもオルタナが漏れ出てくるところが好き。



ピートさん、安らかに。

プロフィール : 田中 潤
音楽家、プロデューサー、アーティスト…etc
2003年にドリーミュージックよりメジャーデビュー、2008から作編曲家としてRhytm Zone(AVEX)に所属。2014年頃独立。
作編曲で Smap, May J., 三代目JSB, 倖田來未、土岐麻子、信近エリ、堀込泰行、宮崎 薫 、moumoon…etc に携わり、CM音楽や企業向け音楽も多数。
日本に住む外国人クリエイターやパフォーマーのバックアップをする活動もしている。

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Jun-Tique 田中潤

音楽家、アーティスト。作編曲等 : 3代目JSB、smap、May J.、倖田來未、土岐麻子、堀込泰行、CM、企業向け音楽etc www.gentouki.jp/ www.twitter.com/gentouki www.instagram.com/jun_tmusic

本日のプレイリスト

田中が聞いてよかった曲を解説付きで紹介。 Spotifyのプレイリストを公開しています。
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