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J’s Magazine09 2019年抱負、 先を見据えるのではなくゼロベース、 メイウェザーvs那須川天心、 麻布の焼き鳥...etc

<目次>
①2019年 抱負
②本日のプレイリスト
③甘辛嫌いのグルメリポ 〜西麻布 絶品おしゃ焼き鳥〜
④コラム1 〜メイウェザー vs 那須川天心 戦に思うこと〜
⑤コラム2 〜10年代最後の年、若者の変化〜
⑥コラム3 先を見据えるのではなくゼロベース


〜2019年 抱負〜
あけましておめでとうございます。今年も年末年始は実家に帰り母の手料理を食べて来ました。いい時間でした。写真は雑煮です。関西の雑煮は茹でた餅なので沈んでしまって見えなくなることがあります。


さて、平成が終わろうとしています。


僕は現状音楽家という肩書きですが、この先、音楽だけでは満足できない気がしています。専業音楽家という職業はなくならないにしても、ほぼ消滅するのではないかと思っています。僕もゲントウや作編曲家の作品は僕という人間の一部でしかないと考えることができるようになりました。これは大きな変化で、肯定的に捉えています。


これからは音楽活動と並行して、社会の発展を肌で感じられる活動がしたいと思っています。力不足であれば、それができる人のサポートできる人間になろう。そう思っています。


取り急ぎは法人化してできることからやっていこうと思います。田中個人の音楽製作以外の売り上げをちゃんと立てることが今年の目標です。今後、音楽家らしからぬ発言、政治的発言、批評、お聞き苦しいところはあるかと思いますが、お許しください。

走りながら見つけていくしかないと思いっています。


〜本日のプレイリスト〜  エッジの効いたシティポップ的サウンド

下記の楽曲の解説はこちら

Horizon / Alfred Beach Send
Vibin' Out with ((( O ))) / FKJ
When You're Ugly / Louis Cole
Hang Glide / Anomalie, Rob Araujo
Crazy Race / RHファクター
What a Day / Kiefer
Socially Awkward / Kiefer / Kiefer

これらの曲はこちらのプレイリストから視聴できます。




甘辛嫌いのグルメリポ 〜西麻布、オシャ焼き鳥〜
本日もとっておきのお店を紹介します。グルメリポではなく焼き鳥やレポと化しそうなほど焼き鳥好きです。激ウマのオシャ焼き鳥です。西麻布の路地裏に佇むこのお店。

続きはこちらの記事で




コラム1 〜メイウェザー vs 那須川天心 戦に思うこと〜
大晦日のRIZIN、数試合だけ観ました。日本の格闘技を観なくなって久しいですが、正直あれはどうかと思いました。もちろん大晦日なので祭りでいいと思いますが、もっと賢いやり方があるのではないでしょうか。メイウェザー vs 那須川天心の試合に関して主催者の榊原さんはこう言っています。


「(こんな体重差のある試合をやるべきではなかったという意見を踏まえ)そういう人はボクシングを見てください。最初から競技という枠に収めようと思えば見られないものをやろう、ということだったんですから。」


【RIZIN】メイウェザーvs那須川「競技という次元ではなかった」(榊原委員長)


PRIDE, DREAM, 戦國,  K-1, HERO's  衰退した原因の根本はどれも同じだと思うのですが、RIZINはかつてのこれらの団体のよくない部分を何倍にも濃縮してるように見えます。何かあの頃と変わったのでしょうか。RIZINを見てると開き直りにしか見えません。


単純に地上波打ち切り事件がなければ今でもPRIDEはビッグイベントだったという考えでしょうか。日本の格闘技はジャッジを操作したり八百長をするというのが海外のプロ選手だけでなく格闘ファンの間でも暗黙の了解になってたりします。大丈夫でしょうか? コアファンをバカにしたカードはやめた方がいいです。




コラム2 〜10年代最後の年、若者の変化〜
年末年始は久しぶりにテレビをゆっくり見て、テレビが作ったと言っても過言ではない平成という時代に思いをはせました。今、主役はもちろんネットですが、2019年現在、インターネット先進国アメリカでこのような動きがあるようです。


「GAFAやめました」若者が離れ始めた根本理由


GAFAというのはGoogle, Amazon, Facebok, Apple の略で、スコットギャロウェイさんの本「the four GAFA / 四騎士が創り変えた世界」で話題になりました(こちらのマガジンでも取り上げました)これを使うのをやめてみる若者が現れているようです。

中国を覗くほぼ世界中の人々の情報は、この4社が握っていて、ここにマイクロソフトを加えて超国家的に世界をコントロールしていると言っても過言ではありません。

記事にあるようにオルタナティブな存在であるはずのベンチャー企業の多くはGAFAに買収されることが最終ゴールになってしまい、それはアメリカンドリームのていをなしてないのではないかということだそうです。


関係するかわかりませんが、北米の若者でアーミッシュになる人はいてもアーミッシュをやめる人はいないそうで、少しづつですが増えているそうです。

電気も車もない昔ながらの生活。【アーミッシュ】の人々に見る人間本来の姿

この流れは来たる2020年代のテーマになるかもしれず、そこから新しいイデオロギーが生まれるかもしれません。スマホとSNSは人類を幸せにすることはできず、単純に使わざるをえない道具と化したのが2020年代前夜なのかもしれません。





コラム3 〜先を見据えるのではなくゼロベース、ワープロの消滅は必然〜
最近バズった記事からに思うところがありました。僕はまさにこの頃パソコンを始めたからです。

「ワープロはいずれなくなるか?」という質問に30年前のメーカー各社はどう答えた?


当時、田中家はワープロを買わずワープロソフトとプリンタがセットになったFS-4500(MSX2)というパソコンを買いました。(当時10歳)僕は子供心にプログラミングもゲームもできるパソコンがあるのに、なぜ、あの小さな画面で文字を打つことしかでいないワープロが存在するか不思議に思っていました。


音楽で例えるとMTRとDAW、オープンリールとProtoolsの関係に似てています。もちろん前者がワープロで後者がパソコンです。


もし当時の僕が大人で、会社でワープロを使っていたら、ワープロとパソコンは別々で存在することに何も疑問を持たなかったかも知れません。子供はいつもゼロベースです。


この正常バイアスは日本経済の衰退についても当てはまるのではないかと思います。日本はテクノロジーと最先端技術の国ではあったけど、NECも富士通もシャープも全て、、、日本のパソコンはメーカー非互換でありながらマイクロソフト製MS-DOS上で動いていました。ゼロベースでOSから作っていたハードメーカーはアメリカのはアップル社だけでした。MS-DOSはもちろんマイクロソフト。


その後、Windowsの登場によって非互換性の壁に守られていた日本のパソコンは競争力を落とし、95年以降の国境を超えるインターネットがそれを加速させました。ジャパンアズナンバーワンが脆くも瓦解してしまったのは、規制で守られていた業界がオセロの角を取られていたからで、この20年の間にそれがいとも簡単にひっくり返されたということだと思います。


日本ITの国際競争力 --- 佐々木 俊尚



佐々木さんの10年前のこの記事でも色々書かれていますが、僕は全部必然だったと思います。唯一、アメリカ以外の企業でオセロの角をとろうとしているのが今話題のファーウェイでチャイナOSを開発していました。日本のハイテク企業と同じ轍は踏みたくないということだと思います。


今、日本人にとってゼロベースで重要なものとは何でしょうか?僕は言語だと思います。英語と中国語。このどちらかを不自由なく使えることが日本人に求められる時代がすぐそこまで来ていると思います。


おまけ

平成が終わろうとしていますが、実家で見つけた昭和のマウスをどうぞ。
MS-10(1985年、昭和60年発売)PC-88とMSX用のマウスでした。



田中 潤

音楽家、プロデューサー、アーティスト…etc
2003年にドリーミュージックよりメジャーデビュー、2008から作編曲家としてRhytm Zone(AVEX)に所属。2014年頃独立。
作編曲で Smap, May J., 三代目JSB, 倖田來未、土岐麻子、信近エリ、堀込泰行、宮崎 薫 、moumoon…etc に携わり、CM音楽や企業向け音楽も多数。
日本に住む外国人クリエイターやパフォーマーのバックアップをする活動もしている。
FB https://www.facebook.com/Gentouki
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Ing https://www.instagram.com/jun_tmusic/プロフィール : 田中 潤

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