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モーニング娘。'21コンサート Teenage Solution~佐藤優樹卒業スペシャル~

はじめに

今回は佐藤優樹さん(以下まーちゃん表記)の卒業
およびまーちゃんの卒業コンサートについて書きたいと思います。

とはいえ私はまーちゃんの推しではないので
あくまでも1オタクとしての目線として受け取って頂ければ幸いです。

最初の印象

私がハロオタになったのは2016年の春
ということで私がモーニング娘。を見始めたときにはもうまーちゃんはモーニング娘。のキャリア全体でみると半分くらい過ぎていました。

最初みた時の印象は
歌がすごい、天真爛漫、ちょっと問題児?って印象でした。
なんだか冒頭から失礼な物書きですが
これもまーちゃんの魅力だと思っていて
いつハマるか分からないけれど、
ハマれば凄まじいパフォーマンスを魅せてくれるところにロマンがあるなと思いました。

ただそれゆえ、あまり人との接し方は苦手な一匹狼的な少しだけ異質な方なのかなと思っていました。

180度変わる印象

そんなまーちゃんの印象が180度変わったのが
私の推しでもあった尾形春水さんの卒業コンサートでのセレモニーでした。

尾形さんが
「音楽好きですよね。なんで好きなんですか?怖いです。」
という悩みを打ち明けたエピソードをし始めました。
「モーニング娘。やっていて音楽が怖いってどういうことだろう?」
と思ったものの
「けど尾形なりに一生懸命に考えていたからまさもそれに応えてあげたい。初めての後輩からの相談だったから」
「ちゃんと答えてあげたいと思ってあかねちんから説明を受けて…。」
そして
「尾形が落ちている時を知っているからか
リハでソロでセンターステージに歌っているのを見た時によく立ち直ったなって思ったの、頑張ったなと思ったの」
と続きました。

音楽が好きで、突き詰めているまーちゃんにとって
音楽が怖いという尾形さんの言葉は全く理解しがたいものだったはずです。
そしてモーニング娘。として活動している中で音楽が怖いのはどうなのかとモーニング娘。のメンバーなら思っても仕方ないと思います。
それでも、まーちゃんはそんな尾形さんを1人の人間として受け入れていました。
そして大事な時に綺麗な言葉をしっかりと届けられるまーちゃんの優しさと愛の深さを感じました。


もしまーちゃんの言語化やアウトプットが常にちゃんと整うなら
もしかしたらものすごい偉大な人物になっているのではないかと思ったりもしました。
ただ、そこがうまくいかないからこそ
アイドルとしての儚さや、刹那的なきらめきや、ロマンがあるのかなと感じました。


煌めくえでまー

視点を今の推しである加賀さんに移したいと思います。
卒業コンサート後のこちらのブログ

特に気になったのは

固定観念みたいなものが多かった。
佐藤さんが教わることは、
それをことごとく壊してくれるものでした。

という部分。

譜久村さんとのONE×ONEでも
(モーニング娘。に加入して)
いろんな人の刺激を受けて大分柔らかくなりました
と話し始めると
譜久村さんは
「何かきっかけとかあった?」と質問
その答えに
「佐藤さんですかね」と答えていました。

モーニング娘。には
譜久村さんや小田さんなど
「ハロプロとは何か」「モーニング娘。とは何か」
を体現して、伝えてくれる先輩がいます。 
ただそういった先輩とは違い
大事な部分を残しつつ自分を表現するという
違う考え方を伝えてくれるまーちゃんの存在は大きかったのではないかなと思います。

コンサートのMCで
「卒業おめでとうございます」という加賀さんの言葉に
「珍しい」と言ったまーちゃん。
ここに色んな関係性を築いたえでまーが垣間見えたと思います。

人と関わるのが苦手とも
一匹狼とも全く違う
人を良くみて、人一倍努力をして、人と音楽に寄り添ったそんな人だと思いました。

まーちゃんらしい卒業

前置きが長くなりましたが
卒業コンサート本編のお話へ

一言でいえばらしいコンサート。
しんみりさせない。モーニング娘。としてのコンサートを楽しんでもらうという気持ちがこもっていたように思います。

譜久村さんのMCの言葉で
「まさきちゃんの歌を聞いていると、今日集中してないなぁとか、どこでそんな練習してきたの!とか分かる」
という話がありましたが、
その言葉を借りれば
この日のまーちゃんの歌声はライブビューイングのスクリーン越しでも
ものすごく綺麗に、かっこよく、このコンサートにかけるものが伝わってくるそんな歌声でした。

詳しい歌とかダンスの話はきっとまーちゃんをずっと見てきた人に聞くべきなのであまり多くは語りませんが…。 
どのソロパートでもそんな気持ちにさせられる歌でした。

ダブルアンコールの後に
黒地にエメラルドグリーンのスパンコールが散りばめられたドレス姿で出てきたまーちゃん
その衣装の意図を語ったシーンは
「大事なところで絶対に最高の言葉を選ぶ」
そんな一面を最大限に感じたシーンでした。

そして
「笑顔の君は太陽さ」という選曲も
つんく♂さんの音楽を大好きでい続け、リズムや細かい音までこだわったまーちゃんらしい楽曲だなと思いました。
楽曲が終わってはけた後
拍手でもう一度ステージに戻ってきた際
「ダン、ダン、ダンで綺麗に終わったじゃん!!」
っていう言葉も含めて、そういうところにこだわるのはまーちゃんらしいなぁ…。と逆に寂しくなってしまいました。

コンサート全体でいえば
やはりモーニング娘。単独としてのコンサートが2年空いたという事実がすごくのしかかってきました。

アルバム曲の初披露がこのタイミングにまでなってしまい、なおかつ全員でのパフォーマンスが最後の機会になってしまった。
そして2年の間にも
メンバーは大人になっていき、パフォーマンスもどんどん成長していました。
(特に印象的だったのが北川さん)
しかしその間の成長の過程をモーニング娘。の楽曲で見届けることができなかった。
久しぶりの単独公演で楽しかった思いとともに
そんな切なさと物悲しさを覚えてしまいました。

まーちゃんの卒業によってまた変化していく
モーニング娘。をちゃんと見届けられる世の中になることを祈って今週は締めたいと思います!

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それでは!また来週!