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過ぎたるは猶及ばざるが如し


はじめに

仕事でも、趣味でもない。
そんな休日を過ごすのは久しぶり。
しかもそれが大阪まで行くことになっているのだからなおさら。
いつものように旅費をケチってこだまに乗っていると暇で暇で仕方ないので、
最近思ったことを残しておこうと思う次第です。

わたしに対して興味がある人だけこの先進んでみてください。
あまり今までの記事みたいに中身のある話はしてないです(笑)


怒涛の夏

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

唐突なこのタイトルは実は私の座右の銘です。
もう1つは
「塵も積もれば山となる」なのですが、
今日話すこととは関係ないので今回はこれだけ。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
辞書的な意味では

何事もやり過ぎることは、やり足りないことと同じくらい良くない」という意味で、
中庸が大切であることを例えている。
※中庸とは、どちらにも偏らず中正なことを指す。

元々は「論語」の教えの中の1つであるそうな。
まあこんなことを軸にお話ししていきます。

はじまりは7月の半ば
コロナ感染での体調不良から大分復帰してきたなと感じてた矢先に今度は夏風邪をひくこととなりました。
あの時期の夏風邪というと咳がとまらず喉がやられ、そして厄介なことに長引くというおまけ付き。
例に漏れず私も咳がとまらず満足に寝られず…。

どうしようもなく、
FC東京のホームゲーム(vs鹿島)と
BEYOOOOONDSが出演予定であったフェス
「IDOL SQUARE」に行くことをやめ、不毛な休日を過ごすことになりました。

その2日休むことで、仕事には復帰できましたが
タイミングが悪く、そこから最繁忙期に突入。
1ヶ月に休日が6日というとんでもない多忙スケジュールになっていきました。

そんな状況でも構わず趣味を楽しもうとはしていたものの、やはり身体はしんどく
ムーラン・ルージュを観に行った時は開演直前まで天をぼーっとみつめるしかできなかったり
値段が高めの栄養ドリンクを頼りに麻雀大会に参加していたりとギリギリの生活をしていました。

これまたBEYOOOOONDSが出演予定であったフェス
「でかみ祭」ですが
参加する予定ではいたものの、身体がついていかず、
BEYOOOOONDSの出番だけ観に行こうと、かなり遅めの出発をしたところ
平井美葉さんの欠席のニュースを目にし、
そのまま家にとんぼ返りをしたなんてこともありました。

この期間は本当にしんどかった思い出しかなく
あまり振り返ることもないです。

お盆が過ぎ、少し落ち着いた時に
国立競技場で東京の試合を見たり、
@JAMEXPOで久しぶりにアイドルのパフォーマンスを見たり
まあじゃん乙女団になぜか2日連続行って静岡の人に優しくしてもらったり
MSMWでやっとみよちゃんと会えたり

なんてしているうちに
やっと人の心を取り戻したような気がしました。


そんな8月を過ごしたことに
強烈なイライラを覚えていた私は、
9月は一転して趣味に時間を使うために、休みをかなり取りました。

FC東京
ホームゲーム2試合

ハロプロ
代々木でのアニバーサリーコンサート
山野ホールでのBEYOOOOONDSのFCイベント
高橋愛バースデーイベント(ゲスト:平井美葉)
平安神宮コンサート

麻雀
HOLIC杯(麻雀大会)
麻雀bar road
海賊リーグ両部(麻雀大会)
One game(麻雀教室)
銀座花サロン(麻雀大会)
麻雀bar Citrus複数回

行きたいものをほぼ全部詰めたようなスケジュール

さぞかし満足したのでは?
と思われるでしょうが、
実はそんなこともなかったというのが、
この記事を書くきっかけです。

誤解を招かないようにはじめに断ると
参加したすべてのイベントは全部が楽しかったです。

問題はお仕事。
必然的に出勤回数が減るわけですが、
その少ない出勤で休んでいる間に貯まった情報と仕事を捌かなければいけないわけです。
意外とこれがストレスでした。
結局出勤の度に残業するようなスケジュールにもなっていました。

「趣味が充実していれば、仕事はまあなんとか乗りきれればいいでしょ?」
自分はそんな人間だと思っていました。
けれど9月を過ごすと、
私は仕事にもある程度余裕をもって取り組みたいのかもしれないと考えました。

そう
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
仕事をしすぎた8月も
趣味をしすぎた9月も
どちらも満足度の満点をとることはできなかった。
結局何事もバランスをとることが大切だと気づきました。


過ぎてしまった理由

なぜ座右の銘にも掲げながら
結局「過ぎたる」までやってしまったか。
理由は2点ある気がしています。

1つ目は
シンプルに体力の低下です。

もしかするとこれは年齢によるものなのかもしれないですが、
仮眠がうまくできない。夜の眠りが浅い。
睡眠のルーティンが崩れて、
脳が起ききっていないまま活動している感覚が大きくなってきました。
話していても言葉がなかなか出てこなかったり、
常に疲労感を抱えていたりと、不都合を感じながらも、ごまかしながら生活していました。
タンクに少量しかないガソリンを無理やりふかして活動して、朝になっても睡眠がうまく行かず、給油が満足にできないまま、また無理やりエンジンをかける。そんな感覚でした。

2つ目は
麻雀との出会いです。

何を今さらと言われそうですが、
麻雀というコンテンツの楽しさがスケジュールをさらに圧迫しました。

ゲーム性の楽しさは元より、
様々な人たちとの関わりがこのコンテンツに没入させました。
Мリーガーという業界のトッププロと
雀荘イベントでは一緒に麻雀を打つことができる。
バーゲストでは一緒に酒を酌み交わし、ゆっくり話ができる。
ハロプロオタクからやってきた私にとっては
「なんだこのバグは?」と思うくらい距離感が近く関係性が作りやすいです。

そして、プロと呼ばれる人の裾野が広いことも拍車をかけました。
様々なイベントに行くうちに、
ざっと数えるだけでも40人以上もの麻雀プロと麻雀を打つなり、お話をさせていただくなりと、知り合うことができました。
その全ての人たちにリスペクトを持っていますし、
この縁を大切にして応援したいと思います。

これだけ多くの人達のスケジュールを合わせれば
「毎日誰かがどこかでイベントをやっている」
という状況が生まれるわけです。

様々な人とのコミュニケーションをとることで楽しさを見出す
そして
フットワーク軽く時間があればどこにでも飛び出してしまう私の性格と
麻雀界隈はあまりにも相性が合いすぎている気がしました。
こうして私の2023年は
あまりにもスケジュールを詰めすぎたように思えます。

体力の低下によって
脳も身体もキャパシティが小さくなった上に
麻雀にのめり込みスケジュールを詰め込む。

明らかに「過ぎたるは」の要素が揃っていると言わざるを得ないと思えます。


もう見てみぬ振りは限界

それでも10月になるまで
全てのイベントが楽しいから、
毎日なんとかなっているから、
そんな理由で「過ぎてしまって」いる事実から目を背けてきました。

とはいえ、見てみぬ振りをするのはもう限界が来ているように思えました。

というのも
ついに仕事に細かいミスが見られるようになってしまった。
普通に考えれば、体力が戻ってないまま仕事をしているからミスをしているわけです。
前述の通り、趣味の圧迫が仕事に影響を与えることにストレスを感じる性格と分かってしまっている以上、この状態が日々の満足度につながるとは考えづらいです。

そして、お金を使ったなぁという実感です。
口座の額面をみて、さすがにこれはやりすぎだなぁと感じました。
長い期間資産形成をしているので口座の額面が0になることが即破産になることはないので一応安心してください(笑)

そういう状況なので、
0にならなければ、支障はないかなと割り切って
口座の額を気にせず適当にお金は使ってました。
(まあ割り切るなという話ですが)

ただ体力がなくなった実感に、ミスを重ねた後に
口座の額面の減り方も見ると
うーん?なんかこれも違う気がするなぁ??
という感覚が生まれました。

結局、割り切っていたはずなのに
いざそうなったらモヤモヤするわけです。

そろそろちゃんと考えて生活しようかなと
見つめ直すきっかけとなりつつあります。


バランスを見出すのは自分自身

この2ヶ月で
時間にも、体力にも、お金にも、
自身が持っているキャパシティには限度があることを知りました。

この3つに加えて、
自身のメンタル、心境を含めた様々な要素を鑑みた上で
「どの日に何にどのくらい」
時間を使うのが、自身の満足度が1番高いのか
それを見極めることが今後も大切だと思います。

そもそも趣味を幾つも掛け持ち、
仕事も不規則でリズムが掴みづらいという特殊な状況下にいる私。
結局、どのバランスで日々を過ごすことが
1番満足できるのかを知っているのは他の誰でもなく私しかいないわけです。

まあとはいえ、
毎月パズルゲームの如く様々なスケジュール調整をしている私は、各イベントの優先順位をつけて1番満足できるようなスケジュールを組んでいたつもりでした。
ただそこに、
勇気を持って「休む」という選択肢を持たなければいけないフェーズに来たなと感じています。

みんなには
「なんで来ないの!」って怒られるかもしれませんが。
これから私が生き延びるための最適解を求めたいなと思う次第です。

ただ、1つだけ言っておきます。
「人って簡単に変われないよね(笑)」
まあきっと抑えきれなくて虚ろな目で歩く私には当分会えるとは思います…。


今回はこれまで!
それでは!