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コーディネーターのチカラ

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人と人をつないで15年 地域×大学生プロジェクトの組み方 ボランティアの組み立て方 フォローの仕方など 新しい企画を、現地の人と若者が作っていくサポート方法をまとめていきます。
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学生組織の引継ぎの解像度とポイント

学生組織の引継ぎの解像度とポイント

鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。”農村16きっぷ”や”三徳レンジャー”などの大学生プロジェクトの後方支援をしつつ、地域を面白くしています。

1.新歓期を経て団体の世代交代が進んできたbankupに関わる学生プロジェクトは、理系学生が多いのもあって2年の春に幹部交代をします。直前まで1年生だった学生たちが運営を回していきます。必然的に経験値は少ないのですが、前年のやり方や先輩のアドバイスを

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集団から個、個から集団へ

集団から個、個から集団へ

鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。先月末に京都の京北に行って下記のイベントに防災軸でファシリテーターをしてきました。

1.平時のつながりが有事に活きるそこで語られたのは、平時のつながりが有事の支えになる事。関係性なければ、「早めに逃げよう」とか「あそこのおじいさんは足が悪い」とかそういうことにはならないわけですね。ゆるい連携は大事。

中間支援的な動きを20年もやっていると、いろんな人にお

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つながっていくご縁

つながっていくご縁

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。地域と若者のチャレンジを後押しする仕事をしています。もう20年になります。

facebookを何気なくみていたら、こんな記事を見かけました。京都移住計画は、”地域仕掛け人市”を一緒にやったご縁のあるチーム。鳥取のイベントをやらせてもらったりした場所でもあります。

京都は年でも何回か訪れる場所でもあるし、大学時代にも何度も足を運んだ場所。立命館の学生とプロジェ

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ごきげんでいること

ごきげんでいること

年末なので実家に戻ったゲンヨウです。静岡県沼津市出身。鳥取に比べると寒さは感じないですね。上着の着脱がむずい。今日はゆるく書いていきます。

20代からNPOを経営していると、社会の矛盾とか理不尽とかにも遭遇してきてます。見た目は丸いですが、それなりに尖っている人なので(頭もですが)、ぶつかったりやりあったりした経験もあります。若気の至りと言えばそれまでですし、若いからこそ戦うみたいなものも通る道

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今月のゲンヨウさん(2022年12月)

今月のゲンヨウさん(2022年12月)

鳥取でNPO法人bankupを経営しているゲンヨウです。あっという間に年末です。師走とは本当に走る感じの一か月ですね。今月も振り返りましょう。

1.総理官邸に行ってきました。なんだそれって感じですが。ディスカバー農山漁村の宝という農林水産省の受賞を受けまして(特別賞:ベスト8くらい)、全国で616件のノミネートから選ばれました。全国で37事例。鳥取県としては若桜のジビエの取組以来と聞いています。

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今月のゲンヨウさん(2022年11月)

今月のゲンヨウさん(2022年11月)

クリスマスと正月を足して二で割ったような配色のゲンヨウさんです。いちおう、頭が尖っているのをデフォルメしたデザイン。スラ〇ムではない。

それでは、今月もいろいろ動いてきたので、記録していきましょう。

1.ディスカバー農山漁村特別賞受賞表彰式は後日あるそうなのですが、農林水産省が主催する「第9回ディスカバー農山漁村」という表彰にノミネートさせていただき、37の表彰事例の中の審査員ご指名の特別賞を

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検索に出てこない地域のネタを旅する

検索に出てこない地域のネタを旅する

鳥取でNPOやまちづくり会社の経営に関わるゲンヨウです。全国旅行支援をはじめとした、動きが始まっていますね。ガイドブックに載らない旅の仕組みもいろいろ動きがありまして、観光庁の”第二のふるさとづくりプロジェクト”の対象に鳥取県も選ばれています。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001480202.pdf

1.鳥取市のまちなか旅のコーディネートそんな

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人を紹介すること

人を紹介すること

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。弊社の役割は「つなぐ・翻訳する・伴走する」だと最近、腹落ちしてきています。今日は、そこからつなぐに思う事をつらつらと。

つなぐことは0を1にする第一歩だと捉えていて、基本的には相談されたらつなぎます。そこから何が生まれるのかは、僕はわからないけど、面白くなるかなと感じたらすぐに。

そうは言っても、つなぐことの価値がどこまで理解されているのかが、気になる時もあ

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俯瞰と枠にとらわれない意識と行動

俯瞰と枠にとらわれない意識と行動

息子のサッカーにつきあってます。地域の方の熱心な指導に感謝です。

息子が見える位置を探して動いたのですが、最初は誰もいなかったけど、しばらくしたら人が増えてきました。

最近、自分の行動を少し深めるようにしてまして、何でそうなったのかと考えて見ました。

1.俯瞰する意識基本的に全体情報や周辺情報をとる癖があります。今回であれば、子供の練習するグラウンドの周りの様子や他の保護者さんの動きを見るわ

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地域の課題と若者の接点、高校生と共に

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。今年は鳥取県の若者広聴レンジャーのアドバイザーを務めることになりました。

1.広聴って何?広聴って仕組み、僕もこの機会をいただいて初めて知ったのですが、行政が施策の参考になるように、住民の意見をいろいろ聞くことを”広聴”というそうです。普段は行政職員が、市民に意見を聞くことを指しますが、鳥取県では若者の視点で市民の意見をとりまとめ、施策提言につなげる”若者広聴

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地域の災害対応力を高めるために

地域の災害対応力を高めるために

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。佐賀県大町町(おおまちちょう)に行ってきました。冒頭の写真は、日本レスキュー協会さんの新拠点での1枚です。救助犬の訓練施設をつくられて、そこを会場にお借りしての研修でした。

会場となった佐賀県大町町、隣の武雄市はここ数年大雨被害にあわれています。そこに支援のための機関をつくるということで施設が創られました。今後、ドッグランやキャンプ場など一般の方も使えるような

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鎌倉殿の約87人

鎌倉殿の約87人

(2022年4月に書いた記事のアップができてなかったです)
鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。久々の移動で例年よりもバタバタしております。動くことに慣れてないというか、約3年ぶりの出張なので、何を準備するのかとか、経路探索はどうだっけとか、車社会の鳥取以外の過ごし方へのフィットが大変な感じです。

オンラインのやり取りも並行しているかなのかもしれませんが。公私、仕事と暮らしの境界線がより曖昧にな

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出張再開

出張再開

鳥取でNPOをやっているげんようです。法人名を変える手続き中ですが、新しい名前も周りの方に良いねと言っていただけて嬉しいです。「bankupのげんようです」と自分自身も話すのに慣れていかねばという感じです。

1.4月になって出張が戻ってきましたコロナ過ではなるべく移動しないようにしていたり、なっていたのですが4月になり出張が戻ってきました。今月だけで3回出ていて、3年ぶりの長距離移動や宿泊に体が

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手間はかかるけど迷惑だとは思ってない

手間はかかるけど迷惑だとは思ってない

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。先日は追いコンの時に話したことを描きました。その時に感じたこと、追加で話していたことを今日は書いておきます。

僕が一言話をさせてもらう前に、卒業生側から一言ずつ話をしてもらいました。思い出のこととか、こんなことやってたら良いよとか、そういう振り返りの意味も込めた時間でした。

「バンクの職員さんにはいろいろ迷惑をかけました」

リーダー経験者の学生が話していま

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