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コーディネーターのチカラ

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人と人をつないで15年 地域×大学生プロジェクトの組み方 ボランティアの組み立て方 フォローの仕方など 新しい企画を、現地の人と若者が作っていくサポート方法をまとめていきます。
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#地方創生

思考整理004:地方でコーディネートを仕事にすること(その1)

思考整理004:地方でコーディネートを仕事にすること(その1)

鳥取市でNPOを経営しているゲンヨウです。最近は鳥取砂丘の砂をもらう手続きをしたり、廃鉱山の石を砕いたりしています。この一か月の動きは謎です(笑)。ANAさんとの仕事でアーティスト×鳥取をやっているので、こんなことになっています。新しいことは刺激が多くて面白いです。

こんな感じで2002年の事業開始から、謎なことをやっています。平たく言うとコーディネート業務になるのですが、地方都市で人と人を繋い

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マッチョメンターと呼ばれて

マッチョメンターと呼ばれて

鳥取県でNPOを経営するゲンヨウです。昨日は内閣府主催の関係人口セミナーでした。僕はメンターとして参加しました。マッチョメンターというのは、同じ分科会のメンターで入った釜石の石井さんにつけられました。たまたまの、その会だけツメツメキャラだったのですが、そんなときもありますね。だるんだるんのBODYを何とかしないとマッチョ業界に叱られます。

1.関係人口拡大に向けたスキルアップミーティング正式名称

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アーティストと過ごす一日に思う

アーティストと過ごす一日に思う

鳥取市で面白いことを地域に持ち込む人をやっているゲンヨウです。五円あって、ANAさんの「ANA meets ART”COM”」の鳥取市での受け入れコーディネートをやっています。

https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/promotions/art_com/

1.そもそものキッカケはオンラインから今回のプロジェクトは”オンライン関係人口未来ラボ”という仕掛けをや

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地方でつなぐ仕事を見える化する

地方でつなぐ仕事を見える化する

地域で人と人をつないで18年、ベテランの域に入ってきましたゲンヨウです。最近、アート領域のお仕事をすることになり、刺激満載の日々です。

1.複数地方で開催する企画の現地対応を務めるオンライン関係人口の流れで、全国の別の地域の人と一緒に企画をやることになりました。鳥取で面白いことを仕掛ける人ではありたいと思っているのでありがたい機会です。

全体的な座組は東京側で作ってもらい、鳥取での実施について

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オンライン関係人口未来プロジェクト

オンライン関係人口未来プロジェクト

鳥取市でNPOを経営しているゲンヨウです。4月11日から毎週土曜日に”オンライン関係人口未来プロジェクト”という仕掛けをやっています。

1.キッカケは飲み会のノリできっかけは2月に塩尻市役所の”山田崇さん”を呼んでシンポジウムをやった日の夜でした。シンポジウムの様子は下記リンクより。その日の懇親会では登壇してもらった鳥取銀行で複業でまちづくり会社やっている方、県庁の方などが一緒にいまして。

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地方の提案力が分かれ始めた

地方の提案力が分かれ始めた

鳥取県でNPOを経営するゲンヨウです。小学生の子供二人の父でもあります。今日から、鳥取市では長い春休みが始まりました。一昨日の夜から、NPO経営者として、地域の保護者として、親としていろいろ考え動いています。

1.各自治体で反応が別れる全国を見ると、千葉市や福岡市など一昨日の夜から情報発信をして、政府の要請を踏まえた独自の方法を決めています。つくば市なども工夫したやり方を提案されています。

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都市と鳥取の関係性をつくる

都市と鳥取の関係性をつくる

出張から帰ってきたゲンヨウです。鳥取県鳥取市で地域と若者のチャレンジを後押しするNPOを経営しています。

1.東京と大阪で週末に大阪、東京でイベントを開催してきました。鳥取から地域で頑張っているプレイヤーに現場の話をしてもらい、都市部の興味ある方と一緒に関わり方を考える時間をつくってきました。

大阪では琴浦町で空き家を購入した地域おこし協力隊の久和さんに、東京では、南部町でゲストハウスを運営す

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移住して欲しい声とどう向き合うのか

移住して欲しい声とどう向き合うのか

鳥取で、地域×若者のチャレンジを伴走するNPOを経営しているゲンヨウです。僕は高校卒業後、進学をキッカケに鳥取に来て、そのまま根付いた人です。妻の実家に婿入りしてその集落で暮らしています。

移住者といえばそうなりますが、鳥取歴の方が長いので、あまり移住者っぽくみられません(笑)

1.大学生との飲み会で出た一言先日、鳥取大学の地域学部の学生たちと飲む機会がありました。つながりの深い研究室のゼミ飲

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地方におけるインターンシップの設計について

地方におけるインターンシップの設計について

鳥取県で長期実践型のインターンシップを導入しているゲンヨウです。今日は広島に来ています。”地方創生インターンシップ”のセミナーに来ています。NPO法人ETIC.さんのお誘いで、半分は勉強、半分はワークショップのグループファシリテーターとして参加しています。

1.多様な主体が興味を持つインターンシップ地方創生インターンシップは主に都市部の大学生を地方に還流させる狙いがあり実施されています。研修会の

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地方でヨソモノが発信することのメリットデメリット

地方でヨソモノが発信することのメリットデメリット

鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。実は静岡県沼津市出身です。大学の進学をキッカケに鳥取に来ました。もう17年も事業をしているのですが、今回は情報発信について、特に地方でヨソモノ(移住者とか学生とか出身者じゃ無い人)が発信する事について考えてみました。

ちなみに、僕は「いろいろあるけど発信したほうが良い」と考えている派です。

1.情報発信の方法と言えば1-1 SNS
 twitter、Fa

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初心に戻り、次を考える場所

初心に戻り、次を考える場所

鳥取県で”地域×若者”を通じて面白いプロジェクトを生み出す事業をしているゲンヨウです。今日から日曜日まで年に二回の組合の総会です。ギャザリングと呼びまして、僕らと同じような”地域×若者”の事業を行っている団体の集まりです。

1.東京にわざわざ集まるのはなぜ?東京に全国の団体が、わざわざ顔を合わせるのには、以下の3点があります。お互いの地域が重複することはほとんどないため、情報提供しあって良いもの

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施策をチューニングできるエリアの広さ

鳥取県鳥取市でNPOを経営するゲンヨウです。今日は、居住エリアの地域振興会議と、鳥取市の小規模多機能自治に関する会議の両方にでるという日でした。

前者は、合併前の村のサイズでの自治について話す会議、後者は小学校区くらいのサイズの自治の大枠について話す会議でした。

1.平成の合併がもたらしたぼんやりとした施策これは、行政批判でもなく必然だと思うのですが、例えば鳥取市の場合9市町村が合併しています

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先人の背中をイメージできるか

先人の背中をイメージできるか

鳥取県で”大学生×地域”のプロジェクトを作っているゲンヨウです。大学生×地域のコーディネートで気にしているものの一つに”先人の背中をイメージする”というのがあります。

1.チャレンジには寛容ではない部分もある地域地域のチャレンジを増やしたいのですが、なかなかチャレンジに寛容ではない部分はまだまだ地域内にはあるので、その辺は繊細に考えています。

理由は2つあると思っていて

(1)地域に余白がな

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共に歩む同志を得る

鳥取県で、”人の育つ場づくり”をやっているゲンヨウです。昨日は米子市で打合せ、関わっている案件の相談でした。僕の師匠から託された案件だったのですが、いろいろあって返上しようと思っての相談でした。

結果からいうと、形を変えながらも続けていくことになりました。返上のときと状況が大きく変わったというのもあるのですが、話し合いの中で、本質的に何が大事なのかについて確認ができたこと。一緒に取り組む人が見え

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