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NPO経営について書く

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NPOを経営しています(2002年から現在まで)。 大学生ボランティアの協力と専従職員の組合せで事業を進めています。面白さ、難しさ、両方を書きます。 【略歴】 2002年学生団体… もっと読む
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記事一覧

地域のNPO中間支援を考える

地域のNPO中間支援を考える

鳥取県でNPOを経営するゲンヨウです。朝晩も涼しく秋の雰囲気が一気にやってきましたね。最近は春と秋が短いなと思うことが多いです。今日は、NPOの中間支援について書きます。もともとのキッカケは下記投稿をD×Pの今井さんがしていたので、それに反応して答えたツイートをベースに書きます。

1.NPOの運営NPOは非営利組織、NPO法人という法人格もありますし、広い意味ですと任意団体なども含まれます。最近

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NPOを学生起業で続けられたポイント

NPOを学生起業で続けられたポイント

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。日曜日に島根で、題名のような話をするので、少し論点を整理するために書いてみようと思います。

1.キーワードを並べてみるまずは、自分の整理も含めてキーワードをあげてみる。

2.モノ(物資とか環境とか)拠点(アジト)…大学生が夜まで使える施設を早い段階で安価に使えるようになったのは大きい、しかも大学から徒歩10分。部屋も多い。
車…自分の車の入れ替えのタイミング

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経営者同士で語る場とその意味

経営者同士で語る場とその意味

鳥取県でNPOを経営するゲンヨウです。この1年は経営者団体で、周りの経営者とお話しする機会が増えました。研修を企画するポジションでもあるので、経営者×経営者の話を横から聞かせていただく機会も増えました。

1.経営者目線をしる僕も個人事業主から人を雇用し、少しだけ組織が大きくなっています。少し経営者としての役割を考えることが増えてきました。普段は、もっとたくさんの人を雇用している経営者や、二代目・

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やるべき事を絞る視点

やるべき事を絞る視点

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。写真は、まちづくり会社でリノベーションしている空きビルにいたタヌキさん。これでいて160cmくらいあります。数十年、鳥取の中心市街地を見てきた重鎮です。

世の中が不安定になり答えの見えない時代に突入しました。それ以前から、回転の速い世の中になっていましたが、その不確実性は高まっています。もともと不安定と思われがちのわが社ですが、そういう時代ほど需要があるようで

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補助金や行政の業務委託から考えた経営の姿勢とは

補助金や行政の業務委託から考えた経営の姿勢とは

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。

1.補助金について話す打合せで感じたこと先日とある補助金の活用について話す時間がありました。僕はアドバイザーのポジションでの参加でした。僕のスタンスは使う目的がちゃんとあるのであれば、活用しても良いかなという姿勢です。

その中で、もやっとすることが何点か出てました。

「Aという部分に補助が出るのなら、Aの基本になるBにも補助を出すべき」

みたいな話です

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2020年もよろしくお願いします

2020年もよろしくお願いします

鳥取市でNPOを経営するゲンヨウです。

年末にビジョン合宿を開催しました年末に社員を中心としたビジョン合宿を実施しました。組織としてのビジョン・ミッション・アクション・クレドの再定義を目的としています。活動を始めて18年目、法人化して12年目にもなっているので、現状と外部からみた認識などがずれている部分もあるなと思っていたのです。まずは社内の中心人物であるスタッフの中の共有・共感を高めることにし

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自己紹介

自己紹介

はじめまして
中川玄洋(なかがわげんよう)と言います。鳥取県鳥取市でNPOを経営しています。1979年生まれの二児の父です。noteではNPO経営の話、地方で暮らしている話、若者×地域の話、子育てのことなどを書いています。

講演用プロフィール(約200文字)中川玄洋(なかがわげんよう)
NPO法人bankup代表理事
1979年生まれ静岡県沼津市出身。鳥取大学在学中に学生人材バンク(現banku

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僕らが地域のビジョンを描く世代

僕らが地域のビジョンを描く世代

鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。40歳になり、NPOの事業は17年目、経営者としては人を雇用した年(法人化した年)を一つの区切りとすれば10年です。

創業時は大学生だったので、まったく地域のビジョンみたいなものは意識はしていなかったです。17年経過し、鳥取のNPO経営者としては年齢は若いのですがベテランの領域になってしまいました。地域×若者系の業界でもどちらかというとベテランポジションに

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100日続いたnoteの更新とNPO経営者の発信について

100日続いたnoteの更新とNPO経営者の発信について

鳥取市でNPOを経営しているゲンヨウです。noteが100日連続更新を褒めてくれました。褒めたら伸びるタイプなので、尖った髪が天井に刺さる勢いです。

アホな冒頭文章はさておき、まずは10日、一か月、100日と少しずつ伸ばすことができました。タイミングも良かったとは思いますが、noteの更新に振り回されることはなくなってきました。NPO経営者と発信というテーマも含めて今日は書きたいと思います。

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熱量のある言葉

熱量のある言葉

月に一度は人前でお話しさせていただくゲンヨウです。今日は京丹後市でお話しする機会をもらいました。昼間は研修講師。夜は地域の若手事業者、金融機関関係者、フィールドワークに来ていた京都の大学生など30名弱集まる場所でのミニ講演でした。

今日は後半のミニ講演で感じたことを書きます。

1.ミニ講演の経緯この地域には、僕らの学生プロジェクトでご縁をもらった若者が住んでいます。鳥取県智頭町で10年つづいた

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自分にあった起業スタイルを

鳥取大学大学院で学生団体をつくり、そのままNPO法人にしてしまったゲンヨウです。学生起業と言えば聞こえが良いですが、みなさんが思うような学生起業とはかけはなれたゆるっと起業でした。

仕事で地域おこし協力隊という制度で都市部から、鳥取に来た若者の後方支援(相談役)もやっています。人をつないだり、企画書の添削したり、起業プランのブラッシュアップしたりと、いろんな相談を受けています。

地方であろうと

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卒業生が複数に増えることで感じたこと

卒業生が複数に増えることで感じたこと

鳥取で「大学生×地域(企業・集落)」のコーディネートを行っているゲンヨウです。昨日・今日と米子市周辺を回る仕事があり、久しぶりに米子市に宿泊することにしました(僕は普段は鳥取市なので車で2時間弱の移動距離です:鳥取→米子)。

ここ4~5年間で、プロジェクトに関わった大学生が鳥取で働くという選択をするパターンが増えてきました。鳥取出身の人もいますが、そうでない場合もあったりします。特に米子市周辺に

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ベースラインをあげる

ベースラインをあげる

鳥取で「大学生×地域(企業・集落)」を実践しているゲンヨウです。地域との接点の作り方は、一日参加のボランティアから、企画を考える学生プロジェクト、企業と取り組む長期実践型インターンシップと様々です。

今日はとある全国の仲間と一緒に取り組んでいく企画のキックオフミーティングでした。まだ具体的なことは、これからなのですが、メンバーの目線や課題意識を合わせる時間でした。

その中で、ベースラインをあげ

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あっと言う間の7年

あっと言う間の7年

息子が誕生日だったゲンヨウです。同じ五月生まれです。ケーキを食べ、プレゼントをあけ、、、楽しい時間を過ごしました。

ちょうど7年。あっという間だったなと。少し、これをきっかけに振り返ってみることにします。

七年前の息子誕生で一番大きな出来事は、一か月の育児休暇(厳密にいうと経営者は育休という概念はないのですが、会社に1か月行きませんでした)を取ったことです。8月の中旬から9月の中旬。本当に会社

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