自分にあった起業スタイルを

鳥取大学大学院で学生団体をつくり、そのままNPO法人にしてしまったゲンヨウです。学生起業と言えば聞こえが良いですが、みなさんが思うような学生起業とはかけはなれたゆるっと起業でした。

仕事で地域おこし協力隊という制度で都市部から、鳥取に来た若者の後方支援(相談役)もやっています。人をつないだり、企画書の添削したり、起業プランのブラッシュアップしたりと、いろんな相談を受けています。

地方であろうと、都市であろうと起業はけっこう大変な部分もあります。起業よりかは、それを続けていくことの方が大変というのが伝わりやすい表現かもしれません。どんな形であれ、挑戦するというのは尊いことなので、応援しています。いろいろ見えてきたので、少しまとめてみます。

1.個人事業と複数人での事業

一人で動くのか、チームで動くのかという部分です。一人で動く部分は自分の裁量や判断基準、リズムでやれるという良さもあります。チームで動く部分は得意不得意の補い合いができたり、規模を大きく展開できたりする良さがあります。

取り組む事業の種類にもよりますが、一人で黙々とやっていくのが好きなタイプと、チームでも動けるタイプと別れます。自分の向くスタイルがあると思います。僕はチームの方が良いなと思って、法人化して雇用して動いていますが、雇用するまでに4年かかってます。

起業コンペとかは事業を大きくする企画書とか書かされたりしますが、自分のサイズで規模を固定するのもある意味ありだと思います。

2.いろいろやるのか、絞るのか

事業の方向性はある程度絞ったほうが良いですが、いろいろ試しながらやるタイプの人と、一個ずつじっくりやっていく人とあると思います。僕は多動なタイプなので、前者ですが。後者でも良いと思います。

あまり広がりすぎると、キャパオーバーだったり効率が悪くなるのがあるので、広げる系の人は定期的に面談とか他人に話しながら状況整理することをおススメします。

一つをじっくりやる人は、情報収集がグンと減ると思うので、アンテナは高くしておいた方が良いです。でも、どちらでもあう方を選べばよいです。

3.慎重なタイプなのか、おおらかなタイプなのか

あまりにも考えなしは危険だと思いますが、基本慎重なタイプの人も、おおらかなタイプの人も両方あって良いと思います。僕はどちらかと言えばおおらかな方なのですが、慎重なタイプにあこがれる場面もありますし、その逆もあります。

でも自分は自分なので、考えなしにやるわけではなく、適度な慎重さを持ってるなと思うくらいでやっています。

4.ポイントは比べないこと

起業とか経営者とか、その種類は様々です。成功者は○○だ!みたいな話はありますが、個性の中でやっているので、確実に成功するのは○○な人だというのはありません。

どうしても、自分のできない部分にあこがれてしまう部分がだれでも持っていると思うのですが、いきなりは変わることはないし、その特性と上手に付き合いながら、運営していけばよいと思います。

周りの経営者、創業者に刺激を受けてポジティブになれるのであれば、比べるのは意味はあると思いますが、結局はどう動いたか、どういうインパクトを与えたのかという成果でわかることなので、ネガティブになるような比較はやめた方が良いです。

自分なりの自分の事業を淡々と進める

ここしか継続の秘訣は無いのかなと思います。「ゲンヨウさんは強いですね」と言われたのですが、そっちはそっちなりに悩んだりしているのです。でも面白くやったほうがよいなと思って動いています。

なんて話をしました。比較しない。淡々と進める。これがポイントだと思います。

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