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応援をちゃんとお願いする

鳥取でNPOの経営をしているゲンヨウです。あっという間にお正月の三日間が過ぎ去っていきました。今日は「後輩へお年玉」ということで、卒業生たちに寄付のお願いをしていました。

1.コミュニケーションが取れるタイミングで依頼

卒業生なので、基本は働いています。若手なのでいつもは忙しい。正月で少し時間的にも余裕があるタイミングかなと思い、SNSなどで個別にメッセージを送りました。接客系のメンバーは年始の怒涛のお仕事中でした。お疲れ様した。丁寧に返信ありがとう。

学生人材バンクの現状のことや、寄付の使途、どうして寄付を集めていくのかなどを踏まえて送りました。

2.なぜ寄付を選んだか

NPOではありますが、立ち上げから最近までは、事業収入の利益部分で大学生支援も兼ねてやってきました。NPOだけど事業で稼ぐという部分に拘っていたのですが、大学生がいることが自分の組織の価値であり、強みでもあること。一人一人との関係性を丁寧に作っていくことが結果的に、良いカタチにつながるということがわかってきました。

丁寧に対応するということは、時間がかかるということもわかってきました。僕のノウハウや意図をスタッフにも伝えていかないと、多くなった学生たちとの関わりを深めることができないのです。大学生の地域系プロジェクトは、学生の成長は大きくインパクトも出るのですが、メンバーが卒業で入れ替わるので、チームのメンテナンスや調整を毎年やる必要が出てきます。

プロジェクトを安定的に運営することについては、大学生チームの中で仕組みを作ったりして引継げるようにしたり、思いの部分で伝えるものを明確にしたりなど、かなり良い動きにはなってきています。自分の大学時代を考えたら、本当に学生スタッフが優秀すぎてすごいです。

ただ、卒業時の入れ替わりに対応するには、それ以外の仕組みも対応していかないといけないなという段階になりました。

ここはマネタイズが難しい部分なので、寄付という選択肢も活用することにしました。一番活用していた県の事業が2年後に終わる可能性も出てきたのも一つの理由ではあります。急にバタバタするよりは一歩早く動くことにしました。

syncableを活用した寄付の動きについては、2018年11月に農村16きっぷが農林水産大臣賞を受賞したので、少し早く寄付ページを公開しましたが、実はもともと準備していた企画です。

3.ちゃんとお願いすることが大事

「寄付します!」みたいな返信をもらいながら、個別のやり取りをしていると、少額でも応援できたらと返信してくれるOBOGがいることがわかりました。後輩に繋げたい思いをカタチにする一つの手段として、寄付を認識してもらえたかと思います。

昨年までは寄付をお願いするという行動が、なかなか自分の中で振り切れなかったのですが、こうやってしっかりとコミュニケーションを取ってみると、OBOGが継続して自分たちのコミュニティに関係してもらうための一つの方法なんだなと自覚しました。

話は変わりますが、最近、polcaでN校に入りたい子がいて支援しました。クラウドファンディングで気軽に自分の仲間を集める社会は、少しずつ見えるようになってきてると感じています。

ちゃんと発信する。そうすれば、それに反応してくれる人もちゃんといる。僕たちであれば、継続しているからこそ、応援者も生まれているわけです。「嬉しい!ありがとう」で終わらず、ちゃんと応援を社会に還元することを自覚し行動に移すこと。寄付者(まずはOBOG)との関係を作れる場を作ることが、組織にとって必要なタイミングだと思っています。

明日以降は、お世話になってきた人などにも連絡していくのですが、先入観を捨てて自分たちが産んできた価値、これから作っていく価値をしっかりと伝えていこうと考えています。

あと、カードで振込できる仕組みはやはり便利です。もし、寄付を受け付けている団体さんがおられたら、活用されることをおススメします。手数料はかかりますが、それ以上にリアクションが帰ってくると思います。

4.今後は報告をしっかりと

少なくない人数に、少なくない額を託してもらったので、今後は報告をしっかりとしていくこと、成果により拘って動いていくことだと自覚しました。

クラウドファンディングをやった時もそうですが、託されるということは、背負うものが増えることなんだと思います。でも、応援してくれる人がいるということが見える化できたということも、大学生メンバーにも働いている職員にとっても良い刺激になるので、ちゃんと意識してもらうのが大事です。

学生人材バンクのSNSでも、僕のSNSやnoteでも発信はしっかりとやっていきます。応援いただける方はよろしくお願いいたします。

twitterもやっています。呟いたりしていますので、フォローいただければ幸いです。


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