岐阜県・奥飛騨温泉旅行・1日目「大王わさび農場」「湧水飯釜 大王庵」「山のよろこび お宿 栄太郎」「ひらゆの森」
男友達と2人で旅行に行った。
20代の頃に海外旅行に連れていってもらったりと、色々とお世話になった年上の友達だった。
コロナ期間は会っておらず今回の旅行のために約7年ぶりに再会した。
友達が車を出してくれたので運転できない私は乗っているだけで良かった。
今回の目的地は奥飛騨だ。ただ目的地に行く途中で安曇野の「大王わさび農場」に寄っていくことにした。
だだっ広い、わさび農場が広がるが、残念ながら日差しが強すぎるせいか黒いシートがかけられていた。
ただ広い敷地を眺めているだけでも壮観だったし、川の水が澄んでおり幻想的な景色に思えた。
ここで併設のレストラン「湧水飯釜 大王庵」に入ると昼食をいただくことにした。
注文したのは信州そばと本わさび飯(1780円)。
自分でわさびを擦らないといけないのだが、非力な私にはこれが辛くて擦り終わる頃にはヘトヘトだった。
何とか擦ったわさびをご飯にかけて薬味と一緒にいただくと、確かに美味しかったのだが、私は日常生活でほとんどわさびを食べないので市販のものと比較することができなかった。
でもきっと、美味しかったのだろう。
それ以上に美味しかったのがセットで付いてきたミニ信州そばで、コシのある蕎麦の食感が素晴らしかった。
正直、わさびより蕎麦のが印象に残ってしまった。
そこから車で奥飛騨方面に移動して、初日に宿泊する「山のよろこび お宿 栄太郎」にチェックインした。
部屋に荷物を置くと併設の温泉を楽しんだ。貸切風呂の温泉がやたら広くて内湯と露天で浴槽も2種類あった。
これが最高で、温泉旅館に泊まるのも久しい私としては温泉が体に染みるのだった。
そして18時になって晩飯だ。相変わらず旅館の飯は早すぎた。私は休みの日は朝の10時に起きるような怠惰な生活を送っているので、もう少し遅くしてもらいたいものだ。
その晩飯だが、味は最高なのだが、とにかく量が多かった。次から次へと料理が出てきて本来なら嬉しいはずなのだが後半は苦しいぐらいだった。
特に釜飯で締めようとしたら蕎麦が提供されたのには仰天した。
最後はココナッツプリンも登場。お茶を飲みながらなんとか食べきるものの、食堂を出る頃には腹が張って歩くこともできないぐらいだった。
その後は部屋で休憩してもよかったのだが、近くの日帰り温泉「ひらゆの森」の無料チケットが宿泊者は貰えるので、これに行かないと勿体ないと考え、重い腰を動かすと徒歩10分ほどの施設に向かった。
「ひらゆの森」は閉館間近ということもあってか暗くて静かだ。
屋内も十分に広いが、露天風呂はまさに森のような広大さで驚かされた。
更には行くまで知らなかったのだが赤外線サウナまで併設されていた。
閉館まで1時間ほどしか時間がなかったが、せっかくなので1セットだけサウナを楽しむことにした。
サウナは温度・湿度共に低かったが、昔ながらのカラカラのサウナが歴史ある温泉施設に合っているような気がした。
反面、水風呂は外が寒かったのもあるだろうがキンキンに冷えていた。サウナ慣れしている私でも入るのに躊躇するような冷たさだ。
なんとか水風呂に浸かって体を冷やすと露天スペースに出て、檜の枕が用意されていたので、そこに寝転んで外気浴を楽しんだ。
温泉に入ったせいかポカポカが持続しており想像していたほど外は寒くなかった。
星空を眺めながらの外気浴は私の住んでいる東京では難しいだろう。旅行ならではの普段とは違う体験をさせてもらった。
近くでは外国人観光客と思われる方がゆっくりと温泉に浸かっていたので閉館まで余裕があるかと思っていたのだが、気づけば足拭きマットは片付けられ、私は広大な施設に取り残されていた。
大急ぎで脱衣所に戻ると体を拭いて外に出た。ロビーでは友達がアイスを食べながら私の帰りを待っていた。
部屋に戻ると21時半ぐらいだった。本来なら寝るには早い時間だが、あまりにも晩飯が多すぎたせいで友達は「動けない」と布団に入ってしまった。
私も食べ過ぎた苦しさのあまり今日は何もできないと判断して布団に入った。
ただ腹がグルグルと悲鳴を上げていたのと、男同士とは言え、人と一緒に寝ること自体が久しぶりだったので、どうにも落ち着かなかった。
結局、寝たり起きたりを繰り返しながら、しっかりと眠りについたのは0時過ぎだったように感じた。
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