I can speak English.
生徒の保護者の皆様や、インスタのフォロワーの皆様は知ってくれているかも知れないが、
大学を卒業後、約2年ほどオーストラリアに住んでいた。(いわゆる、ワーキングホリデーってやつ)
特に成し遂げたいことがあったわけでもなく、留学したかったわけでもなく。
経験として、何だか海外に住んだら?というかっこ良くね!?って気持ちで、
飛行機のチケットを入手した。なかなかの行動力だったとは思う。
その時に学んだことというか、自分自身に関することで、
気付いたことはたくさんある。(いつかそういう真面目なブログも書こう)
あ、じゃあ今回は真面目なブログと違うのねとなるわけで(笑)
日本に帰ってきて1年くらい経過した時の話を。
まず僕の英語の語学力に関してだが、「まあそれなりに」のレベル。
留学がっつり2年って感じでもないし、向こうで語学にシビアな人間関係を築いたわけでもなかった。だから、「まあそれなりに」。
日常会話には特に困らないし、洋画や洋楽も100%ではないが聞き取れる。
英語で話されるオリジナルのセリフが、日本語の字幕翻訳でそうなるんか!おっっっしゃれ~~~とニヤッとできるレベル。
しかし「話す」能力は、圧倒的に低下している。日本で英語を使う機会がほぼ無い。
やはり耳には残るけれど、口には残らない。
英会話を習ったり、英語を使えそうな場所に行けば良いだけの話だが、
日々に忙殺され今を生きることに精一杯だったので、英語を使うことから自然と遠のいてしまった。(めんどくさかった)
しかしそんな僕にも絶好のチャンスが訪れた。
駅で迷っている海外からの旅行客と遭遇した!
別に「道を聞かれた」わけでは無かった。駅の改札で右往左往していた人を見つけたという事実。まあでも絶対迷っていた。あの様子は確実に。
ここだ!と思って話しかけ、何とか目的の場所への行き方を伝えた。
その時、話す力の能力低下を強烈に感じたわけである。
「うわーこんなに話せなくなってるんか、、、」
「あの単語が出てこないーーー」結構悔しかった。
そこそこ話せた自分の力は、こんなにすぐ低下するのだと。
しかし何とか道案内してあげたい。
異国で迷う不安は誰よりも分かる。
あーだこーだ英語を並べて必死に。
彼はすごく優しくて、ずっとうんうんと聞いてくれて、笑顔を全く絶やすことは無かった。
語学力の低下と、人のやさしさに触れて、結構複雑な心情。
最後に、渾身の“Have a nice trip!!”をお届けできた。
そうすると彼はこう言ってくれた。
「あーーー全然、旅行じゃないんですよおお💦ちょっと普段この駅使わなくって🌝『ちなみに551の豚まんの売り場も分かる?』」
めちゃめちゃ流暢な日本語で。
日本滞在歴15年。旅行者のような見た目は、趣味の登山の装いを普段から好んでいるからそう。
お金には代えられない貴重な経験。プライスレス。
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