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ポリバレント。

2019年は「スキルの開花」をサブテーマとして考えていた。

ライターとして仕事をしており、執筆作業に関しては満遍なくこなせるようになった。延長としてマーケティングにも関わることも多い。

カメラの技術もあり、ウェディングのカメラマンもこなしている。カメラ技術とライティング技術を活かせば、取材案件は1人でこなせる。

スキルの掛け合わせというやつだ。(取材案件は物によっては、カメラマンと取材が別で行われるが、1人でこなすことで人件費削減に貢献できる)

これに加えて、デザインや動画も作れるようになった。そこまで大掛かりなプロジェクトではないが、広告動画やバナー製作を担当した。


果たして、自分のブランディングはなんなのだろうか。何が強みなのだろうか。何か1つを卓越した人物ではない。

良く言えば「そつなくこなす」、悪く言えば「中途半端」なのかもしれない。

「自分はどんな人材なのか」について考えていた。なんとなく自分の居場所がないようにも感じて、悩みすぎて嗚咽した日もあった。


世間は自粛ムード。テレワークが中心となりつつあり、クライアントとのオンライン通話が増えた。

3年来の付き合いをしているフィンテック関連のクライアントがいる。結婚式にも呼ばれるし、関西に行けば必ず飲みに行くレベルの付き合いだ。

おそらく、プライベートの友達レベルで仲が良い。

このクライアントとは、仕事のシステムとして毎週月曜の朝9時から30分程度「何気ない会話」をする時間を設けている。

簡単に言えば、休日と平日の境目のような時間だ。

簡単にテーマを事前に決めて、だらだらと話す。憂鬱な月曜日を乗り越えるのに必要な時間だ。

ちょうど1ヶ月前に「自分の感覚の軸」について話し合った。


あらかたお互いの酸いも甘いも知っている関係であるため、話は進んでいく。さながら高校の同級生みたいなちょっと特別な関係。

その会話の中で、自分の存在を明確にする「ポリバレント」というワードが出てきた。

「ポリバレント」
本来は、化学において「多価」を意味する語。2006年から2007年にかけてサッカー日本代表の監督を務めたイビチャ・オシムが、「複数のポジションをこなすことのできる選手」という意味でポリバレントの語を用いた。この意味では、「ユーティリティープレイヤー」の語とほぼ同義である。
引用元:webilo

サッカーの用語で、複数のポジションをこなす選手のことを指す言葉。


「自分の立ち位置が良くわからなくなってきたー!昨日も檸檬堂3缶開けて無理やり寝ましたもん!」みたいな切り出しをすると、

「フジさん(なんでこの呼ばれ方なのかいまだにわからない)、ウチでもなんでもやるじゃないですか。バナー作っちゃうし、ライティングもやるし、謎に広告まで振っちゃいましたけど。ポリバレントな人材なんですよ。【社名】の中では。」

「メディアとか組織の中で欠けるピースは絶対にあるんですよ。というかこれからウチも欠けるだろうし。穴あきをすでに雇ってる人材で回せる会社ってそうそうなくて。」

「ここの手が足りなーい!に「はいよー!」でいける人材なんてそうそういないんですよ。」

「ウチでは、フジさんそんな感じですよ。都合よく聞こえるかもしれませんが、感謝してるメンバー多いです。」


確かに、人生そんな役割が多かった気がする。

サッカーでは人一倍走るポジションだったし、決して自分は表彰はされないものの、自分を従えていた人物が表彰されていることに価値を感じた。


良い意味で多趣味な人間であることは自覚してる。じゃなかったら、レザーでなんか作ろうなんて思わないし、カメラに30万かけようなんて思わない。

手札は割とある。まだ弱いかもしれないけど、2020年はポリバレントなフリーランスを目指そう。

「あいつ結局なんなの?」っていう得体の知れない存在になっていこうと思う。得体の知れないものってワクワクするじゃん。初めて海外に行った感覚と同じ感じで。


置かれた場所に咲く花ではなく、どこにでも咲く雑草を目指す。以上!

ありがとうございます٩( 'ω' )و 活動資金として活用させてもらいます! みなさんがより良い人生を歩めますように。