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あの色の空は綺麗だった【8】

関所が開いた。ただし、市長は銃口を突きつけられている。
どうやら隣町に入ることはできるが、自由というわけではないらしい。

「ほら。入れ」

手を上げなければいけないことはわかったので、
手を上げて関所を通った。

全員が入れられた後、関所の門は閉められてしまった。
別の世界に来た。


僕たちの街よりも機械的で
僕の家よりも高い建物がたくさん立っている。

ワクワクはするが、圧迫感がすごい。
ただただ、圧倒されている。

銃を持った僕のおじいちゃんくらいの年齢の人に連れられて
町の中心部に向かっていく。


どうやら町の中でも偉い人の所にいくようだ。
大きな建物の中を抜けていく。

機械が飛んでいる。ネオンが舞っている。

その中でも一際大きな建物に連れていかれた。
周りにいる大人全員が険しそうな顔をしている。

子供達はその周りの世界に目をキラキラさせている。
対称的な態度をとっているの目に見てわかる。


「エレベーター」という機械の箱で登っていく

大きな建物の上の方に登っていくと自分たちの街も見えた。
もはや跡形もない。見たことがない量の煙に見舞われている。

こうしてみると僕たちが住んでいた街以外は平然と活動している。
なぜ僕たちの街だけが狙われているのかは一向に理解できない。


一番大きな部屋に着くと、偉そうなおじさんが
こちらを見ていた。

おそらくこの街の偉い人だ。
「残念だけど、君たちはこの街で永遠と働いてもらう」









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