2023年9月11日の日記

子供が生まれてから涙もろくなった気がする。
ユニセフのCMで痩せ細った子供を見るだけで涙が出そうになるし、この前はワイドショーで流れていた育児放棄をしてしまった象の映像で泣きそうになってしまった。
そして今日は、英語に慣れさせようと思って我が子と遊びながら流し見していた「チャーリーとチョコレート工場」で目に涙を溜めてしまった。自分の記憶が確かなら今回でこの映画を見るのは4回目。ストーリーを事細かに覚えているほどのファンでは無いが、大筋はなんとなく記憶していたので今更心を揺さぶられることなんかないと慢心していた。というか、我が子と遊びながら流しておくくらいにちょうど良さそうと言う理由で選んだ映画なのだから全くもって泣く予定などなかったのだ。
しかも何が悔しいかというと、百歩譲って泣きそうになったのがエンディングだったらまだ自分を許せただろうが私が泣きそうになったのはチャーリーがお菓子屋さんで金のチケットを手に入れたところだ。チャーリーがまだ工場に入る前、序盤も序盤だ。

以前の自分なら、それまで散々純粋ないい子アピールしてきたのに金のチケット欲しさに道に落ちていたお金をネコババして、ゲットした後ろめたさの塊のような金のチケットにモヤっとしていたのだが、今回はじんわりと胸が暖かくなって、目に水分が溜まってきていたのだ。
ウォーズマンのごとき氷の精神がいつのまにか息子の誕生というイベントを通じてこんなにも氷解させられていたのかと痛感した。



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