選手達は、なぜボールから目を離さないのか!?

C級コーチのリフレッシュ講習会にて、分析をテーマにした試合映像を観る。

カテゴリーは…U-12
対象とするのは…地域のトレセン…ナショナルトレセン…全日本少年

どの試合でも観えてくるのは、「全員がボールしか見ていない!」ということ。

「なぜ?」

考える…

⋅周りを見る習慣が無いのか?
⋅周りを見る必要性が理解出来ていないのか?
⋅相手と駆け引きしようとしていないのか?
⋅スペースを探していないのか?

最終的には…

局面を理解しているのか?

となる。

それでも「なぜ?」を繰り返してみる。

なぜ?ボールしか見ていないのか!?

一つの考えが浮かんできた…

選手達の中には、4つの局面が存在していないのではないかと。

→攻撃→ネガティブトランジション→守備→ポジトラ→

分析や考え方の基本となる局面だが、ピッチ上の選手達は…

トランジションの繰り返しが延々と続いている。

現場では「攻守の切り返しをいかに素早く行うか!!」
かかる時間は「0秒」とまで表現される。
ベンチからは「早く早く」と声がかかり。
トレーニングでも「速さ」を要求される。
代表レベルでも、選手が持つ切り返しの速さが選考基準となっている場合があると聞く…

切り返しの局面の表現を替えてみる…「ボール保持」と「ボール非保持」

つまりは、そこには「ボール」しか存在していないということ!

「0秒」ということは、一瞬たりともボールから目を離せないということになる!

つまり、目の前にいる選手達は、日頃からトレーニングしていることをピッチ上の全員が忠実に実行しているだけのこと!

目的も原則も明確に存在し、常に再現されているプレー。

トランジションを制する者は、ゲームを制する。

トランジションを見分けるために「ボールから目を離さない!」

…「ボールから目を離せないサッカー」…

とするならば、課題として取り組むべきは

いかに「攻撃」と「守備」をピッチ上に明確に存在させるのか!!

ではないのか!?

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