月岡ツキ(つっきー)

アラサ〜会社員。新卒でITメガベンチャーに入社後、web編集や番組企画制作をやったのち…

月岡ツキ(つっきー)

アラサ〜会社員。新卒でITメガベンチャーに入社後、web編集や番組企画制作をやったのちに転職、今は長野にプチ移住してリモートワーク中。副業でライターもしています。 noteではそんな暮らしのエッセイを更新中。 https://lit.link/tsukkyiiiiiii

マガジン

  • 産まないことについて

    「産まない」というのは一度決めたらおしまいのことではなくて、何度も何度も考え直して決め直すことの連続だと思う。そういうことを考えるときに、考えていることを記録します。

  • 日記

    あまり深く考えずに、わーっと書く日記です。基本毎日更新。

  • エッセイ

    日記よりちゃんとしています

  • 子ども部屋ねーちゃん日記

    「コロナから疎開する」という名目のもと、ほんとは家賃節約と東京からの一時的脱走のために「実家リモートワーカー」となったアラサー会社員の日記。子ども部屋おばさんならぬ子ども部屋ねーちゃんとしての日常。

最近の記事

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「ご自愛する」という戦い方

私はハードワークが好きな若者だった。 大卒で「忙しい」「激務」と言われる業界に入って4年、「生活」らしい生活をないがしろにして最近まで過ごしてきた。 深夜まで働いてタクシーで帰るとき、車窓から見える誰もいない街は嫌いじゃなかったし、仕事仲間と夜更けに飲むビールは美味しかった。 社会に自分のやるべきことがあり、ちゃんと必要とされていて、そこに身を投じる毎日は刺激的だ。文句も愚痴ももちろんあるけれど、それすら上がり下がりの激しい毎日を演出する要素の一部のように感じていた。

    • 産む産まない以前に、そもそも「他人の人生を勝手に始めていいのか?」と思ってしまう

      このあいだ、「子供を産まない理由」を列挙してみたら40近くあった。 私はどっちかというと子供は好きだし、子供を望めなくなるような大きな疾患などは幸い無いし(とはいえいざ挑んでみたら全く望み薄という可能性もあるけど)、夫婦共に働いていて、めちゃくちゃに余裕があって楽勝というわけではないが「どう頑張っても絶対に無理」という経済状況でもない。 それでも子供を産み育てることにめちゃくちゃ二の足を踏んでいて、どちらかというと産まない方向で私たちの人生は進んでいる。 どうして産まな

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      • 8/30 バレエな日々

        バレエを習い始めて1年半、今週末にはじめて発表会というものに出る。 バレエは体型や姿勢を良い感じにするために始めたのだけど、1年半だいたい週3日通ってレッスンを受け、なかなか当初に比べたらシャキッとしたと思う。体重でいうと6キロくらい減って筋肉がついた。 週3でごまかしが効かないレオタード姿になって自分の体型と向き合うというのは、思っていたより効果があるらしい。 今日は発表会の前の最後のレッスンで、まあなにもかもが鑑賞に耐えうるレベルではないのだけど、自分のなかではこれま

        • 子連れ親子に優しくできなかった日

          仕事で都内に行って新幹線帰るときのこと。 世間は夏休み期間なのもあって車内は混んでいて、家族連れとおぼしき人たちばかり。 おばあちゃんの家や海や遊園地に行くのか、もしくはその帰りなのか、普段の出張サラリーマンだらけの静かに黙って目的地まで運ばれるための車両とは違う、非日常に向かう揮発したエネルギーと興奮疲れの空気が充満している。 私は自由席に座っていた。交通費は自費のフリーランス仕事だったので指定席やグリーン車を取る余力などないのが厳しい実情なのだけど、普段は雑多な自由

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        「ご自愛する」という戦い方

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          「夫のご飯を作らない」というSDGs

          「SDGs」と聞くと、まず思い浮かぶのは環境負荷の低いエコな暮らしにまつわることだけど、「ジェンダー平等を実現しよう」という項目も17の目標のなかに入っている。 私がジェンダー平等実現のためにやっていることは「堂々と夫のご飯を作らないでいること」かもしれない。 我が家は夫と二人暮らしで、私は比較的料理好きな方。夫はあまり得意ではない。 この状況だと流れ的に私が家庭の「ごはん係」になるし、実際そう思って頑張っていた時期もあった。 私は在宅で仕事をしているので、オンラインミ

          「夫のご飯を作らない」というSDGs

          8/23(水)Podcastをはじめたよ

          ずっと準備してたPodcastをはじめました。いえ〜い。 同い年で会社の同僚の子とふたり喋りの番組。 私は既婚・DINKs(仮)で同僚のよしのちゃんは既婚・子育て中という二人組で、結婚とか出産とか子育て仕事家族社会……などなどのいろんな選択について、となりの芝生をのぞき見しつつ、うらやましがったりがらなかったりするトークプログラムです。 自分の声を聴くのは最初変な気分だったけど、何回も聴いてるうちに慣れた。 改めて喋りを撮ってみると、自分てこんなこと考えてんだ〜とか、こん

          8/23(水)Podcastをはじめたよ

          8/20(日)ハイスクールのメモリー

          高校の友達が家を建てたというので遊びに行った。 本当に久々に部活の同期の何人かで集まって、来れなかったメンバーはビデオ通話を繋いで近況報告をした。 話している内容は住宅ローンの話とか、夫や子どものこととかで年相応の話題なのだけど、性格の根っこは変わっていないので、「あんたならそこで悩むだろうね〜」とか「ほんとにそういうとこあるよね〜」とか言い合い、人の悪口で爆笑し、ほとんど部室のおしゃべりと変わらないのだった。 みんな各々の人生があるので「また明日」というわけにはいかな

          8/20(日)ハイスクールのメモリー

          8/19(土)バレエ・ピンク・バービー

          バレエの発表会が近づいており、ひらひらの衣装を着て練習したりしている。ピンクのひらひら。 初期はレオタードすら恥ずかしくて着られなかったのだけど、週に3日もレッスンに通っているとどうとも思わなくなり、いまではなんなら背中がガッツリあいているレオタードのほうが踊りやすいから好きである。 そんな調子で本番用のピンクのひらひら衣装も数回着たらわりとどうとも思わなくなり、俺はピンクのひらひらをやり切るぞという気持ちでいる。 それはそうとして踊っている最中に気を抜くと真顔になって

          8/19(土)バレエ・ピンク・バービー

          8/18(金)オウムとサブスク貧乏

          帰省やらなんやらで生活リズムが崩れて日記を書けなかったけどまあよしとする。やめないのが大事。 きのうは仕事で都内にいて、ひとりで知らん街を出歩いたりしてこれからの仕事について色々考えたりした。なんとなくやりたい方向性がわかった気がした。 しかし東京は数年住まないともう全然知らん街になってしまうな。よく行ってたエリアでも親近感は薄れて、まぁまぁ新鮮だったりする。それもまたよし。 今日は長野に来ていた先輩夫妻とランチをした。 先輩は自分の葬式の喪主をオウムにやらせたいから、

          8/18(金)オウムとサブスク貧乏

          産む気もないのに生理かよ

          最近、生理が終わるたびに一段老けていく気がする。 もともとは生理痛が重かったりPMSもあったりして、もろもろの不具合をなんとかするために低用量ピルを長いこと飲んでいたのだけど、最近はやめてしまっている。 やめた理由はシンプルにちゃんと飲むのがめんどくさい(本当にキッカリ毎日同じ時間に飲まないと、不正出血がチョロチョロ出続けるはめになってそれはそれでめんどくさいのだ)からなのと、低用量ピルによってしばらく生理のつらさというのを忘れてしまっていたために「これ、ピルなくてもいけ

          産む気もないのに生理かよ

          8/12(土)関西の洗礼

          日に当たるのが嫌だという理由から、湖水浴は温泉施設の温水プールに予定変更となった。人生にはそういう選択も必要である。 暑い時間帯はバンガローのハンモックで本を読んだり昼寝したりして過ごし、夕方から温泉という怠惰な生活をまる2日やって、日ごろ溜まっている脳のカスというかダメな成分というかがきれいになくなってきた気がする。心なしか肌もぴかぴかしてきた。あと一週間こんな暮らしをしたらかなりいい人間になれそう。 夜に行った地元の焼肉屋では店主のおっちゃんからパートのおばちゃんから

          8/12(土)関西の洗礼

          8/11(金)根暗には海より湖

          湖の近くに来ているので湖水浴したいと言っていたものの、夫も私もべつにアウトドア派ではないし、日焼けもやだし、ということでバンガローに籠もって本ばかり読んでいる。 夕方日が暮れてから湖を見に行ってみたら、すごくおだやかで良かった。 海より湖派かもしれない。湖は根暗にも優しいまなざしがある。 滋賀県は魚も野菜も米もなんでも美味しいし、お店で頼んだら想定の倍くらいの量が想定の半額近くの値段で出てくる。 お昼に入ったイタリアンレストランの前菜は、東京のカフェのランチプレートくら

          8/11(金)根暗には海より湖

          8/10(木)驚愕の12連休スタート

          日記を2日も休んでしまったのは都内に出社したり夏休み前の慌ただしさでバタバタしていたからなのだった。 昼間に東京の真ん中でランチしたと思ったら夕方長野に戻って習いごとに出て翌日から車で関西に来ており、自分がどこにいるのか感覚が曖昧になってきている。 少し早めから盆休みにして、湖畔のバンガローでダラダラ過ごすことにした。本を読んだり湖水浴したりして、ムーミン谷の住人のように暮らしてみたかったのである。ムーミンって湖水浴するっけ?知らんけど。 ノリで取ったバンガローはWi-

          8/10(木)驚愕の12連休スタート

          「産んだほうがいいのかな」の波が押し寄せるとき

          「子どもを産んだほうがいいのかもしれない」という気持ちはときどき波のようにやってきて、そうなるともうそれしか考えられない、考えるべきじゃないみたいな勢いなので自分でもどうしていいか困ってしまう。浜辺に立って海を見ていたと思ったら、ざざ〜〜っと潮が満ちて気づいたら膝まで浸かってた、みたいな緊迫感と、え、どうしようやばい急いでなんとかしないと、という焦りが静かに素早く押し寄せる。 それはなんでもないときにやってきたりもするし、全然別の友達たちから立て続けに子どもを産むことにした

          「産んだほうがいいのかな」の波が押し寄せるとき

          8/6(日)昭和の残り香というかダメなところの煮こごり

          夫は朝から晩まで甲子園をみている。 彼は高校野球をやっていたわけではないのに甲子園ウォッチャーというめずらしい人間だ。 私はそもそもこんな外出を憚られるような酷暑のなかで子どもが走り回ってるのを見るのがそもそもやってられないというか、狂ってんか?と思う人間なので、夫が見てる横で「うわ〜無理暑そう」「秋にやればいいのに」「この子脚つってるよ、水分不足だよ」「また担架で運ばれて〜もうやめなよ〜」などと3秒に一回野次を飛ばしている。 本当に試合をやっている子どもが次々と足つって救

          8/6(日)昭和の残り香というかダメなところの煮こごり

          8/5(土)生と死と夏

          今日の空はすごく長野の夏という感じで、昔の夏休みを思い出したりした。ラジオ体操とか自由研究とかプールとかの夏。 夏の記憶ってなんで他の季節よりもいろんなものに紐付いているんですかね。 今日は地元の花火大会があったので浴衣を着て出かけた。 みんなで同じところに座って上を見ながらわーとかおぉ〜とか言ってる様子はすごく平和でよかった。 そういうのしばらく無かったものね。 去年も花火大会はあったけど、なんとなく様子見というか「本当はダメなんだけど…」みたいな空気があって、でも今年

          8/5(土)生と死と夏