見出し画像

SARD UNDERGROUND『夏の恋はいつもドラマティック』

どーも、ゲッティです🍝
8月、夏ももうすぐ終わりますね。
“ZARDの作品を後世に伝えていってくれる存在”SARD UNDERGROUND(以下:SARD)の曲を紹介します!

今回は夏が終わる前に『夏の恋はいつもドラマティック』をご紹介✨

『夏の恋はいつもドラマティック』

『夏の恋はいつもドラマティック』(作詞:坂井泉水 作曲:徳永暁人)1stオリジナルアルバム「オレンジ色に乾杯」に収録された曲です。テレビ朝日系全国放送「musicるTV」9月度オープニングテーマに選ばれました。

MVは京都の南丹市にある「るり渓温泉」で撮影されたようです。綺麗なイルミネーションをバックに表情豊かに演奏されていていいですよね♪

情熱と切なさをはらんだ夏の恋をテーマに爽やかに歌われていて好きです。

ZARD/坂井泉水さんの未公開詞による楽曲が3曲あり、1stシングル『少しずつ 少しずつ』、2ndシングル『これからの君に乾杯』とこの『夏の恋はいつもドラマティック』です。『夏の恋はいつもドラマティック』が坂井さんの最後の未公開詞の楽曲ですね。

そんな坂井さん最後の未公開詞の楽曲『夏の恋はいつもドラマティック』の好きな詞と自分なりの解釈を紹介します。あくまでも自分の解釈で語ります。自分の解釈が正しいと押し付けるつもりもないですし、異なる考えの部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。

好きな詞

その1:「となりで一緒にいてくれる人(あなた)がいれば たとえどんなに遠くても歩いてゆける」

好きな人とか愛する人と共にいることで、可能性が無限に広がっていく感じ、わかりますよー!この活力にあふれているエネルギッシュな詞から夏の恋を思い起こさせますね♪

その2:「人ごみの中であなたを見つけたとたん 冷えきっていた心が暖くなった」

夏祭りや花火大会等のデートの待ち合わせの場面でしょうか🤔
待ち合わせをしている時の一人の時間。今でこそスマホが当たり前になってますけど、坂井さんが作詞をされた頃はまだガラケーでしたし、そこまでインターネットも身近なものではなかったですよね。
既に周りで楽しそうにしているカップルやグループ、家族を見ながら「早く来ないかなー」とちょっと不安そうにしている所で、相手を見つけたことによる安心感やワクワクが広がっていく様子が想起されていいですね!

その3:「夏の恋はいつもドラマティック 燃える夜空の花火のよう」

恋愛とは違いますが、大学生の時サークルの先輩から新入生歓迎イベントのゲームコーナーの司会をやる時に「全体で見れば短い時間だけど、めっちゃ盛り上げて去っていく花火のような存在になれる」と言われたことを思い出しました。

「燃える夜空の花火のよう」とあるように、恋愛にもいえると思いますが、瞬間的にパッと情熱を感じられる輝きがありますけど、本当に一瞬で、すぐに消えてしまう切なさやはかなさを感じますね。ドラマティックな夏の恋を上手に表現されていていいなーと思います♪

その4:「自信がないからいじわるになる とても寂しいからスネたりする」

人間味溢れる詞ですよね。こんな弱さを持っている自分をわかってほしいと思いながらも、なかなか素直になれない。「したう心が強ければ強い程 求める気持ちが強くなって恋しくて」と続くように、素直になれないからこそ気が付いて欲しいと相手に期待してしまう。なかなか人に言えることではありませんが、恋愛に限らず、人間関係でこのように感じる事ってあると思います。自分もそうです。
そんな人の気持ちをPOPなメロディにのせてサラッと詞にしてくるところに思わず「あるあるー!」って感じてしまいますよね。

ZARDの曲ですけど、坂井さんの詞で

誰かに必要とされたいから 誰かの為にガンバってる

『サヨナラは今もこの胸にいます』(作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎)

幸せ語る人程ほんとは寂しいんだよ

『時間の翼』(作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果)

ちょっと醒めたふりをするクセは 傷つくのが怖いから

『Don't you see!』(作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎)

などなど、誰しもがうすうす感じながらも、人に指摘されたくない部分をサラッと言われるとドキッとしますが、傷つくわけではなく、理解してくれる人がいるんだという安心感が湧いてきます。

気になったこと

1番Aメロだけ何故「あなた」を「人(あなた)」にしたのか

好きな詞その1に上げた部分ですが、あそこだけ「あなた」が「人(あなた)
」になっているのかなと疑問に思いました。
勝手な解釈ですが、ただ「あなた」と表現すると肉体的な距離ではなく、心理的な距離だけで隣にいると捉える事もできるからかな。実際に肉体的にもすぐ隣にいることを表したくて、「人」にしたのかな…なんて考えました。「一緒に」という詞があるので、ただ「あなた」としても伝わるような気はしますが、自分の想像力ではこの程度しか思いつきませんでした。

1番Bメロの「暖く」の表記

好きな詞2の部分ですね。送り仮名が本来であれば「暖かく」と「か」が入るのですが、ないのは何かこだわりがあったのかなと気になりました。

また、「冷えきっていた心」とあるように、それに対して「あたたかく」を感じで表すなら「温」の字を使うと思うんですよ。

「温」の反対語は、「温水~冷水」や「保温~保冷」などから分かるように、「冷」つまり「冷たい」です。いっぽう「暖」の反対語は、「寒暖計」から分かるように、「寒」つまり「寒い」です。
(中略)
(料理、ふろ、空気、歓迎、性格)が 冷たい~温かい
(部屋、朝、気候、北インド、懐)が 寒い ~暖かい

また意味の違いで考えると、例外はありますが「冷たい~温かい」は舌や指先など「体の一部」が何かに触れて感じるもの、「寒い~暖かい」は主に「体全体」で感じるもの、という使い分けもあります。

NHK放送文化研究所より引用(https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/029.html)

夏の恋がテーマですから、あえて気候を表す「暖」という字を使ったんでしょうか?それとも、心だけでなく、身体全体であたたかさを感じるからでしょうか?
坂井さんの感性、気になります!

「解けないナゾ」って何?

サビに出てくる解けないナゾって何の比喩だろうと気になりました。
ZARDの最後のシングルは『グロリアス マインド』でコナンのOPテーマで使用されましたから、この曲もコナンとタイアップした時に使えるようにしていたのかななんて考えていました。

SNSで何かお考えがないか呼びかけてみたところ、「過去のモヤモヤするもの」で、過去のモヤモヤが晴れるくらい、あなたに出会えてよかったというストーリー性があるのではないかといったご意見を頂きました。

確かに「昨日見た夢のこと 解けないナゾのこと」とあるように、夢っていい悪い以上に、よくわからないものであることが多いですよね。

そんなモヤモヤを吹き飛ばす、ドラマティックな恋なんだというストーリー。いいですね!素敵なご意見ありがとうございました!

何か皆さんも「こうなんじゃないか」といったお考えがありましたら、ぜひ聞かせてください(^^)/

終わりに

最後まで読んでくださってありがとうございました!
坂井さんが作詞された曲のうち、まだレビューしていないのは『少しずつ 少しずつ』のみとなりました。

SARDはZARDのトリビュートバンドとしても、一つのバンドとしても好きですから、『少しずつ 少しずつ』のレビューをしたら、ボーカルの神野友亜さんが作詞された曲もレビューしていきたいですね!

SARDはZARDと違って、ファンの方との距離が近いなと感じます!イベントも多いですし、メディアに出てくることも多々ありますね。

そんなSARDのミニアルバム「日の名残り」が9/14にリリース決定しましたね!

「日の名残り」初回限定盤
「日の名残り」通常盤

ファンクラブイベントで予約したので、リリースが待ち遠しいですね😁
リリース日にはインターネットサイン会もありますから、楽しみですね♪

10/10(月・祝)と23(日)にライブも開催されますし、イベント盛りだくさんです!ファンの皆さん、一緒に盛り上がっていきましょう(^^♪

ZARDの曲も月命日に紹介してますので、良かったらご一読いただけると嬉しいです。今月は『さわやかな君の気持ち』を紹介します!

ZARDもSARDもサブスクやYouTubeの公式チャンネルでぜひ聴いてみてください(*^^)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?