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ZARD『星のかがやきよ』

どーも、ゲッティです。27日。坂井さんの月命日ですね。

いつも寄り添ってくれるZARD/坂井泉水さんの歌、詞に感謝です。恩返しに少しでも皆さんにも興味を持っていただけたらと思い、曲紹介をします♪

今回は『星のかがやきよ』をご紹介!

『星のかがやきよ』

『星のかがやきよ』(作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果)は40thシングルです。TVアニメ『名探偵コナン』のOPテーマでした。以前紹介した『夏を待つセイル(帆)のように』との両面Aシングルです。どちらもコナンとのタイアップですね!

アップテンポでノリノリの曲ですし、ZARDファンでなくても、コナンを見ていて知っている方も多いのではないでしょうか?僕にとっても、ZARDファンになる前に、『負けないで』以外で知っていた数少ない曲の一つでしたね。

トリビュートバンド「SARD UNDERGROUND」バージョンを載せておきますので、ぜひ聴いてみてください♪

豆知識ですが、コナンのOPで『星のかがやきよ』が使われた際に、小学校の教室が出てくるシーンがあります。黒板に日直が書かれているのですが、そこには「いずみ」の文字が書いてあるんですよね!面白い😄

『星のかがやきよ』についてのインタビューを紹介しますので、ぜひ坂井さんの想いに触れてみてください🥰

インタビュー紹介

ー今回のシングル収録曲”星のかがやきよ”はアップテンポ・ナンバーでとっても明るい曲調ですね。やはり子供たちに人気の高い「名探偵コナン」のオープニング曲であることを意識されたのでしょうか。
S:やはり画(え)に合っている事が一番ですから…。曲調はノリの良いフレキシブルなものを。そして詩の世界においては、わかりやすい言葉で深い表現を目指しました。
ーでは、その詞についてお聞きします。『そう出逢った瞬間に 同じ臭(ひかり)を感じた』と始まる今回の詞。『ひかり』ということばにあえて『臭』という漢字を当てはめたのはどうしてですか?人間臭さ、という意味を持たせるためでしょうか?
S:臭い(におい)と書いてしまうとちょっと意味合いが違ってくると言いますか…。なにか犯罪めいた感じ(笑)私はインスピレーションで理解し合える人間という意味で敢えて、この表記にしました。漢字はそういう"表現の幅を広げる"という意味では、とても便利ですね。
ー今回の詞では『セオリーをぶち壊して』や『けんかしようよ』『価値観をぶつけ合って』など、本心で色んなことを話そう、相手と裸の心で向き合おうとするフレーズをたくさん使用されていますね。現代では人との付き合いが希薄、『価値観をぶつけ合う』こともなければ『セオリー』通りの行動しかとれない…ということも幾度となく議論されていますが、やはりそういった風潮にインスパイアされた部分もあるのでしょうか。
S:そう…物質が豊かになっている昨今だからこそ、"心"の豊かさが必要不可欠になってきていると思うんですね。
ー『もっと大きく 世界を目指そう』という部分は、迷いながらも何かに挑んでいる人たちへのエールのようにも思えます。
S:そうですね。これからはスポーツでも音楽でも、世界を目指す人達、若者がいっぱいいらっしゃると思うので。
ー今回はコナンがオープニング曲ということで、今までよりも更に幅広い層の方がこの曲を耳にされることだと思います。坂井さんがこの曲を最も聴いて欲しいな、と思うのはどの層の人々でしょうか。
S:こちらからの限定ではないのですが、童話が私達の心の中にスーッと入って来るように、サビの単純な、それでいて心に残る歌詞を口ずさんでいただければと思います。
ー『失くしたくない少年の日の夢よ…』にかけて、質問です。坂井さんの「失くしたくない少女の日の夢」とは何ですか?
S:子供の頃にいつも「それは何故?」と…いつも疑問を持つような、わりと大人びた子供だったので、その探求心と好奇心は失くしたくないですね。
ー『君だけは変わらないでいて欲しい』。ファンの皆さんは坂井さんに『変わらないでいて欲しい』と思っているのではないでしょうか。WEZARDの皆さまから『坂井さんだけは変わらないでいて欲しい』との言葉が届いたら、どう答えますか?
S:根幹は変わりませんし、これからもスピリチュアルでいたいと思います!
ー"かけがえのないもの""今日はゆっくり話そう""星のかがやきよ"と、どんどんアップテンポ・明るい作品になっています。今は坂井さんの気持ちが作品とリンクしているのでは…と想像するのは考えすぎでしょうか?また、今回のような前向きな詞はどのようなきっかけで生まれるものなのでしょうか。
S:う…ん…どうでしょう…?夜中にNHKのドキュメンタリー番組などで震災の復興の為に孤軍奮闘なさっているお年寄の方々や、体の不自由な方が希望を持って頑張っていらっしゃる姿を拝見すると、もっと良い作品を作らなくちゃ!!という気持ちで心が引き締まりますね。エネルギーが湧いてきます。
ーそれでは、"星のかがやきよ"の到着を心待ちにしているWEZARDの皆さまに一言をお願いします!
S:お子さまから年輩の方まで楽しんでいただける曲です。ZARDのもう一つの顔、アップテンポの明るい楽曲ですので、一緒に唄ってくださいね!

『WEZARD』vol.27

ーCDでは、TVサイズのものよりもイントロに雄大さが加味されています。CDに収録するということで新たにこだわった点とは?
S:コードの響きとキラキラしたグロッケン、シンセ関係の音。そして今回はドラムの音色を3~4パターン程入れ替えた中で、厳選しました。
ーそのグロッケンから想起する「きらきら星」のイメージ、そしてキーワードは「空からみんなを見守っている母なる星」ということですが、これにはどんな意味合いが込められているのでしょうか?
S:ポップロックの神髄とも言うべき「簡単に覚えられてキャッチ―」に重きを置き、"みんなを見守っているよ"という母性愛に近い感情をこの曲に込めました。
ー『何かが終われば また 何かが始まる 哀しんでいるヒマはない!スタートしよう』という部分に込められた思いとは?
S:時は”無常”であると…。
ー深く重みのある意味が込められているのですね。坂井さんが持っている『本気で世界を変えたい』というほどの強い思いとはどんな思いですか?
S:これは次世代を担う方々、世界に出ていく人に向けてなので、「世界を変えたい」なんて、私ではムリですけどね(笑)。将来も?将来は?社会の訳に立っていたいですね。
ー海外にもWEZARD会員・ZARDファンが多数いるので坂井さんも十分に世界に出ておられるアーティストです!余談ですが『本気で世界を変えたいと』の部分がスタッフの間で「関西弁のイントネーションに聞こえる…」という意見が囁かれています…(笑)
S:あらら…?(笑)
ーこの曲の制作は短時間で完成させたとの事ですが、集中の秘訣とは?
S:集中力は1時間~2時間がいいところですね。インターバルで気分転換して、また徐々に集中していく感じです。
ー気分転換は大切ですよね。さて、前回のインタビューで「いつも疑問を持つ子供だった」と答えておられました。今、坂井さんの探求心と好奇心をくすぐるものは何ですか?
S:これからの日本!
ーまた、「感じは表現の幅を広げるという意味ではとても便利」だとも…。やはり言葉を紡ぐことをライフワークにされていると、ダブルミーニングなどには敏感に?
S:いえ、そんな余裕はなく、なるべくなら作詞も工夫、成長したいなと必死ですよ(笑)
ー毎回色々なイメージを持って制作されているのですから、陰での努力や工夫は相当なものでしょうね。最大のテーマである「愛」の他に、「心の豊かさには必要不可欠」なものとは何だと思われますか?
S:「美」でしょうか…。
ー"星のかがやきよ"は「童謡」のような曲に仕上げることを念頭に置いていたそうですが、坂井さんにとって、幼い頃すぐに覚えてしまった、よく口ずさんでいた童謡は何ですか?
S:ドナ・ドナ…(笑)

『WEZARD』vol.28

ー「星のかがやきよ」などで子供のファンが更に増えているようです。彼ら/彼女らにこのアルバム(「君とのDistance」)を聴いて感じ取って欲しいメッセージなどはありますか?
S:私…子供の気持ち分かりますもの…(笑)犬の気持ちも。お子さん達にも"ファンタジー"や"希望"を与えたいですね。

『WEZARD』vol.29

こちらはTV「名探偵コナン」のオープニングナンバー。星=スター。星=サン・テグジュペリ。そんなキーワードから作詞を広げていきましたので、やはりお子様や世界に飛び出していく才能ある若者、孤独なヒーローへの応援歌のような曲となりました。久しぶりにアップチューンでノリの良いPOPな楽曲です。

『WEZARD』vol.30

お子さんから年輩の方まで簡単に覚えていただける童謡のような曲にしたいなぁと考えてました。そして「きらきら星」をモチーフに"お空からみんなを見守っている母なる星"というキーワードを掲げ、それに沿って全体を組み立てていったんです。歌詞に込めた想いは……ある種、子供達(これからの時代を担う人達)に向けた私なりのメッセージでもあるのですが、変わることが普遍的だけれども、人に揉まれて、社会を知っても"純粋な気持ち"は覚えてて欲しいという、ややエゴでもある願いです。

'05/4/15発売『oricon style』

『ZARD/坂井泉水 心に響くことば』展でこのインタビューを見た時、坂井さんでもエゴがあるんだなぁと感じたのを覚えています。とても素敵なメッセージですよね🥰 

それではそんな想いが込められた『星のかがやきよ』の好きな詞をご紹介♪

自分の考えや解釈を押し付けるつもりはありませんし、違和感を覚える方もいらっしゃるでしょうが、「そんな考え方もあるんだな」程度に思っていただけたらと思います。各々の感じ方や曲と結びつくご自身の思い出を大切にしていただけたら幸いです✨

好きな詞

その1:そう思いがいっぱいいっぱい 同じ瞳をしていた

坂井さんはよく瞳や目について詞にすることがあるなと感じています。特に少年という言葉と合わせていますよね✨

「目は口ほどにものを言う」というように、言葉を交わすではなく、相手の目を見て、自分と同じく思いがいっぱいある人だと気が付くなんて素敵なストーリーですね!

口達者も素敵ですが、口先だけにならず、思いを瞳に宿して生きていきたいです🥰

その2:いつかこの町が 変わっていっても 君だけは変わらないでいて欲しい…

坂井さんがインタビューで仰っているように、変わることが普遍的ですが、純粋な気持ちは覚えていて欲しいというメッセージ性が顕著に表れている詞だなと感じます。

仲のいい人や特別な人と時を経てまた再開したときにも、相手が夢や思いが満ち溢れている瞳を持ち続けていたらとても嬉しいですね!

ストーリーの登場人物たちの視点もいいですが、曲を聴く人たちへの坂井さんからの素敵な応援メッセージとしても心が躍る詞ですよね。

現実的なのも悪くはないですが、小さい頃抱いていた気持ちを忘れずに過ごしていきたいです✨

終わりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

『星のかがやきよ』は坂井さんのインタビューを知ってからますます好きになった曲に一つですね。

僕らもコナン君のように、自分の人生の主人公として、幼いころ持っていた純粋な気持ちを変わらずに持ち続けていきたいですね🥰

坂井さん、これからもどうぞ、寄り添ってください。

(本文の歌詞は『星のかがやきよ』作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果からの引用)


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