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siroという会社をつくってみてから4年が経ちました

siroを設立したのは2015年の11月。フリーランスからの法人成りです。それから早いもので4年経過しました。自分の年齢は今41才。今後の10年の過ごし方を模索するためにも、振り返ってみようかと思います。

フリーランス時代の振り返りはこちらに書いておきました。

会社作った理由

当時フリーランスで展示の仕事やアプリ開発の仕事をバリバリやってました。自分一人でやるスタイルと、たまに大きな案件が来るとフリーランスの担い手を集めてチームを作って対応したり。後者の動きも大きな案件が来ることがでてきたし、なんとなく法人化を考えたりはしてました。

そんな中聞きつけたのは、法人化すると信頼がアップして仕事の性質が変わるという話。法人化するだけで信頼が上がって大きな仕事が来るなら試す価値あるなと思い、法人化に踏み切りました。

起業してみて

たしかに仕事が変わりました。タイミングも良かったのかも。今まで頼まれなかった仕事がきたし、仕事のつながりも増えました。売り上げもフリーランスよりも伸びました。それは、外注のギャラ分も売り上げに入っていくので当たり前なんですが、2年目くらいで案件数がフリーの時の3倍くらいまで伸びました。

ウェブ

siroという会社をどういう位置付けにするのか悩みつつも、2年ほど経過しスタッフも2名雇いました。その辺りで、仕事の性質をさらに上げたく、自分のこだわりとしても美しいWebを持ちたいと考えました。名刺や封筒、サイトなど、一式を揃えました。

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最高の仕上がりで、誇らしいです。評判も上々で、siroというブランドの価値は上がったのではないかと感じてます。実績紹介の内容も年々増え、見た目的にもなかなかいい感じになりました。

変化

売り上げも伸びて仕事の性質も良くなってきた感じするし、次の展開を考えねばと考え始めたんですが、なんかおかしい。少し振り返ると、ここ最近コンパクトな案件が減ってます。気軽に相談されてさくっと作って納品するようなサイズの案件が減ってる?

振り返ると、これはカッコいいWebを公開してから徐々に減ったのではないかと。そんなわけはない、価値のある会社に見えてるだろうと自慢したいくらいのWebなんだぞと。。

相談して分析

BASSDRUMにもコミットしてて、清水幹太さんと話す機会がありました。そこで、siroのことを語り、不安とかビジョンとか話してました。そこで得た知見だと、siroのポートフォリオがややキレイ目にまとまりすぎてることが問題あるかもしれないとの話がでました。え!そんな視点が?

「siroってなんか高そう」とか、「忙しそう」とか見えてしまったのかなと思ってます。実際どうなんでしょうか?

あと、幹太さんと話してて、松山のスキルとしてもアプリ開発とかサービスデザインとか、上流工程の思考作業とかがWebから感じられないとの話が。たしかに、ハードウェアとかに強い丁寧に作る人たちという見え方かもしれないです。。

みなさん、ここはきっぱりいいます。モノ作るの大好きなんです。UI作るの大好きなんです。クオリティ高くモチベーション高く取り組みますので、仕事の相談ください!予算に合わせて人材確保して最適なディレクションいたします!あ、大きめの仕事ももちろんウェルカムです!つまりなんでもこい!どうぞよろしくお願いします。

悩み

一方で、松山個人としては悩みがあります。ここまで、仕事でも自主制作でも変わりなく作品づくりというトーンでやってます。自分ごととして、クオリティや価値、コンセプトとの整合性など考えて油断なく取り組んでました。何を作るべきかを考えることをスタートとして、最終的な仕上がりのディテールまでこだわり抜くスタイルです。展示においては運用後のメンテナンスも含めて最後まで全部考えてます。仕事に対する愛情高く。

それが、自分が「エンジニア松山」と語りすぎたのか、実現する仕事に偏ってきています。いや、そもそも世の中には企画と制作を横断する仕事は少ないんでしょうか。最初から最後まで一貫してこだわり抜いたものづくりをしたいと思ってます。最初から中盤までの工程が抜けてしまってるのが悩みです。

やりたいこと

すごく素直に書いちゃいます。

1. 経営うまくいかせたい
従業員も4人いますし、周りにいるフリーランスの人たちもいますので、仕事はバンバン回したい。制作のみの仕事も含めてとにかく回したい。

2. 自分のスキルを生かしたい
自分のスキルのうち、無からなにかを作り出す部分、アイデアの部分、発明的な部分、そこを生かしたい。KAPPESとしてのMOMENTumみたいな事例もあり、今後も新しい価値を形にする筋肉は鍛え続けて世の中に貢献したい。

3. 世の中面白くしたい
ついでにビジョン語っておくと、世の中をもっと面白くしたい。テクノロジーで息が詰まりそうといった側面もあるけど、一方で可能性も広がってる。もっと世の中を面白くしたい。そこに貢献したい。加担したい。

まとめ

「仕事の性質を変えたいという自分個人のクリエイティブ欲求」と「会社の経営者としての不安」が入り混ざっててわかりにくいですが、、すげー素直に書いてみました。

siroは5期目に突入しております。これまで以上にテンション高く取り組んでいこうかと作戦考えているところです。どうぞ皆さん今後ともよろしくお願いします。

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