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切磋琢磨

昔、ジョン前田さんのやってたようなプログラムでビジュアル作るとか、そういう世界に魅了されたことがある。めちゃくちゃのめり込むほどやらなくて、すぐに画面の外に出てしまったのだけど、その世界の奥には興味がある。VJとか流行ってそういう人がさらに増えた感じあったのも懐かしい頃の話。

中村勇吾さんが、tha作ったとか聞いて、「そうか、切磋琢磨するチームを作って、そこで圧倒的なの作るんだな」と変に納得したのを覚えてる。そういうチームがたくさんできて、新しい波が来るのかと思った。(思ったほどは来なかったけど)

自分もそういう切磋琢磨するチームを持って、自分を磨くためにも戦い続けたいものだと思ったのだけど、なかなかそういう感じにはならないもので、バチバチの戦いとかは日頃はない。

何やってきたか

自分はというと、チームを作ってコラボ的な創作をすることを重ねてきたわけだけど、それは「仕事」でめちゃくちゃ役に立った。結局、クライアントワークで食べてるので、常にコラボしてるようなもんで。1人で全部作ると安くなるし、大きな仕事できないし。だから、チームで受けるし、クライアントともチームになりたいし。

とか何とかで、戦いとかではなくて、もっと平和的な「楽しいことやってる感」を味わいながらワクワク楽しいチームみたいなことのノウハウを積んでる。

自分で作らない

全部自分で作るみたいな若い頃のやり方から一変して、法人化した後なんかは、自分で作らないで作れるかみたいなトンチみたいなことをやってきた。企画に手を伸ばしていくこともやり始めたのもあり、作り手はアサインし、企画と采配の立場。

そうやって、「アサインが終わったら大体の仕事は済んだ」みたいなプロデューサー的な仕事の仕方の醍醐味とか味わって楽しいわけだけど、そうやってくると、また作りたくなるもんで。

企画によっては自分で作りたい

ややこしいのとか特に自分で作りたい。設計とか作り方の細かいところを人に伝えて頼むのはなんか面倒だし、作る人も嫌だと思うので、作り方が明確に見えてしまったものとかは、自分で作ることもある。時間がないとかそういう時も自分でやったりする(実際は忙しくて時間かかるんだけど)。

で、もっと上を見たい

企画する時に、「ここは滑らかな調光によってのみ仕上がるな」などディテールも考えてたりします。

「こういう装置作って実現したら面白そう。作ったことないけど多分作れそうだし。」などと考えながら企画するので、作り手の顔や使うパーツをイメージしてます。でも同時にそれを見たテクノロジー知らない人の気持ちも想像してます。企画の強さはテクノロジーの良さで決まるのではなくて、面白さが伝わるかとか、美しいかとか、なんかさまざまなポイントの積み重ねとバランスとで決まると思う。

ほかにもさまざまなプロセス全体を見渡して、調整調整でバランスを取っていくわけですが、ディテールでもパシッと決めたい。

そんなこんなを全部自分ごととして取り組むことによってのみ見えてくることがあると思ってて、ここについては似た景色を見てる人が少ない。いないかもしれない。

ここ目指す人いないかな

プログラム書けてデザインができる人とかの中に、自分でプランしてひと集めて采配するのも自分でしたい人とかいないかな。そういう人いたら、支援するくらいのつもりで何か提供するので仕事の仲間になって欲しい。刺激しあいたい。

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