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【弱毒注意】不労所得で生活してるけど、みんな不労所得のことわかってなさ杉

元仮面サラリーマンのgakuです。

12年サラリーマンをやってきましたが、2018年2月末で会社を辞めて、東京から地元札幌にUターンして、家と車を買って家族5人で毎日好きなことをやって暮らしています。

現在不労所得で生活している僕が、不労所得について語ってみる。

変な広告やアフィリエイターの影響ですっかりイメージの悪くなってしまった不労所得ですが、年金なども含めて本来誰もがお世話になるもの。

そんな不労所得に対して正しい認識を持ってもらいたいという意図で書いていますが、一方でいまだに不労所得を怪しいとか、なにか悪いことだと思ってる無知な労働美徳主義の人は、恥ずかしいからちゃんと勉強しようね、っていう裏テーマもあります。


まず不労所得への偏見を切り刻んでおこうか

※ ここ「弱毒」です。
 不労所得に特に偏見が無い方は飛ばしてしまってOKです。

「働かざる者食うべからず」がいまだに根強くて、働きもせずに楽して生活してると思ってる人がいまだに多い気がするけど、それがそもそも勘違い。

不労所得生活は確かにストレスフリーでめちゃくちゃ楽だけど、楽して不労所得を手に入れようなんてのは完全にお花畑的発想だから諦めれ。

不労所得で生活している僕からすると、そこら辺のサラリーマンがただぼーっと会社行って、飲みに行って、帰ってテレビ観て寝るだけ、休みの日は自分へのご褒美☆とか言って買い物や娯楽に費やす、みたいな生活している間に、会社の仕事の後も休みの日も睡眠時間削ってビジネスや投資に心血注いで、コツコツ資産積み上げてきたから今の生活があるんす。

そんで、自分の体ではなくて、自分が所有する何かが自分の体を使う以上に大勢の人の役に立ってるから、その対価として不労所得を受け取ってるに過ぎないんす。

家賃収入なら不動産業、アフィリエイターなら広告業、どれも立派な仕事です。仕事=肉体労働 だと思ってる脳筋を、無知な労働美徳主義者だとdisっております。

体を使って仕事をするか、労働以外の仕事をするか、ってだけの違いです。

サラリーマンは仕事できなくても、手を抜いてても固定給がもらえるけど、ビジネスの世界では人の役に立たないと1円にもならないんです。

収入の原理がまったく違う。

あなたに、時間を切り売りする以外で人の役に立つ覚悟がありますか?

やってみたらわかるよ、この性質の違う仕事を同時並行することが想像以上に過酷で、中途半端な覚悟じゃあっという間に退場するくらい大変だってことが。

だから一般人で不労所得生活者が少ないんだってことが。

それでも、不労所得の本質をわかって、それを得たい強い動機がある人だけが、寝食惜しんで日夜努力を重ねてるんです。

だから、会社の仕事しかしてないサラリーマンが、不労所得のために一生懸命仕事してる人に向かって「働くことの素晴らしさ」を説く、みたいなのはもはや頭悪い通り越してコントの域です。

アンチはこれまでの安い挑発に怒り狂ってここまで読んでないか。南無。
一生シコシコと報われない素晴らしい労働でがんばってください。
健康を祈る。

嫌いなんです、自ら学ぶことを放棄してたいした努力もしないくせに、人一倍働いてるの偏見に満ちてる頭悪いひと。


本題の前に、不労所得の定義

出だしからこれを間違ってる人が多いので、まずこれをすり合わせましょう。

Wikipediaからわかりやすい一文を引用。

その収入を得るために労働をする必要がないもの

そのまんまなんですが、よくある例として不動産の家賃収入、YouTuber、アフィリエイターなんかを一括りで不労所得だと思ってる人は間違って解釈してます。

マンション経営には、雑多な作業がくさるほどあります。
クレーム対応、家賃滞納督促、退去精算、リフォーム手配、清掃などなど。

●これらをすべて自分でやっている → 労働所得
●これらをすべて外部委託している → 不労所得

定義の通り、その収入を得るために労働をしていたらすべて労働所得です。
YouTuberやアフィリエイターがなぜ不労所得じゃないのかは、後から説明しますね。


不労所得の作り方

一番気になるテーマから。
方法は大きく分けて2つです。

1.不労所得になる資産を買う(お金をかける)
2.不労所得を作るために労働する(労力をかける)

1は定義のところでも話しましたが、賃貸用のマンションを買って雑多な管理業務を業者などに委託すれば不労所得。

既に売上がある店舗を買い上げてオーナーになり、経営を委託すればこれも不労所得。

つまり、自動的に稼ぐシステムを買うお金がある人はそれを買えば不労所得が作れます。

投資でも擬似的に不労所得を作ることができます。

が、投資と聞いて株とかFXとか全然不労所得にならないものを思い浮かべてしまったり、忙しくトレードに追われてしまっている方はちょっと勉強不足。

そもそも投資する金額が少額過ぎては生活にインパクトを与えるほどの不労所得を作ることはできません。

投資で高額なリターンを得ることができる人はそもそもこの記事読んでないです、多分w

よくわからないけどあなたがやるとしたら2じゃないでしょうか?
「不労所得なのに労働する」っていう文章が矛盾しているように見えますよね。


不労所得を作るための労働ってなに?

不労所得にならない労働のことを、掛け捨ての仕事
不労所得になる労働のことを、積立の仕事

と呼んでいます。ちなみに僕が勝手に作った造語です。

掛け捨ての仕事とは、サラリーマン、OL、契約社員、派遣社員・・・形態はなんでもいいですが、労働し続けないと収入がもらえない仕事を意味しています。

じゃあ積立の仕事はというと、YouTuberやアフィリエイター、ブロガー・・・ではないんです。

特定の職種が積立の仕事というわけじゃない、というのが気をつけたいところ。

YouTuberやアフィリエイター、ブロガーは積立の仕事になり得るというのが正しい表現になります。

ちなみにこれらはすべて、立派な広告業という仕事による広告収入です。

▶YouTuberの場合
※収入になるアクセスが集まっていて、広告を出していることが前提
・新しい動画を公開し続けないと再生回数が稼げない → 掛け捨ての仕事
・過去に投稿した動画が長期間コンスタントに再生される → 積立の仕事

▶アフィリエイター、ブロガーの場合
※YouTuberと同様の前提
・トレンドアフィリなど、アクセスが短期間の記事 → 掛け捨ての仕事
・過去に投稿した記事が長期間コンスタントに閲覧される → 積立の仕事

※これ以外にも積立になり得る仕事はありますが、一番メジャーで引き合いに出されやすい職種なので例として出しています。

長期間コンスタントにアクセスされる(広告が表示される)コンテンツが資産にあたり、これを作る労働が不労所得を作る労働ということです。

ただし、広告業という性質上、どうしても多くの人から注目されてある程度知名度がないと不労所得化するのは相当難しいですけどね。

人気のプロスポーツ選手や芸能人にスポンサーがついてCMに出る(という広告業)のはこういった理由からです。

マネしようと思ってできるものじゃないですが、プロのアーティストなんかもこれに似ていますね。

彼らは広告収入ではなく、印税収入という種類になりますが・・・

たとえばマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」という有名な楽曲がありますが、1994年にリリースされて25年以上経つ今でも、クリスマスシーズンになるとあちこちで耳にするし、カラオケで歌われていて、当然これには印税収入が発生してます。

これも、長期間コンスタントにリピートされる資産型コンテンツですね。

一部の(ちゃんとした)ネットワークビジネスも、獲得した販売網が資産にあたり、これを作ることに労働が発生するので、積立の仕事です。

仕組みがハリボテ、または扱ってる商品が粗悪で短命な会社や、こういうことがまったくわかってない脳筋体育会系の参入者が多いので、いかんせんイメージが悪い。

ちゃんとした会社も一括りにされて誤解されやすく、「ちゃんとしたもの」を見抜くのがなかなか難しいという難点はありますが、本質は資産を買うお金を持っていない、広告収入を得られるほど有名でもない一般人が、0から不労所得を作れる数少ない積立の仕事です。


不労所得はリスクマネジメントの一環だよ?

遊んで暮らしたいとか、誰からも命令されず自由に人生を謳歌したいとか、そんなこと以前に、まず収入源が一本しかないことがたまらなく不安だ、という考えの人は普通に先見の明がある人だと思います。

まして「その一本しかない収入源が給料だけ」なんて状況であれば、ちょっと体調崩したり入院するだけですぐ収入(程度によっては生活そのもの)が圧迫されますからね。

そんな状態で30年ローンの家を買うとか、もはや正気の沙汰じゃない。
それって30年間自分が健康で、会社の業績も横ばい以上であることが担保ですからね。

この変化の激しい世の中で、30年間どちらも健全な状態を保てると思いますか?

そういうことわかってなくて、「今の給料なら月々このくらいは払える!」みたいな短絡思考で身の丈に合わない買い物してたら、ちょっと何かあっただけで即詰みますよ。

仮に不労所得で家賃やローンが払えてる状態であれば、最悪でも住む場所は確保されるんですから、これって凄いことだと思いません?

(団信保険でリスクマネジメントしとるわ!とかいう捨て身の反論は受け付けませんよ。それを脳筋だって言うんです。)
会社の仕事でも当たり前のように危機管理ってしますよね。

営業職なら今月のノルマを下回らないように、多めに商談をこなしておくとか、現場管理職なら誰がいつ休んでも支障が出ないように予備人員を確保しておくとか。

不労所得を得るということは、これと同じです。

万が一、今ある収入が絶たれてしまった時に、最悪の事態を回避するためのリスクマネジメントの一環です。

もし明日、急に会社が倒産しても、いきなり貯金切り崩し生活カウントダウンスタート!みたいな最悪のシナリオを回避させてくれますから。

もし今現在、労働収入一本であることに何の不安も持たず、「かいしゃのしごとがんばってればいつかむくわれる!」というのは残念ながら思い違いです。


不労所得を細分化してみる

「不労所得」と一口に言ってもその幅はピンキリで、どのくらいの程度を求めるかによってやることも全く変わってきます。

ざっくり分けて4つの性質の不労所得があるので、まずはこの違いを理解しておきましょう。

ちなみにネーミングは僕が勝手に付けたものです。

▶単発不労所得
 →言葉の通り、定期収入ではないもの。
 →株式や仮想通貨などの資産売却益や、短期アフィリエイト報酬、
  積立型投資など

▶継続小型不労所得
 → 毎月継続的な収入になるが、月数千円〜数万円程度のもの。
 → 駐車場1台、マンション1室などの小型不動産 など

▶疑似不労所得

 → 不労所得ではあるものの、時間経過と共に収入が減っていくもの。
 → 書籍や音楽など、著作物の売上に応じた印税や、
  中期アフィリエイト報酬 など

▶継続大型不労所得

 → 毎月継続的な収入になる上、それだけで生活が成り立つ程度のもの。
 →1棟クラスの中〜大型不動産、所有しているビジネスの利益など

検索結果で僕のブログ記事の近くに表示されているページは、「不労所得で生活する」ことを目的としているにも関わらず、仮想通貨などの「単発不労所得」も一纏めにしています。

これが大きな誤解で、単発不労所得では仕事を辞めて不労所得生活なんてまずできません。

この記事で理由も詳しく説明しています。

そして、それぞれの例を見ていただくとわかる通り、下に行くにつれて難易度や労力が上がります。

たとえば僕の場合はこんな感じです。(2018年現在)

▶単発  :仮想通貨、海外積立投資
▶継続小型:海外ファンド投資
▶疑似  :電子書籍などの著作物
▶継続中型:不動産、所有しているビジネスの利益

僕の場合は継続小型と継続中型を合算して、不労所得のみで生活しています。

単発は分散投資したことで結果的に保有しているもの、疑似は趣味の延長なので、これらは生活費にはカウントしていません。

僕が目指しているのは「継続大型を複数種類持ってガチ安定」なので、2018年現在「継続小型・中型」に分類されるものを大型にすべく動いている感じです。

具体的には、ビジネスをより大きく育てて大型化を目指しつつ、単発の利益とビジネスの利益の一部を継続小型に振り分けてこちらも大型化していく、という方針です。


【要注意】不労所得と投資(資産運用)のギャップ

僕の友人知人、相談を受ける方に非常に多いのが、求めているものとやっていることのギャップに気付いていないということです。

同じように考えている方が多い気がするので、ちょっと警鐘を鳴らす意味も込めて。

たとえば先ほどの分類で言うと、「少額から始められる投資(資産運用)で継続大型不労所得を作りたい」といった感じのニーズなんですが、これはちょっと厳しいです。

何が厳しいかと言えば、「投資(資産運用)で生活を賄えるほどの利益を上げること」尚且「継続的に利益を上げること」両方です。

理由は簡単で、得たい不労所得と投資額が全く釣り合っていない上、そんな好条件の案件にすぐ巡り会える前提で考えているから。

ちょっとここを掘り下げましょう。


投資で継続不労所得を得る2つの絶対条件

何がどう厳しいのか?を具体的に話していきますね。

投資で(小型、大型問わず)継続不労所得を得るためには、最低でも2つの絶対条件があります。

1.寿命が長く、高利回りの案件に投資すること
2.得たい利益に見合う資金を用意すること

まず1についてもう少し分解しましょう。

そもそも投資対象が永続的に利益が出るかというと、ほとんどの場合そうではありません。

もしその案件が終了してしまったら収入は0になるので、そこで得た収入で生活を賄おうとするなら、これは不安で仕方ありません。

そんなわけで、「寿命が長く」という文言を入れています。

以下の記事で実際に僕が投資してきたものを公開して、寿命の長い案件がどのくらい希少なのかを詳しく書いているので、気になる方はどうぞ。

そして「高利回り」。
これは単純な理由で、利回りが高いほど投じる資金が少なくて済むからです。

一般的には年利10%を超えると高利回りと言われているようですが、実際に何年もの間継続して純利益で10%を超えるのは結構大変なことなんです。

利回りって何?という方はこちらをどうぞ。

これらを踏まえて2つ目、「得たい利益に見合う資金」を準備する必要があります。じゃあ一体どのくらいの資金が必要なのか、得たい利益から逆算してみましょう。

年利10%では計算しづらいので、年利12%(=月利1%)で簡単な計算をしてみます。

●年利12%の案件があるとして(投じる資金✕1%=不労所得月収)
 月1万円の継続不労所得が欲しい場合 →120万円必要
 月5万円の継続不労所得が欲しい場合 →600万円必要
 月10万円の継続不労所得が欲しい場合→1200万円必要
 月30万円の継続不労所得が欲しい場合→3600万円必要

こんな感じになります。

「月30万円あれば不労所得だけで生活できるから、投資で月30万円を目指そう!」という方は、安定した高利回りの案件であっても3600万円が必要、ということです。

では次に、月にどのくらいのペースで貯めれば目標金額に届くのかを計算してみます。

文章だとわかりにくいので表にまとめてみました。

なんというか、エグいですよね。
グロいと言ってもいいかもなレベル。

「少額から始められる投資(資産運用)で継続大型不労所得を作りたい」というのがどのくらい無理ゲーなのかがよくわかるかと思います。

「少額投資から始めて、今では不労所得で生活しています!」という人が見当たらないのは、この絶対条件の片方、または両方が満たせていないからです。

これらの試算から話をまとめると「少額投資で不労所得生活は厳しいけど、月数万円収入を増やすくらいなら時間をかければ可能だよ」となります。

なので、「仕事を辞めたいまで言わないけど、給料の他で月収を増やしたい」というニーズであれば(少額だと時間はかなりかかるけど)寿命の長い高利回りの投資先があれば投資でも十分可能です。

人によっては夢を壊すような話で申し訳ない気もしますが、この辺りのことがわからずに闇雲に投資しても目指す結果は得られないので、十分注意してくださいね。

ちなみに、(僕の体感ですが)年利30%を超えるような案件の情報も入ってきますが、こういった案件はかなりの確率で案件自体が吹っ飛んでいるという現実があるので、不自然な高利回りはそれなりのリスクが伴うことも理解しておきましょう。

もう一方で、不労所得生活をするなら欠かせないものとして「オーナー感覚」「配当への理解」があります。
次項ではここを掘り下げます。


オーナー感覚と従業員感覚

オーナー業で大事なことは、「オーナー感覚を持ち合わせているか」ということです。

世の中の多くの人は、会社に勤めていたり、店長であってもオーナーではない人がほとんどです。

ひとつのお店に例えてみましょう。

たとえばこんなシーン、接客業をやったことがある人であれば誰もが一度は経験があると思います。

「閉店間際に団体のお客様が来店した」

ありますねー。あるある。
店員とオーナーの違いは何か?と言えば、そこで働く店員であればこのシチュエーションだとテンション下がりがちです。

僕もバイト時代、うんざりした記憶があります。
「あーあ、この後予定あるのに帰る時間遅れるよ・・・」と。

じゃあオーナーはどうかというと、閉店間際の団体客は大歓迎で、心から喜んで対応します。

この違いはどこから来るかというと、考え方の違いから来ます。
店員という立場の人はこんなことを望んでいます。

なるべくやることが少なくて、
お客さんがあまり来なくて、
お店を開けている時間(=自分の労働時間)が短い
(何故ならその方が楽だと考えるから)

一方、同じ状況でもオーナーはまったく逆のことを考えています。

オーナーは(売上が向上するために)すべきことが多く、
お客さんが一人でも多く来店し、
お店を開けている時間が長い
(その方が売上が伸びると考えるから)

こういうことを希望しています。

オーナーはたとえ1時間しかなくてもお店を開けるのです。
店員は自分の時間を会社に売って時給という形で収入を得ているので、商品が売れても売れてなくても自分の給料にはあまり関係ありません。

(正社員も遅刻や早退は時給分引かれるので、正社員も結局時給ですけど)

一方オーナーは、売上がダイレクトにお店の存続や自分の収入に影響するため、感覚がまったく違うのです。

つまり、オーナーは店員と違い、「時給ではなく配当的な性質の収入を得ること」を目的としています。


配当という概念

知識の無い人はこの「配当」という概念を知りません。

ちょっとまたイメージしてみてください。

例えば、あなたはこの配当という概念を理解していて、「車の流通に対する配当を一緒に得ようよ」と誰かに話を持ちかけたとします。

この時、相手はこう答えました

「知り合いが車にひかれたから車はキライ」
「車は高いからいらない」
「車に乗ってないから自分には関係ない」

これはトンチンカンというか、そもそも会話が成り立っていません。

「車の流通に対する配当を得ようよ」の答えが「車はいらないし、キライ」と答えて聞こうともしないわけですから、提案したあなたは混乱すると思います。

どこからツッコめばいいのかわからない、という状態。
これは客観的に考えた場合、とてもナンセンスなわけです。

これと全く同じ話をさっきの車の配当のような感覚で聞く人が非常に多いのです。面白いんですが、なぜか多いのです。

配当を受け取るにあたって考えるべきことは、

●流行に左右されないか(売れなくなると配当が途切れる)
●長く売れ続けるものか(上に同じ)
●コンスタントにリピートされるか(配当を受け取るペースに影響する)


ということが重要なのであって、

●それが好きか嫌いか(どっちでもいい)
●扱うものに興味があるか無いか(あった方がいいけどどっちでもいい)
●カッコいいかどうか(どっちでもいい)

こういった基準で判断してしまうのは、ナンセンスとしか言いようがないのです。

この感覚、わかるでしょうか?

たとえば「女性下着」という商品は人類の半分がお客さん、おそらくまだ数十年使用され、そこそこリピートする。
たとえば「赤ちゃんのオムツ」は人口減少してるとはいえ、赤ちゃんは常にいるし激しくリピートされる。人口が減る分は年配用のオムツで補えそう。

だからビジネスや配当として考えると非常に優れているんですが、ナンセンスな人はこれがわからないので、「下着?オムツ?イヤだよだせぇwwおれブラしねーし、興味があるのは下着のな☆か☆み」みたいなオツム悪そうな感じになるのです。(うまいこと言った)

たとえ自分が使っていなかったり興味がなかったとしても、世の中で流通しているものに対してはその権利や配当というものが存在します。

自分も含めて周りにいる人みんなが消費者という人間関係だと、この権利や配当の存在すら知らずにひたすら権利者に雇われて、その権利や配当の中から支払われているのが自分の給料だ、ということがいつまで経ってもわからないのです。

僕がこの「配当を得る」ことができる手段を話したとき、どうしても消費者の感覚や好き嫌いの感情論で聞いてしまう人が多いのは、普段会社や誰かに雇われているため配当という概念そのものがわからないのです。

興味の有無や見た目などの表面的な部分で物事を判断しているうちは、この「配当」の概念がわからないので、一生雇われ続ける事になります。


末永く豊かに暮らすための収入は配当以外にあり得ない

断言しますが、この地球上において、豊かに暮らすために必要な収入の質は配当(ロイヤリティ)という形態以外にありえません。

これがよくわかっていない人は、仮想通貨や株式の売買利益のような継続性の無いものまで不労所得と括っています。

間違いではないんですが、不労所得で生活を賄おうと望むのであれば、継続性の無いものでは不可能なので、全て除外しなければなりません。

収入の額の多さと自分が自由に動ける時間とのバランスを考えた時に、それが同時に得られるのは配当(ロイヤリティ)収入だけです。

ロイヤリティがわからない人は、これを聞いて「怪しい」という反応を示しますが、怪しんでいる人が払っている家賃だって、駐車料金だって、電気代だって、ガス代だって、スマホの使用料だって、これらすべてがロイヤリティに属するのに、です。

払っている側に居続ける限り、
それがロイヤリティだとはなかなか気付かないのです。

なので大事なことは、知らないものを知ろうとすることじゃないかと思います。

自分が知っていることの中に、毎日を豊かに暮らす要素があったなら、とっくにそうなっているはずです。

何かを発明しなくても、既にそういうものが世の中にあるのです。昔から。

雇われて働く人、誰かから物を買う消費者が世の中の大多数なので、月額固定や時給が一般的だと思われがちですが、実は無数にある収入の内、時間や期間で収入額が決まっているのはアルバイトやサラリーマンくらいのもので、他は全て変動収入なのです。

まずはこういうことがある、ということを知ったなら、それをもっと理解しよう、わかろうとするかどうかが、豊かになる人とそうでない人の最初の分かれ道だと思います。

わかろうとした人はわかるし、わかったからやるし、やったから自由になる。

実はそれだけのことなんですが、どこで躓いている人が一番多いかと言えば、圧倒的に最初の段階が多いのです。

怪しむだけ怪しんで、わかろうとすらしない、こういう人が大多数で、このグループの方々が不労所得で自由に生活できるようになる日は絶対に訪れません。

配当、ロイヤリティが答えなのに、その答えを疑って回避してるんですから。

何にせよ、最初から知っていることなんてたかが知れているということをわかって、知らないことを訝しがる前に知ろうとする気持ちが、新しい道を開く第一歩だと思います。


僕が不労所得生活を意識しはじめた頃の話

最後にひとつお伝えしておきたいことがあります。

それは、僕も今でこそ不労所得で生活していますが、スタート時点はとりわけ何かアドバンテージがあったわけではなかった、ということです。

最初から何千万もの資金を用意できていたわけではありませんし、そうかと言って、月に何十万も資金を貯められるほど高所得リーマンでもありませんでした。

ここまでに話したようなことを知るにつれて、「投資だけでアーリーリタイアするのはちょっと無理があるなー」と感じていました。

ここまではもしかしたら、あなたとそう大差無い状況か、僕よりもあなたの方がアドバンテージがあるもしれません。

それでも銀行に置いておいても無駄だからと、その都度分散投資をして資金を増やしてはこれましたが、とてもそれだけで生活できるような継続大型不労所得にはなりませんでした。

この頃になんとか収入を増やそう、不労所得を作ろうとジタバタした結果、まったく狙ってもいなかった想定外のスキルが身について、不労所得ではないけど会社員以外の収入源を作ることには成功していました。

僕の場合は結果的に、エグい資金を用意できなくても、不労所得化できるビジネスを育てたこと、それに加えて投資の運用益で今の生活に行き着くことができました。

ビジネスのスタートアップの頃の経験を体系化したのが「副業のはじめ方」、そして投資開始当初、株式投資で半年かけて100万円以上を溶かしたところから試行錯誤しながら学んだことを体系化したのが「投資の教科書」です。


随分遠回りした気がしますし、目標よりも倍近く時間はかかりましたが、今となってはどれも良い経験になりました。

結果的に今こうしてあなたに不労所得のことをお伝えできているわけですしね。

投資の場合は資金と案件がほぼ全てで、その時々で発生する案件も全く違うので、残念ながらほとんど再現性が無いんですよね。

今(2018年10月)から仮想通貨で億り人を目指すぞ!なんてのがいい例です。

仮想通貨が課税対象じゃなかった時と比べても、法整備が進んだ今では倍以上利益を出さなければ億り人は再現できなくなっていて、今も状況は刻々と変化しています。

一方で、ビジネスは再現性抜群なので、僕の経験を元に何人かのビジネスのスタートアップをサポートさせてもらっていて、これが非常にやり甲斐があって楽しくやれているので、結果オーライだと思っています。

ということで、不労所得を長年研究してきた僕なりの見解でした。
参考になれば幸いです。

ありがとうございます! サポートいただけると僕も更に多くの方をサポートできます!