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「秋の乗り放題パス」で行く!中国地方乗りつぶしの旅 ~1日目

2023年10月に「秋の乗り放題パス」を使って中国地方の路線を乗り回した旅の記録。

1日目は関西地方メインです。

2023年10月14日(土)12:45 京都駅

おはようございます…?

今回も順調に出遅れた。酒の誘惑には勝てなくてねぇ…
写真も大きく右に傾いていて、もうダメダメである。

若干頭がはっきりしない中、まずは京都駅ビルの京都拉麺小路で昼ご飯。

「祇園らぁ~めん京(みやこ)」の京らぁ~めん。カメラの影が映りこむ。

鶏白湯の「染み入る」感じを堪能する。酔い覚ましに良い。

今日の行程

今日は「秋の乗り放題パス」利用の1日目。この記事のタイトルとは裏腹に、攻略エリアは関西地区になる。

メインの攻略ではないので、正直、あまり具体的な行程は決めてない。とりあえず関西のJRで未制覇の路線を埋めることだけ決めている。

  • JR桜井線(奈良~高田)

  • JRおおさか東線(大阪~久宝寺)

  • JR片町線(木津~京橋)

今日の最終目的地は姫路。時間が余れば、向かう途中で阪急の未制覇路線も埋めておこうと思う。そこで以下の行程でJR路線を乗り継ぐことにした。

  • 京都=(東海道本線)⇒大阪

  • 大阪=(大阪環状線)⇒京橋

  • 京橋=(片町線)⇒木津

  • 木津=(奈良線)⇒奈良

  • 奈良=(桜井線、和歌山線)⇒王寺

  • 王寺=(関西本線)⇒久宝寺

  • 久宝寺=(おおさか東線)⇒大阪

こんな行程。ぐるっと一周回ってくる感じ。

特に所要時間の計算はしていない。
1周回って大阪に戻ってくるのは果たして何時になるやら。

今回の旅の相棒、秋の乗り放題パスを改札に通し、いよいよ出発…と思ったら

智頭急行のHOT7000系発見。
「これで…家に帰るんだよね?」(帰りません

この車両を用いた特急「スーパーはくと」は、途中で智頭急行を経由しながら京都と鳥取・倉吉を結ぶ。
そして、この車両が元ネタと思われるでんこ「苔縄やちよ」は、家から出たがらないという設定になっている。いやJRまで出張ってるやん
またいつか家(智頭急行)に行かないとね。

さて、改めて、大阪に向けて出発。

大阪駅

大阪駅に到着。ちいかわコラボの1日乗車券を買うため、阪急の大阪梅田に向かうべく、中央口から外に出る。すると、

む、鉄道の日記念のポップアップショップが。

正面の「エキマル ア・ラ・モード」で、鉄道の日記念のポップアップショップがオープンしていた。

JR西日本の鉄道むすめ「黒潮しらら」がお出迎え。かわいい。

奇しくも、今日10月14日が黒潮しららの誕生日らしい。これも何かの縁だな、ということで、しららのグッズをはじめ、いくつかの商品を物色して購入。ちなみに「シンカンセンスゴイカタイアイス」もあったけど、さすがにどこで食べたらいいか分からないので断念w

思わぬ収穫を得たが、何を買うか微妙に悩み、若干のタイムロス。改めて阪急の大阪梅田駅に行き、1日乗車券だけゲットしてJR大阪駅にとんぼ返り。

京橋駅、のつもりが天王寺

大阪駅からは大阪環状線に乗車。「やっぱ好きやねん」の発車メロディーに「あぁ、えぇなぁ…」としみじみしつつ、片町線との乗り継ぎ駅である京橋駅に向かう。

と、大阪環状線には最新型の車両323系が走っており、それが元ネタのでんこ「天王寺たまき」がいる。せっかくだから天王寺でツーショット写真を撮るか、ということで、ちょっと寄り道をすることに。

「里帰りに寄ってくれたん?めっちゃ嬉しい~」

しかし、この撮影、意外と難儀した。
というのも、大阪環状線には途中駅から関空や和歌山、奈良などに向かう快速列車が入ってくるのだ。東京で例えるなら、山手線に湘南新宿ラインや上野東京ライン、常磐線の列車が走ってるようなイメージか。そして323系は純粋に大阪環状線を回る列車にのみあてがわれているので、大阪環状線の本数からは意外なくらいレアな車両だったりする。
実際、天王寺に到着してから列車を2本見送ってようやく会えた。これまた地味にタイムロス。

ツーショット撮影のミッションをクリアしたところで、慌てて京橋に戻り、片町線に乗り換える。

片町線(学研都市線)

片町線は「学研都市線」という愛称がつけられている。おそらくは「けいはんな学研都市」の地域を通ることが由来だろう。

最初は大阪市街のフラットな土地を東に向けて走るが、生駒山地を避けるように突如北に90度ターンし、緩やかな坂を上りつつ京都府境へ向かっていく。山地を迂回するように弧を描いて京都府に入ったところで、この列車の終点である同志社前駅に到着。

同志社大学の前なんだな、ということはさすがに分かるw

後ろから来る、木津行きの列車を待つ。

いつの間にか単線になっていた。対面にホームはあるが未使用。
大阪方面。対面のホームから伸びた線路がちょん切れている。
ふと遠くに目をやると、列車が走っていった。

なんだろなー、と思って調べたら、近鉄京都線の観光特急「あをによし」じゃないですか。阪急のマルーン色に見えて油断してた。

木津行きの列車が到着。

さて、気を改めて木津に向けて出発。先ほど見た近鉄京都線と並走するように南下し、途中でJRだけ東側に分かれ、片町線の終点の木津駅に到着。

周囲は暗くなり始めている。まずいな…

時刻は午後5時半を回った。暗くなり始めていることを考慮すると、当初予定していた、JRと阪急の両方の乗りつぶしは難しそう。大和路快速に乗っていけば大阪方面まで行けるが、ひとまず奈良で降りて、JR路線の乗りつぶしだけ行うことに決めた。

桜井線(万葉まほろば線)

奈良駅。寺院を思わせる立派な造り。
「万葉まほろば線」で王寺を目指す。

桜井線、通称「万葉まほろば線」の界隈は、2017年の駅メモのイベント「駅メモ!で巡る記紀・万葉」でも攻略対象スポットになっていた。

自分はレンタサイクルを乗り回して攻略を行ったので、万葉まほろば線に乗るのは実は初めてだったりする。そのため、何両の列車が来るのか、混み具合はどんなもんか、とかいう情報は全然分からなかった。

やって来たのは新しめの車両。2両編成。

そして車内はロングシートの席が埋まるくらいの混雑。
「万葉まほろば線」という名称に騙されたか、ボックス席があるローカル線みたいなもんだと思って高をくくっていた自分。夕飯時だし、駅弁を購入してちょいちょい食べながら行こう、などという甘い計画は完膚なきまでに粉砕された。

奈良を出発すると、初見では読めない駅名が続く。

奈良-京終きょうばて帯解おびとけ櫟本いちのもと-天理-長柄ながら-柳本-巻向まきむく-三輪-桜井-香久山かぐやま畝傍うねび-金橋-高田

字が難しくて読めないもの(畝傍)、字は簡単でも並ばれると読みづらいもの(京終)、簡単な読みに見せかけて引っ掛けるもの(長柄)、と、バリエーションも妙に豊か。こういうところにも奈良の歴史を感じざるを得ない。読めないからって安易に「ひらがな」になんかしないんだよ、という強い意志を感じる(?

日中であれば、大神おおみわ神社(これも読みづらい)の大鳥居とか、各地に点在する古墳とか、短歌にも詠われた天香久山など、様々な風景を見て「やまとは 国のまほろば」を実感できたところなのだが、外は真っ暗な上に雨が降り出す始末。ここまでの諸々のタイムロスが響いた結果だなぁ、などと思いながら、高田駅で桜井線制覇。さらに和歌山線に直通し、この列車の終点の王寺駅に到着。

列車を下り、改めて車両を眺めていて、はたと気づく。

この車両…駅メモで見たことある!

「…気づいた?」

227系1000番台が元ネタのでんこ「千旦あずさ」だ。
千旦せんだ駅は和歌山線の駅なのでうっかりしていたが、この車両、和歌山線だけでなく、先ほど乗ってきた桜井線や紀勢線の一部でも使われているそうだ。
いずれこの車両で和歌山線も乗車したいところ。

おおさか東線で「うめきたエリア」へ

快速の待ち合わせ中の大和路線各駅停車。懐かしい雰囲気の車両…!

王寺駅からは大和路快速で久宝寺駅に向かい、そこからおおさか東線で大阪駅に向かう。

おおさか東線は比較的新しい路線だ。南側の久宝寺~放出はなてんは2008年、放出~新大阪が2019年に開業している。さらに、2023年3月からは、大阪駅に新しくできた地下ホームまで乗り入れが行われている。

3月にできたばかりの、まだ真新しい地下ホーム。

この大阪駅地下ホーム「うめきたエリア」がめちゃめちゃ先進的、ということで話題になった。

発車案内は他と同じLEDだが、外装がおしゃれ。
エスカレーターは進行方向に向かって青い光が動く。サイバー!
特急によって開く位置が変わる、最新式のホームドア。
この案内表示、矢印が動く(動画で撮っとけばよかった
24番線の案内表示が…
23番線の表示に切り替わる!(これも動画で撮っておけば。。。
壁にはプロジェクションマッピングのようなものが。魚が泳いでいる。
前に立って移動すると泡が立つ。まさかのインタラクティブ!
極めつけは、顔パス対応のやたらサイバーな改札口!

いや、駅のホームだけでこんなに堪能したのは初めてかもしれん。男の子はサイバーに弱い。

姫路へ

うめきたの地下ホームで遊んでたら21時近くになってしまった。今から阪急乗りつぶし、は難しいので、東海道本線でまっすぐ姫路へ向かう。

とは言え、まさか姫路まで新快速で1時間もかかるとは正直予想外だった。兵庫県横断と考えれば至極まっとうな所要時間ではあるのだが。

着いた頃には22時近く。

こんな時間じゃさすがに駅そばもやってない…

やってた。

姫路駅名物の「えきそば」だ。
一般的な「駅そば」ではなく、和風だしにかん水入りの中華麺を合わせたもの。昔ながらの素朴な味わいが良い。

姫路駅の下りホームにある店舗は、なんと24時までやっているらしい。飲んで帰ってきた後にこれを食べたらどんなに「染み入る」ことか…

外は雨。さて、ホテルに向かいますか。(前のお姉さんは関係ありません
ホテルで夜食。奈良で買った柿の葉寿司と、播州の日本酒と。

さっきえきそば食べたばかりなのは気にしてはいけない。

おつかれさまでした。

本日の成果

  • アクセス駅数: 408

  • 獲得新駅: 17

  • 通算アクセス駅: 5,357

  • 移動距離(駅メモ!基準): 760km

次回予告

乗りつぶしの旅2日目。いよいよ中国地方に足を踏み入れます。


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