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眼振まとめ

●眼振「病的にずれた眼位を元に戻そうとする眼の動き」のこと
●「だらーっ」と1方向へ眼球が動き(緩徐相:病的な眼球の動き)、その後「きゅっ」と素早く逆方向に眼球が動く(急速相:生理的に眼位を正中に戻そうとする動き)からなる。

●中枢性めまいでしか出現しない眼振
①注視誘発性眼振
②純粋な垂直性眼振
(下向きは小脳障害、上向きは脳幹障害)
③純粋な回旋性眼振(
延髄障害で生じる場合がある。特異度高いが感度低い)
その他、中枢性めまい疑う眼振
④座位の状態で垂直性、または回旋性の自発眼振
⑤患側に向かう水平性の眼振
⇒末梢前庭障害では健側に向かう水平性眼振

●前庭神経炎では注視時に眼振は減弱する。

Alexander law:眼振の急速方向を注視すると眼振が強くなり、緩徐相を注視すると眼振が減弱する法則。

●中枢病変の眼振の診察は中枢性では注視抑制がかからないため、Frenzel眼鏡を装着せずに実施します。


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