見出し画像

愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。第三十五話。

一日一話、愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。今日は第三十五話「幼なじみがは共有したい」です。

過去に思いを馳せるゆきや。
小学校の頃はゆきやがリードしていた関係も、いつの間にか人気者のみくと陰キャなゆきやという対照的なものになっていました。
そんな二人を繋いでいたのは「愛してるゲーム」。何をしても「ゲーム」と言い張ることで関係を保ってきていました。

(こうやって茶化さずに、二人の時間を過ごしたりとか…思えばもう何年も…)
擬似恋人となることで、お互いに少しずつ素直な好意を向け合えるようになってきた…かな?

そこにみくから提案が。
「プリクラ撮らん!?一緒に撮った事ないよね!?」
ここのみくめっちゃキラキラしていてデート満喫してる感あって可愛い!!
「好きな人といる人」って輝いて見えるよね。というのが見事に表現されてて非常に良い!

一方プリクラコーナーの圧にたじろぐゆきや。
そんな様子をいち早く察したみくは、
「なんだ〜?怖気づいたのか〜?」
「ゆきやこういうの苦手だもんな〜」
と煽りながらも、
「…あ!!イカちゃんだー!」
とさりげなくクレーンゲームコーナーに移動します。
この辺のみくの気遣い素敵。多分みく的にも無理してなくて、「ゆきやが楽しいと私も楽しい」の境地なのだろうなって思う。

気持ちを入れ直してみくの後を追うゆきや。
「うわめっちゃかわいー!!」
とテンションの上がるみくの姿を見て、「…やるか。」とクレーンゲームに挑戦!
そして見事にイカちゃんの「おっきいぬいぐるみ」をゲット!!カッコいいぞゆきや!!

ここで
「え〜〜??いけるか〜?でかいぞこれー。」
「えぇ〜〜!!ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!」
と実況し始めるみく、めっちゃ楽しそうで好き。

そして「ほらよ。」とおっきいぬいぐるみを顔に押し付けられ数瞬固まるみく。
「ありがと〜!!うれし〜!!死ぬ〜!!」
と大はしゃぎ。
もちろんゆきやが自分のためにぬいぐるみを取ってくれた喜びもあるでしょうが、みくにとってそれ以上に価値のあるものだったはず。
それは「みくにとっての理想のデート」が実現した瞬間でもあったからです。(1巻5話14ページ参照)

カシャカシャと写真を撮りながら「だって記念じゃんっ!」と語る姿に、「プリクラ撮らん!?」と言った姿が浮かぶゆきや。
(さっきもみくはきっと、俺との思い出を記念に残そうとしてくれてたんだ…)
(なのに…俺は…)
と感じます。そして、

カシャ

いきなり二人での自撮りをするゆきや。みくが驚いていると、ゆきやから
「…こ…これ…インスタンに上げても…いいか…?」
とのセリフが!
意図を察したみくも、
「う…うんっ、うんっ!」
と照れと嬉しさが混じった様子でこくこく。

早速インスタンをチェックするとそこにはバッチリ可愛いみくと目が残念なゆきやの姿が。
ここの「目が…目があああ!!」は完全にあれですね(笑)

「じ…自撮り慣れてないから…」と言うゆきやに、みくはツボに入ったよう。
「こんな不意打ちでも可愛い私マジ強すぎる〜」は本当にそうなんだけど、みくが自分のことを「可愛い」って表現するたびに、なんだか温かい気持ちにさせられますね。

二人のアルバムとして作ったインスタンのアカウント。みくはそれを見ながら、
「なんかこういうのいいよね…思い出を共有する感じ。」と言い、ぬいぐるみをギュウ…ッと抱えて

「…これからもさ、二人の思い出、たくさん作ろうね。」

ここの引きの絵と、ぬいぐるみから覗かせるみくの目、そして、
(それは…この3日間の話か…?それとも…)
に対するみくの表情!!
こういう表情に語らせるの上手いなぁと常々思う。

(俺も…みくとの思い出を、もっと沢山作りたい。)

二人のお揃いのアイテムを探しながら「思い出のアルバム」を増やすゆきや。でも中学生時代の思い出が重なって。

そしてゆきやが選んだ「おそろいの物」は…猫耳ルームウェア!
めちゃ大きく出たな(笑)
「はしゃぎ過ぎじゃない!?」とみくも驚きますが、ゆきやは「こんくらいインパクトあった方がいいんだよ。」とあの時と同じセリフ。

そんなゆきやの思いに触れ、みくも「…ん…いいよっ。」と同意。レジには一人で行かせようとするあたりかなり恥ずかしさは残ってそう(笑)

とはいうものの「おそろいゲット〜♪」とご機嫌なみくは、「ゆきやのやりたい事、まだ聞いてないんだけど。」と切り込みます。

少し迷った後、覚悟を決めたゆきや。

「ここじゃ…できない事なんだけど…」

「?じゃあどこ?」

「家…かな…」

みくの目ドアップどーん!で次話!

引き続きみくとゆきやのデートが描かれた今話。
終始楽しそうなみくのキラキラの表情が多くて非常に良い!
そして私が大好きなエピソード「みくの理想のデート」の伏線回収となるクレーンゲームに自撮り、「二人の思い出、たくさん作ろうね。」のみくの表情とたまらん描写がいっぱいあって大好きです!
そして最後の最後、猫耳ルームウェアからの「家…かな…」と2連続でぶっ込んだゆきや!
いいぞ!グイグイ行ったれ!!という気持ちがしてしまう(笑)

次号みくの返答は!?

この記事が参加している募集

マンガ感想文

連休に読みたいマンガ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?