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引っ越して2年が経った

生まれ育った土地を離れての転居と転職から2年が経った。人生の記録として書き残しておこうと思いつつなんか2年も経っていたのできょう書くことにする。

長い年月それなりに勤めて資格を取ったりしながらも年々もうダメ度が上昇して辞め時を探していた職場でちょっとした事件(ポリス沙汰になりました)が起き、そこで本格的に心身がブチ壊れたので辞めた。
「精神科のお世話になった」という実績づくりのためにとりあえず病院に行ったら初診でお医者にアンタ鬱病ギリギリ一歩手前だよ明日から会社行かなくていいよ的な事を言われて強めの診断書を出してくれたのでスムーズに退職できて助かった。みんなも不調なときは医者にかかろうね。職場が君の敵でも医者は病人の味方だ。

今回のことがあってもなくてもいずれ辞めて引っ越すつもりだったので予定を早めて引っ越すことにした。別に故郷に愛着があって暮らしてたわけではなく、若いうちに脱出する機会がないまま歳を重ねてしまっただけなので中年になってから田舎を出るというレア体験をすることになった。
移住先選定の最大条件は「道内で、クルマを所持しなくても暮らせる土地」であり北海道の首都こと札幌市一択。クルマ持ちたくないのに一人一台の自家用車がないと何もできない土地での生活がずっとストレスだった。公共交通機関がまともに機能してる都市、サイコー!
築浅で駅に近くて日当たりが良いのに家賃が激安で空き部屋はあるけど入居者を積極的に募集してるわけでもないという変な物件を借りた。今のところこれといったトラブルもなく快適に暮らせている。

いい歳してろくなキャリアも資格も学歴も無いので転職活動はまあまあ難航。今すぐ積み上げられないものばかりなのでどうしようもない。でもここには田舎とまっったく比べ物にならないくらい選択肢やチャンスが大量にあるので暗礁に乗り上げる前にどうにか今の職場に落ち着くことができた。銀行の残高が3桁だった日々もあるので本当にギリギリだった。
なんと今の職場には大声で怒鳴ったり暴力をふるったり性的なもの含む嫌がらせをしてきたりする人がいない…マジで皆無…すごい…仕事だけに集中できる…

ギリギリのタイミングといえば転職からほんの数ヶ月後に例のコで始まってナで終わる感染症が世界中で爆発して今なお猛威を奮っていて、その直前に生活を安定させることができたのは非常に運が良かったと心から思う。仮にすべての行動のタイミングがあと半年ズレてたらあの閉塞的なクソクソファッキン田舎から脱出することすら叶わず実家に引き篭もって親の年金を食い潰しながら鬱々と過ごしていたと思う。というか2年後のいま生きてすらいなかった可能性があるな、ワハハ。
かと言ってブラック職場をサクッと辞められるきっかけになった事件に感謝する気はゼロですが…そんなもん結果論だし…めちゃくちゃ心身壊したし…何より実際に行動を起こしたのはこの俺様自身だーーッ!!

2年前とは何もかもが違う生活を送っているけど、不満らしい不満はこの土地には海がないことと実家の猫たちに気軽に会えないことくらいで、環境を変えて快適な人生を手に入れるのって歳を取ってからでも意思と行動で割とどうにかなるもんだなあとしみじみ思う日々だよ。
(普通はこのあたりに結婚報告とかが入るんだろうけど特にありません)
(おわりです)

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