負けたら坐れ

今週のトレード結果はプラマイゼロだった。週末までにコツコツ積み上げた利益を金曜日のヘマで全部溶かした。

久々に気が滅入って、真夜中にプチ鬱状態になった。

そして坐禅をした。

鬱が治り、気が晴れた。

先月にマーケットの魔術師〜大損失編〜をaudibleで聴いたんだけど、偉業を成し遂げたトレーダーのうち数人は、精神を安定させるために宗教的な瞑想を日常的に行っていたようだ。

それも、最初から瞑想をしていたわけではなくて、大損失を経験し、精神の危機を経験した後で瞑想に行き着いたらしい。

宗教的な瞑想を行っていたトレーダーのうちのある人は、最初はトレードによる興奮が何にも代えがたい生き甲斐となっていたが、最終的にはトレードによる興奮がほとんど無くなり、トレードよりも大事なこと(家族との時間)に目が向くようになったと言っていた。

俺は日常的に坐禅をする人なんだが、トレードで負けて落ち込んだときに坐禅をしたことで、より坐ることの重要性がわかった気がする。

今までは、負けたらトレードの内容を理詰めで振り返って反省していたんだが、それよりもただ坐ることのほうが効果的かもしれない。

理詰めで考えても、相場はどこまでも理解不可能な存在だから、反省したり振り返ったりしても真に納得のいく答えは見つからないと思う。

真に納得のいく答えが見つからないから、シコリみたいなものが心に残る。いくら理詰めで考えても、ザワザワした感覚は消えない。このザワザワからどんどんネガティブな連想が生まれるのだ。

このまま一生雑魚トレーダーのままだったらどうしようとか。そういったこと。

こういうザワザワした感覚って坐らないと消えない。

トレードでいちばん大切なのはやはり精神の圧倒的な安定性だと思うんで、理詰めで考えることを放棄して坐ったほうがおトク。

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